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主砲の一打でチームを救う


東京六大学野球 2017〜秋〜  (31)東大戦事前インタビューA 田口選手、宮台投手、森田選手   

 覇権奪回へ、秋に強い明治を見せつける。12年ぶりの5位に沈んだ昨季から、夏場を乗り越えチームも個々も一回りに成長。春の課題であった得点力不足もオープン戦では兆しが見えてきた。目指すのは秋連覇と日本一。全員野球で勝利をつかむ。
 秋連覇へ最後のヤマ場を迎える。第6週の相手は東大。今季は復活を遂げたエース宮台と、ここまで7本塁打の強力打線を擁し3勝、さらには法大戦で15年ぶりに勝ち点を挙げ、勢いに乗っている。第5週に試合がなかった明大は首位の座を明け渡すなど戦況はやや苦しく、今カードは落とすと優勝から遠のく正念場。2季ぶりのリーグ優勝を目指す明大としては、2連敗中の嫌な空気を払拭(ふっしょく)し有終の美を飾りたいところだ(この取材は8月17日に行われたものです)。

田口耕蔵選手
――昨季はどのようなシーズンでしたか

個人としてもチームとしても悔しさしか残らないシーズンでした。特に打撃では全く打てなくて、チームには迷惑をかけてしまいました。

――昨年度の春季は打率3割越えを達成されましたが、そこから徐々に調子を落としています。ご自身の中で何か思い当たることは
昨年度の春に4番になった時は何も考えずに伸び伸びと打てていたんですけど、4番に定着してからは「自分が打たないといけない」って余計なことを考えてしまって、考えがまとまらないまま打席に入ってしまうことが増えました。思い切りの良さがなくなってしまったのかもしれません。打つだけなのに、コースとか次に何の球種が来るのかとか、たくさんのことを考えすぎていました。

――昨季は規定打席到達者では打率最下位にまで落ち込みました。浜田監督から助言などはいただけましたか
「いろいろ考えてないで思い切り打て、思い切り振れ」って言われました。自分が余計なことを考えすぎているのが、周りにも伝わっているんだなと申し訳なかったです。

――この夏は室蘭合宿や名古屋で行われた七大戦など、普段とは違う練習も多くできたと思います
打撃ではとにかく、思い切りのよい打撃っていうのを意識していました。スイングスピードも上がったので、多分秋はもう少し打てるようになると思います。何とか打って、チームに貢献したいです。

――チームとして掲げられている目標や課題は
チームとしての目標は、勝ち点1取ることです。最近は投手が調子が良くて失点は少ないのに、打撃陣が点を取れなくて負ける試合が多いので、そこの打撃力向上が課題です。

――そこでのご自身の課題というのは
走者が塁にいる時に、最低でも進塁打を打つことです。本当は長打を打って生還させたいんですけど、後ろにも良い打者はたくさんいるので、あれこれと考えすぎずにとにかくチームが1点取ることを最優先したいです。

――春季は打率こそ落ち込みましたが、打点に関しては昨年度の秋よりも稼いでいました。上位打線の働きやチームとしての打撃の向上が影響しているのでしょうか
そうなんですか、自分では分かりませんでした(笑)。でも、チームとして次の塁を目指すという意識は、以前よりもあると思います。打ったのが単打でも、すぐに二塁を目指す勢いがあります。積極的な走塁は、上手くいけば一気にチャンスが広がりますし、今までの東大には足りていなかった部分なので大事にしたいです。

――ラストシーズンを迎えて心境の変化などは
やっぱり、周りを引っ張っていくという意識ですね。3年までは上級生に付いていった結果、上手くやれていたので、春は情けない姿を見せてしまっていましたけど、秋は自分たち4年生が上から引っ張り上げないとなと思います。

――今季の具体的な目標を教えてください
恥ずかしいんですけど、去年からずっと掲げている打点10を達成して、チームの勝ちに貢献したいです。打点が入らないことには勝てないので、そこに重点をおいてやっていきます。

――今季はいろいろな選手の言葉から打撃力向上への強い意識がうかがえます
監督はずっと“守備重視”っておっしゃっているんですけど、点が入らないことには勝てないっていうことがこの夏で改めて分かったので、最近は戦術練習とかもしていて。安打が何本も出るわけではない中で、いかに点を取っていくかということを意識して練習しています。

――秋のシーズンに向けての意気込みを聞かせてください
チームで一丸となり、頑張って勝ち点1を取ります。

――最後に応援してくださる東大ファンに向けてメッセージをお願いします
いつも応援ありがとうございます。秋は何とかチームで勝ち点を取れるように頑張っていきます。投手陣はエースの宮台中心に頑張ってくれると思うので、打撃陣が点を取って勝てるようにします。今季もよろしくお願いします。

――ありがとうございました

エースにふさわしい投球を見せる
エースにふさわしい投球を見せる


宮台康平選手
――昨季の振り返り

0勝10敗という結果に終わったので悔しいシーズンでした。本当にチームとしてもいい試合が少なくて、何もできなかったので、反省材料はいっぱいありますし、秋にリベンジしたいという気持ちです。自分自身もふがいないピッチングをしてしまったので、ラスト1シーズン、自分がやってきたことを出せるようなシーズンにしたいです。

――思うようにいかないシーズンから見えた弱点は
いろいろあるとは思うんですけど、コントロールが定まらなかったので、そこが弱点ですね。

――精神面は揺らぎましたか
自分がどうというよりはチームが勝てていないという状況で、雰囲気が悪くなってしまう時がどうしてもあるので、そこを4年生として引っ張っていく立場だったんですけど、示せなくてそこは申し訳ないというか、精神面で変えられる部分はありました。

――ご自身以外の投手陣の仕上がりは
Mアや宮本など、下級生にも戦力になってほしいと思いますし、いろんな人が出てくればいいと思います。

――個人としての目標は
チームとして勝ち点が目標なので、それを達成できれば個人として満足です。(出場のしかた)1試合目と3試合目の両方に出ることが理想ですけど、行けと言われたら行くので、その準備をします。

――卒業後の進路
プロを目指しています。(指名がなかった場合)とりあえず今はプロを目指していて、卒業後にはもしかしたら就活するかもしれないです。それはにプロ行けなかったときに考えようかなと思います。

――明大の印象
やっぱり去年から主力が抜けましたけど、投手陣が良くて、(打線も)チャンスを得点にしてくるチームなので、相手にしていて苦しいですし、自分たちも見習う部分もいっぱいあるので。少ないチャンス生かしたり、僅差を守り切るというのを目標にしています。渡辺くん(佳明内野手・政経3=横浜)は良くなっていると思うので、抑えるのがポイントかなと思います。

――今シーズンへの意気込み
チームで勝ち点を取るために自分のできることを一戦一戦やっていきたいです。

――ありがとうございました

最終カードもベストを尽くす
最終カードもベストを尽くす


森田穣選手
――昨季を振り返って

4シーズンぶりに0勝に終わってしまって、チームとしてはエースも変わらない、3、4、5番も変わらない、変わったのは自分と内野手1人、外野手1人が入ったくらいなので。それで勝てなかったのは自分に責任があると思っています。悔しいシーズンではありました。後半は自分たちが理想とする形にだんだん近くなっていって、法政に対して2試合ともいい試合ができたのが、秋に向けて一つ大きなものを得られたと思います。

――捕手から見た投手陣の印象は
宮台が不調だったというのが一つありました。それに対して自分があまりサポートしてあげられなかったというのが課題でした。あとは下級生のピッチャーが台頭してくれたのは好材料でした。濱崎であったり、小林、宮本とかは本当に頼もしいです。自分たちで分析して自分たちで改善していこうという意識を持ってくれているので。そこに自分も意見を言ったり、あっちからも意見を返してくれるのですごくやりやすいです。

――濱崎投手は登板回数を増やしました
冬を経てコントロールが一番良くなりました。球速が上がったというのもあるんですけど、ストレート、変化球ともにストライクが取れるので、相手打者に的を絞らせない投球が効いているんだと思います。

――現在のチーム状態は
投手陣は宮台が復調しましたし、濱崎もちゃんと投げられていますね。新たに宮本、山下といった下級生のピッチャーが出てきてくれて、層としては厚くなったと思います。ただ野手陣が山田、楠田、田口以外に点数を取れる打者が少ないので、それ以外の5人がしっかり打っていかないと秋は勝てないのではないかと思います。

――チームで取り組んでいることはありますか
打撃力を上げることが大前提としてあるんですけど、それだけじゃなくてうちのチームは大量点取れるようなチームではないので、1点をいかにして取るかというのと、その1点を簡単に失わない守備力の強化に取り組んでいます。

――昨季の明大の印象は
開幕カードでぶつかって、やはり洗練されているなと思いました。1点を貪欲に取りにいく野球は自分たちにとってお手本になります。順位は5位でしたけど、秋は絶対に強くなって帰ってくると思っています。最終カードで当たるので、戦いづらい相手ですけど、そこで自分たちの野球をして勝ちたいと思います。

――ラストシーズンですが特別な思いはありますか
もちろんありますね。この神宮球場でプレーしたくて東大に入ってきたので、最後何試合になるか分からないですけど、悔いの残らないプレーをしたいと思っています。

――最後に意気込みをお願いします
春は1勝もできずに終わってしまって、自分たちとしてはこのまま終われないです。ただ勝つだけじゃなくて、その先の勝ち点だったり、最下位脱出を達成して引退したいと思います。

――ありがとうございました

[谷山美海・曽布川昌也・桐山雄希]


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