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4年間の集大成を見せる


東京六大学野球 2017〜秋〜  (32)東大戦事前インタビューB 柴田投手、水島選手、宇佐美舜選手   

 覇権奪回へ、秋に強い明治を見せつける。12年ぶりの5位に沈んだ昨季から、夏場を乗り越えチームも個々も一回りに成長。春の課題であった得点力不足もオープン戦では兆しが見えてきた。目指すのは秋連覇と日本一。全員野球で勝利をつかむ。
 秋連覇へ最後のヤマ場を迎える。第6週の相手は東大。今季は復活を遂げたエース宮台と、ここまで7本塁打の強力打線を擁し3勝、さらには法大戦で15年ぶりに勝ち点を挙げ、勢いに乗っている。第5週に試合がなかった明大は首位の座を明け渡すなど戦況はやや苦しく、今カードは落とすと優勝から遠のく正念場。2季ぶりのリーグ優勝を目指す明大としては、2連敗中の嫌な空気を払拭(ふっしょく)し有終の美を飾りたいところだ(この取材は8月17日に行われたものです)。

柴田叡宙選手
――春のシーズンを振り返っていただいてもよろしいですか

ケガ明けでそのまま入って調子も万全ではない中で、早稲田戦で先発して、自分の中では良い投球ができたと思ったんですけど、その次のカードで打ち込まれてしまって。今までは打たれた時もある程度何が悪かったのか、自分で打たれた原因が分かるんですけど、今回は調子は悪くないはずなのにそれに反して打たれてしまったので。まだまだ通用しないなって、もっとレベルアップしないといけないなということを改めて感じたシーズンでした。

――4年生としてのプレッシャーも大きかったのでしょうか
自分と宮台で引っ張っていかないといけないということは、最上級生になった時から自覚はしていたんですけど、春は宮台も調子が悪くて下級生に頼ってしまって情けなかったです。

――シーズン中には気付けなかった不調の原因は
最初はタイミングを合わされすぎていたので、変化球の癖とかがばれているのかなと思ったんですけど、春が終わった後のオープン戦でも打たれてしまったので、単純に自分の実力が相手のレベルに達していなかったということだと思います。

――夏の合宿やオープン戦にはどのような意識で臨まれたのでしょうか
春に打ち込まれてから「このままでは駄目だ」って、フォームを変えていたので実戦でもしっかりと投げられるようにというのをテーマにやってきました。

――そこでの課題というのは
投球フォームを変えたって言ったんですけど、しっかりと腕を下げて、いかにその新しいフォームを物にして、自信を持ってリーグ戦に挑めるかということですね。あとは、左右どちらの打者にもインコースを投げられる制球を重視してやっています。

――ご自身の投球の強みを挙げるとしたら
コントロールですかね。球速も全然速くないですし、これを投げれば打たれないという変化球もありませんし。狙ったところに投げられるコントロールっていうのは、今も練習しながら磨いていっている部分でもありますし、そこが武器にならなければ自分は六大学の舞台では勝負できないと思っています。

――室蘭合宿や名古屋で行われた七大戦など遠征続きでしたが、リフレッシュはできていますか
室蘭のオフの日に、同期のみんなで洞爺湖の温泉に行きました。疲れも溜まっていたので、いいリラックスになりましたね。七大戦は負けてしまったので「気を引き締めてやらないと」って思い直す良いきっかけにはなりましたけど、楽しいって記憶はあまりないですね(笑)。

――東大野球部で過ごした3年半で得られたものは
やっぱり、一番は六大学の一員として神宮のマウンドに立ってリーグ戦に出るという経験ですね。あまり技術的な成長ができなかったのは反省なんですけど、この秋しっかりと抑えてラストシーズンを締めくくれたら、この4年間の経験ももっと生きたものになるのかなと思います。そういう風に言えるように頑張りたいです。

――ラストシーズンを迎えるにあたり心境の変化などは
自分は下級生の頃から大事な場面を投げさせてもらうことが多くて、その中でも任せていただいた大切な試合で打たれて負けるという経験をたくさんしてきました。先輩方にも悔しい思いをさせてきたと思いますし、申し訳ないという思いがずっとありました。自分たち4年生にとってのラストシーズンであることはもちろんですけど、悔しい思いをさせてしまった上の代の先輩方の思いも背負って投げたいと思います。

――今季に向けての意気込みをお聞かせください
春は1勝も挙げることができずに本当に悔しい思いしましたが、目標は今までと変わりません。自分たちが4年間挑戦し続けてまだ一度も果たせていない“勝ち点奪取”というのを達成して、この東大野球部としての4年間を終わりたいなと思います。自分としても、自分が投げて抑えて、勝ち点を取ることができたら一番です。

――最後に東大を応援してくださるファンの方々に向けてメッセージをお願いします
自分たちみたいに、なかなか勝てないチームをずっと応援してくださるファンの存在というのは本当にありがたいですし、励みにもなります。春も見ていて、もどかしい思いをたくさんさせてしまったと思うので、秋はたくさん勝ってファンの方々を喜ばせたいと思います。自分たちとしては一生懸命やるだけなので、何とか結果を出したいです。

――ありがとうございました

堅実な守備でチームを支える
堅実な守備でチームを支える


水島拓郎選手
――チームにとっての春のリーグ戦は
勝ち点を取るというのを目標にしていた中で一勝もできず悔しいシーズンでした。点を取られても1点も取り返せないという試合が多く、最後の法政戦以外は接戦にすらならなかったので得点力が課題になりました。

――ご自身にとってはどんなシーズンでしたか
去年も春と秋は開幕スタメンだったのですが最後までレギュラーを獲れず、この春は全試合でスタメンで使ってもらったので去年までの分も活躍したかったのですが、スタートからなかなか結果が出せず個人としても悔しさが残るシーズンでした。

――見つけた課題は
打撃面ですね。相手ピッチャーに対応することができなかったです。自分のプレースタイルは守備からリズムを作ることなのですが、打撃で結果が出せないことに焦りを感じてしまい守備でも自分らしいプレーができないことがありました。

――夏の取り組み
打線の中心が山田と田口なので、それ以外の野手が仕事をしてチャンスを作っていかに得点に関わっていけるかというのを意識した攻撃の練習をしています。

――チームにおける自身の役割はどうお考えですか
打順でいくと上位に入るとしたら2番で下位に座るとしたら9番とかが多くなるのですが、次に主軸がいるわけなので塁に出たり、チャンスを広げたりといったことがしっかりとできなくてはいけないと思い、つなぎを意識した戦術に取り組んでいます。バントなんかも大事になってくると思います。

――チーム状況は
まだまだですね。ただ打つだけでは点は入らないので、作戦をしっかり立てていこうということでやっているのですが、なかなか決まっていないです。方向性は決まっているのですがまだまだ極めていかないといけないですね。

――明大の印象をお聞かせください
ピッチャーはどの人もすごいのであまり印象とかはないです。同じポジションを守っているということでセカンドの選手は意識します。明治のセカンドは何人も選手が出てくるのでレギュラー争いが激しいことが分かりますし、そういうのを見ると自分自身も負けていられないなと思いますね。


――最後に秋の目標を
場面によっては自分が死んででもランナーを送る場面もあるので、数字については特にこだわりはないです。個人としては塁に出ることを一番に考えているので、出塁率は意識していきたいです。

――ありがとうございました

外野の定位置をつかみ取る
外野の定位置をつかみ取る


宇佐美舜也選手
――昨季を振り返って

今の4年生は下級生の時から出ていた人も多く、勝ち点を取ることが目標だったので、期待されながらも1勝もできなかったことは、自分たちの力不足が露呈したかなと思います。投打がかみ合わないでずるずるといってしまったゲーム展開で負けてしまったので、そこの反省を生かして秋のリーグ戦にプラスになるようにしたいです。

――個人の反省点は
一番の反省は先頭打者でチャンスメイクを十分にやり切れなかったことです。まだまだ自分の実力が足りていないと思いました。最終カードの法政戦で、点差が拮抗(きっこう)した場面で自分がそういう働きをできなかったことが、チームが勝ち切れなかった原因だと思います。

――現在の調子はいかがですか
夏のオープン戦でまだまだ勝ち切れていなくて、拮抗した試合で勝ち切れていないというか、貪欲に1点を取りにいく姿勢をもっともっと磨かないといけないと思います。

――夏に取り組んできたことは
チームとしては進塁打を打つということですね。ただアウトになるのではなくて、ランナーを次の塁に進めてアウトになるというのを徹底しています。まずはチャンスをつくることを目標にして、チームで1点を取りに行くというのを今一度確認しています。個人は打撃でもっと貢献していきたいと思っているので、バットを振り込むことに重点を置いています。

――秋の具体的な目標を教えてください
高打率を残したいというのもありますけど、チームに貢献できるようなプレーをしたいので、進塁打であったりバントを徹底したうえで、すべてにおいて春以上の成績を残せればいいと思います。

――明大の印象は
毎年そうなんですけど、チームとしてまとまって戦っているという印象です。春は本調子じゃなかったと思うんですけど、秋に向けて必ず状態を上げて、1点を取りにくる野球をしてくると思うので、そこはうちが一番目標にしている形だと思うので、そのチームから勝ち点を奪いたいと思っています。

――最後に今季に向けて意気込みをお願いします
今年の目標として「下剋上」を掲げていて、春は0勝という現実を突きつけられてしまいました。秋は勝ち点を奪って、一つでも順位を上げたいと思っているので、個人としてもチームとしても入学してから一番の成績を収められればいいと思います。

――ありがとうございました

[谷山美海・丸山拓郎・桐山雄希]

●東京六大学野球 2017〜秋〜のバックナンバー

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