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スナイプチームを率いた鈴木・安藤組

ヨット部  総合・スナイプ級で共に6位 470級は惜しくもインカレ出場ならず/関東学生選手権

◆10・7〜9 第84回関東学生選手権(葉山港)
▽総合――6位
▼スナイプ級―――6位
▼470級――9位
 昨秋のリベンジには至らなかった。各クラス上位8校に全日本学生選手権(インカレ)への切符が与えられる今大会。スナイプ級はリーダーの鈴木颯太(商4=福岡第一)を主軸に6位でインカレ出場権を手にした。一方の470級は2日目まで7位に付けるも、最終日に行われた3レースで大きく崩れ9位。あと一歩が届かず、11月のインカレには2年連続スナイプ級のみの出場となった。

 安定した強さを見せた。3位を目標に臨んだスナイプ級は、2日目までに6レースを消化。5位で迎えた最終日は風に恵まれず、微風域でのレースを強いられたが「練習を積んできたコンディションだった」(鈴木)と、失速しがちな船をできるだけ揺らさず器用にコントロール。最終レースでは鈴木・安藤駿佑(理工4=逗子開成)組が、重視してきたスタートで位置取りに成功し風をつかむと、左方向から一気にトップへ躍り出た。最終マークで早大のチームレースに抑えられ3位に終わったものの「全日本につながる良いレースができた」(鈴木)。8レース中5レースを一桁で帰還し、リーダー艇の名にふさわしい走りで手ごたえを得た。一方で「鈴木に頼りがちな結果になってしまっている」(梅本寛之主将・営4=江戸川学園取手)。全3艇のうち、残り2艇のかじ取りを1・2年生が担っている現在のスナイプチーム。最終結果6位と順位が思うように伸びなかった主な要因に、下級生主体の2艇による三度のリコールが挙げられた。だが「スタートを修正するだけで20点も30点も変わってくる」(鈴木)とあくまで前向きな改善点として捉えており、今後は3艇の平均順位の底上げを図っていく。

 つかみかけていた切符を僅差で逃した。予選からスタートした470級は序盤こそ上位争いに加わり、インカレ出場圏内の7位に付けていたが「油断があった」(林宏卓・法4=別府青山)。2日目終了時点では48点差をつけていた東大、さらには70点差をつけていた千葉大にまでも徐々に追い詰められ、焦りからレースを重ねるごとに3艇とも大きく順位を落とした。最後は8位の東大とわずか6点差でインカレ出場権を譲り、悔しさの残る終末となった。

 両クラスでインカレ出場という目標には惜しくも届かなかったが「470級の分までやり切らないといけない」(鈴木)。サポート要員を含めメンバー構成が変わる中でも、チームであることに変わりはない。長年遠ざかっているインカレ入賞に向け、部員全員で再スタートを切る。

[横手ゆめ]

試合後のコメント
梅本主将
「去年も470級が全日本に出場できなくて、今年は『革新』というスローガンのもとに、両クラスで全日本に出場するという強い思いを持ってこの秋インカレに挑みました。結果として470級は今年も全日本に出場できず、スナイプ級も出場することはできたんですけど英語(リコール)を取ってしまって、思ったよりも順位が伸びなかったので自分たちの力が発揮できない形で終わってしまいました。ただ収穫自体はかなりあって、自分は2年生と組ませてもらって去年からの成長を感じることができました。レース展開や内容、失敗の仕方であっても前向きな失敗というのが多かったと思います。自分たちの艇がスタートで失敗してしまいましたが、攻めた結果の失敗なのであまり悲観することはないと思ってます。次のレースにその失敗を恐れて臨むのではなくてどうすればミスをせず、攻めたスタートやレース展開ができるかというところを全日本に向けて詰めていきたいです。今自分たちとしては3年生がいないということを一番危惧していて、今後のことを考えた時に2年生が最高学年になるということになります。直接言葉で伝えるようにはしているんですけど、どうしてもまだ『次最高学年になるんだ』という意識が薄いです。なので今は2年生に重きを置いて指導してるところが多いですね。鈴木と林という、海ではリーダーとしてやってくれてる2人がいるので、自分は逆に生活面だったり環境面だったりからチームの雰囲気づくりができるようにまとめる立場にいることができています。ある意味役割分担ではないですけど、3人それぞれが自分の役割や責任を持って中心になれているので組織体制としてはすごい良かったなと思いますし、自分としてもやりやすかったです。スナイプ級は鈴木に頼りがちな結果になってしまっているので、下級生2人のスキッパーと自分もそれに乗っているわけなので2艇で底上げすることができれば、関東の上位校とも戦っていけると思っています。欲張ることはないんですけど平均順位をしっかり上げて、たたかないというところを今後2艇は課題にして、安定した走りができるように課題を詰めてやっていきます」

鈴木
「スナイプ級としては今大会3位を目標にずっと取り組んできました。正直早慶はずば抜けていて僕たちのレベルを考えて3位を狙えれば、全日本でも優勝に近づけるのではないかと思っていたので、全日本に向けての過程という位置付けでした。ただ全日本には確実に行かなければいけないという気持ちはもちろんありました。下級生が主体のメンバー構成で、かじを取るスキッパーが2艇1、2年生。率直に言えば3位というのも難しいところではあったんですけど結果的に6位で終わって、下級生主体である分まだまだ伸びしろはありますし全日本までにどれほど伸ばせるか、入賞まで持っていけるかというのを僕自身がリーダーとしてしっかり意識させて成長させてあげないといけないなと、気付くことができました。この大会に向けて重点的にやってきたことはまずスタートで。レースの8割を占めるくらい勝負が懸かっているところですしいかにそこで出られるか。あとはチームの雰囲気づくりですね。10レースもあるのでどこかで誰かが崩すかもしれないですし、そこですぐ落ち込むのではなくて励まし合えるように。特に僕はリーダー艇なのでしっかり前を走って『俺が前を走ってるから大丈夫だ、切り替えて行け』と、順位が悪いレースがあったとしても常に1レース1レースモチベーション高く臨めるようにしました。初日は結果も内容もいまいちでスタートダッシュとしては良くなかったので、2日目しっかり切り替えて行こうと。最初のスタートからどれだけ気持ちを切らさずに前に持っていけるかという意識で臨んで、僕自身しっかり走り切ることができました。2艇リコールしてしまったんですけど、その次のレースで3艇合計の目標である50点を20点も上回る30点を2回たたけたので、そこですごく前に出れました。その時早稲田が47点だったんですけど上回る点数を出せたことで、上位校とも戦えるレースができるということが分かりましたし、僕以上に下級生の自信になったと思います。本当に3位以上を狙える環境、チームであるということを認識できました。今日は風に恵まれなかったんですけど、練習を積んできたコンディションだったので自分たちが有利な海面だったかなと思います。風がないとただでさえスピードが出なくて船を失速させやすいので、微風域の中ではとにかく船を止めないように体を揺らし過ぎないように注意しています。(最終レース途中までトップで通過)全日本にもこの最終レースの雰囲気が残るわけなので、気持ち良く臨むためにも重要になると思っていました。スタートから思い切って飛び出して、有利な方向から確実に出ていくというのが戦略でした。ただ運の悪いことに2、3、4位早稲田と来てて正直自分の中で焦りがありました。それを抑えながら自分らしいレースを展開していこうと、トップを取ってかなり緊張気味に回ってたんですけど、最後早稲田2艇に抑えられてしまいました。トップで回れたことは次につながる点ですし、全日本につながる良いレースができたと思います。(下級生のスキッパー)朝倉(史悠)と池田(樹理)は確実に力がありますし、レベルアップできる部分もたくさんあるんですけどまずはスタートですね。2人ともリコールを取ってしまっているので、そこを修正するだけで20点も30点も変わってきます。あとはまだまだ気持ちのつくり方が下手ですね。悪いレースしても次また新しい気持ちで出るという精神的な余裕が足りないので、そういう部分を徐々に詰めていく必要があります。全日本に両クラスで出て一緒に戦うことでモチベーションも上がると思うんですけど、スナイプだけという形になってしまって僕自身も結構ショックではあります。でも470級の分までやり切らないといけないですし、470級のチームもサポートに加わってメンバーも多少変わる中で、全員で全日本入賞をつかみ取れるように頑張っていきたいと思います」


「順調に来てると思ってたんですけど、本番になると何があるか分からないというのを思い知らされました。しっかりしたレース運営だったんですけど、僕らの気持ちが弱かったです。実力がありながら、こういった結果になったのは技術の練習ばかりしても気持ちの面でトレーニングが足りなかったんだと思います。順調に来てたいた分、油断があったと思います。最後の最後に少しずつ差を詰められてきて焦り、特に最終日は実力を発揮できませんでした。初日と2日目の途中までは上位争いをしていたのですが、2日目の最後の2レースあたりで取り返しのつかない順位が出てしまいそれを引きずってしまいました。スナイプ級とは逆にだんだん悪い方に行ってしまいました。風がある程度吹いているのは得意なのですが、少し自信のない微風域で落としてしまいました。最終日も微風で、自信がなくて守りに入ってしまいました。4年間でヨットだけではなく、いろんな人と出会って良い経験になりました。でも悔やみ切れないところが大きいですね。後輩には頑張ってほしいです。何が悪かったのかなとかいろいろ考えますが、もう少し何かできたのかなという後悔の残る4年間になってしまいました。来年はしっかりインカレに出てほしいです。来年は何枠出れるかまだ分かりませんし、戦力的にも少々ダウンしてしまいますが、小倉(晴太)を筆頭にしっかり立て直していってほしいです。チームとしてはまだ終わったわけではないので、サポートできる部分はやっていきたいと思います」


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