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9−0でストレート勝利を果たし喜ぶ鈴木

硬式庭球部  入替戦を制し、1部残留 重圧に耐えた4年生の思い/関東大学男子リーグ1部2部入替

◆10・7 関東大学男子リーグ1部2部入替戦(明大西調布コート)
▼10・7 対東海大戦(明大西調布コート)
○明大9―0東海大
[ダブルス]
○杉田・田鍋組2{7―6、3―6、6―3}1児玉・木野組
○吉見・鈴木組2{6―7、6―0、6―4}1伊東・宮武組
○合戸・安増組2{3―6、7―6、7―5}1小林・後田組
[シングルス]
○本城2{6―3、6―3}0小林
○蓮見2{6―2、6―3}0伊東
○鈴木2{6―2、4―6、6―0}1児玉
○中村2{6―2、6―2}0勝島
○吉見2{6―2、6―3}0水淵
○市川2{6―1、6―2}0木野
 大一番を制した。1部残留の運命をかけた入替戦。その相手は2部リーグ2位の東海大。ここ2年間で3部リーグ所属から2部リーグ2位まで急成長を遂げた大学だけに勢いは十分だ。しかし紫紺の選手も1部校としてのプライドを見せる。苦戦しながらもダブルスで3連勝を飾ると一気に流れは明大に。結果は9―0のストレート勝ち。見事1部残留を達成した。

 「『2部落ちしたキャプテン』と言われたくない」(吉見恒輝主将・理工4=浜松市立)。昨年度は30年ぶりに王座に進出し、準優勝を成し遂げた。しかし、切詰魁前主将(平29年度政経卒)をはじめとした黄金世代が卒業し、チーム力は大きく低下。今年のリーグ戦の勝敗は1勝4敗、最終順位は5位とその戦力低下は顕著に表れた。しかし泣き言は言っていられない。“入替”という今までにない不安と戦いながらもチームの一体感はより深まった。向かえた入替戦は9―0のストレート勝ち。1部校の意地と根性を改めて見せつけた。「耐えた1年」(上原真吾監督)と一代前と比べられた苦悩がありながらもチームを引っ張ってきた吉見。1年間、主将を務める中で「後輩達がよくついてきてくれた」と感謝の思いがにじみ出た。

接戦を制し、ダブルス3連勝を果たした
接戦を制し、ダブルス3連勝を果たした
 有終の美を飾った。ダブルス1に出場した杉田曜(総合4=川越東)・田鍋悠輔(営4=広島修道)組はリーグ戦ここまで白星なし。勝利が遠いところから「色々葛藤があった」(杉田)と入替戦前の気持ちは落ち込み気味だった。それでも、1部残留がかかる大事な試合。「今までやってきたことを全てつぎ込む」(杉田)と張り詰めた表情を浮かべながらも試合に臨んだ。相手のストロークに苦戦したが、田鍋のリターンと杉田のボレーが功を奏し第1セットはタイブレークの末、先取に成功。しかし、第2セットは3―6と引き離され試合は最終セットまでもつれ込んだ。今までのリーグ戦、2人が組んだダブルスは全戦フルセットまでもつれ込むもあと一歩勝利には手が届いていない。しかし今回の一戦は「最後まで強気でいけた」と杉田。マッチポイントでも決して引かず、攻めた強気のプレーが勝利を引き寄せた。「悔いが残らないように自分たちのテニスをやれた」(田鍋)。明大でプレーする最後の試合を勝利で終えられたのは自分達のテニスを信じてやれたからこそ。4年間の集大成でもあったこの試合、勝利後に2人の安堵(あんど)した表情が垣間見えた。
 
 4年が残したステージのその先へ。「しっかり1部で戦えるステージを残してくれた」と上原監督。これから社会に羽ばたいていく先輩の思いを胸に、次の世代は決意を新たにする。「王座に進出して優勝できるようにしたい」(本城和貴・政経3=東山)。今年度は2部降格の危機という崖っぷちまで追い込まれた。来年はチャレンジャーとして下克上を目指す。

[綾部禎]

試合後のコメント
上原監督

「試合を終えて、1番は(残留ができて)ほっとしました。9ー0以外は勝ちではないと選手たちにはずっと言ってきたので、全勝で勝利できたのはよかったと思います。ダブルスで0ー3になることも十分あり得た試合展開ではあったんですけど、しっかり気持ちを入れてぎりぎりでも勝ち切ることをやってくれたのは非常によかったです。相手の東海大は2年前3部でそこから2部に上がってきて今年、1部の入替戦まで勝ち進んできたチームなので勢いがあって、そこをダブルスでしっかり止められたことが勝因だと思います。(全勝勝利について)やはり明治の誇りがありますし、来年のためにもぎりぎりで1部に残留するのではなく、やっぱり明治は強いんだと他の1部校に思わせなくてはならないです。1つの油断が負けにつながると思うので、選手には全勝を強く意識させていました。(4年生に向けて)最後、しっかりと責務をやり遂げてくれたのでよかったと思います。来年に向けてしっかり1部で戦えるステージを残してくれましたので最低限達成しなくてはならない使命は自分たちで果たしてくれたと思います。ですので、ありがとう、お疲れ様と伝えました。(来年のチーム作り)団体戦でシングルス、ダブルスに4年生が2本ずつ絡んでいたわけで、そこにフレッシュな新1年生も加入してきてもっともっとアグレッシブなチームになっていくと思います。今年は去年の王座準優勝と比べられて耐える1年だったと思うので、来年は勢いのあるチームにしていけたらと思います。ケガ人も出ているので1年間通して戦える戦力作りをしていきたいです。来年こそはしっかり努力を重ねて、王座で勝てるようなチームになれるといいかなと思っています」

吉見主将
「勝ってよかった、それだけです。それが今の正直な気持ちです。本当にこの1年間大変でした。ダブルスも本当にぎりぎりでしたが、どの組にしても、どっちに転ぶか分からない最終セットで相手よりも気持ちが前に出せていました。練習の成果や、今まで1部で戦ってきた誇りを見せられたかなと思います。(一年間の苦悩)昨年は王座に行って、周りからも戦力が落ちると言われ続けて『2部落ちしたキャプテン』と言われたくないという気持ちも当然あって。リーグ戦終わった最後の2週間で意地を見せられたかなと思います。頼りない4年生に後輩たちがよくついてきてくれたので、本当に感謝したいです。(後輩たちの活躍)リーグ戦の中で成長していっているなと感じましたし、来年が楽しみです。期待しています。(後輩たちに向けて)来年は王座に行けるよう、頑張ってください」

鈴木
「ホッとした気持ちです。リーグ戦を7勝5敗で勝ち越して終われたというのも、個人としてうれしかったです。勝ってよかったです、本当に。(シングルスは)最後一人だけ1面で残ったんですけど、しっかりとみんなの前で勝ち切ることができました。(4年生として)去年の先輩方は王座準優勝まで導いてくださって素晴らしい方たちだったんですけど、真似できることは真似しながらも、僕ら7人なりのカラーもあるのでそれは大切にしてきました。(吉見主将は)“頼れるキャプテン”っていう柄ではありませんでしたが、だからこそ自分も副将としてしっかり支えられたかなと思います。(後輩たちに向けて)練習は嘘をつかないので、しっかりと練習してもらいたいです」

杉田
「(リーグ戦初勝利について)一回も勝ててなかったのでホッとした感じです。たった一勝ですけどチームに貢献できて良かったです。(どのような気持ちで望んだか)入替戦が初めてでとても緊張すると思っていたんですけど思い切って、今までやってきたこと全てをつぎ込めよう望みました。(試合は)相手が結構ストロークが多かったりして、手こずる部分も多かったですけど、相手にブレークポイントがあっても、しっかり辛抱してセーブしました。競ったゲームが多かったですけども我慢してキープできたのが良かったと思います。(プレーで重視したこと)ファーストサーブをしっかり決めて、攻めていくことを重視しました。けっこう高い確率でサーブが入り、ポイントにつながる部分が多くて、前の田鍋もそれを生かして、けっこう決めてくれたので助けられました。今日はサーブに助けられた感じです。(決め手は)最後まで強気でいけたことです。相手がセカンドサーブになったときでも、自分で決められましたし、田鍋が頑張ってラリーしてくれたおかげでボレーで止めることもできました。自分は気持ち次第でプレーが変わるので、今日は強気でいけたのが良いプレーにつながったのかなと思います。(結果は9−0だったが)シングルスはあっさり勝ってくれた人が多かったんですけど、ダブルスは0−3になってもおかしくない展開でした。シングルスがダブルスの流れに乗って、勢い良く決めてくれたので良かったと思います。(王座に行った代と比べて)戦力的に入替戦に進むだろうことは想定内でもあったので、正直、上の代と比べられたくありませんでした。そのことがあって、昨年王座に行ったことを心の底から喜べませんでした。しかし差があるのは仕方がないので、努力が足りなくてリーグ戦では勝てず、色々葛藤とかあったんですけど、まぁ最後は勝てたので良かったと思います。(最後の試合で特別な思いは)自分はけっこうそういうのを意識してしまうタイプで今日はとても緊張しました。でも引退試合を勝てて、終われることはそうないと思うので勝てて良かったです。(後輩に向けて伝えたいこと)良いところ、悪いところがけっこうはっきりしていると思うんですけど、良いところはマネをしてもらいたいです。来年は入替戦ではなくて王座で戦ってもらえるように応援したいと思います。(明大のテニスを振り返って)キツイこと辛いことが多くあったと思います。結果が出ず、テニスやってて楽しくないなというのも正直ありました。リーグ戦出て、勝つのは無理かなと思っていた時期もあったんですけど、最後の最後で春関で結果出せて、リーグ戦でも勝って終われたのは良かったと思います。やはり学んだこともたくさんあるのでそれを今後の人生の糧にしていくことが、今までご指導していただいた方への一番の恩返しだと思います」

田鍋
「(リーグ戦初勝利について)チームに貢献することができてうれしかったです。(どのような気持ちで望んだか)早大戦が終わってからから入替戦に向けてたくさん練習してきました。緊張するのはわかっていたんですけど、リーグ戦で一回も勝てないままだったので、今日こそはという気持ちで臨みました。(試合は)自分はファイナルセット始めに緊張から足がつってしまって、あまり動けなかったんですけどそこを杉田がカバーしてくれました。まぁ最後勝てたので良かったと思います。(プレーで重視したこと)リーグのときファーストサーブの確率が良くなかったので、そこを意識しました。あとリターンがあっていたので、そのリターンを強気で打てたので良かったと思います。(決め手は)今までのリーグ戦でのマッチポイントで取れなかったのは自分達が攻めれずに引いてしまったのが原因でした。今日は今までと比べていけそうな雰囲気があったので勝てて良かったです。(結果は9−0だったが)ダブルスを3−0にできたことでシングルスのメンバー達にプレッシャーをかけずに雰囲気を持っていけたので良かったです。(王座に行った代と比べて)戦力は昨年より劣っていたんですけど、この1年間もう少し頑張っていれば良かったと思います。リーグ戦通して、他大と比べてみてもそこまで差があるとは思わなかったのでもう少し頑張れば良かったと思いました。(最後の試合で特別な思いは)自分は最後だからっていうのはなかったんですけど、こうやって明治でやるのも最後だったので悔い残らないように自分達のテニスをやれたのでよかったと思います。(後輩に伝えたいこと)今の3年と2年は王座と入替戦を経験していて、3年生達がこれから中心となってやっていく中で、王座に行った代に少しでも近づいてもらえるように頑張ってもらいたいです。(明大のテニスを振り返って)1年のときは仕事が忙しく、2年は主務をやり始め、色々監督とかにも素で怒られたりして、けっこうキツかったですけど、この4年間でテニスを通して、人間的にすごく成長できたなという実感があったので明治のテニス部に入って良かったと思います」

本城
「やっとリーグ戦の長い日々が終わったなという気持ちです。2部との入れ替えの不安が常にあって、気を張っていないといけない日々だったので、やっとそれが解けたなというのが率直な感想です。(全勝勝利について)全勝で勝つくらいではないと駄目だと自分たちも思っていたので、果たすべきことをしっかり果たせました。(去年は王座準優勝ですが)今年はチームの戦力が落ち、入替戦にかかるよという周りからの声があって、自分たちもその通りだと思って1年間そうさせないためにやってきました。それでもリーグ戦は5位という結果に終わって、入替戦にかかってしまったんですけど、全勝で勝ち切れて来年はまた1部で勝負ができるのでよかったです。来年は、昨年の王座準優勝を果たせた経験と今回の入替戦まで追い込まれた2つの経験を糧にして強いチームを作っていきたいです。(来年に向けて)他大と比べたらトップの選手はいませんし、来年もスターと呼ばれる選手はいないチームになると思うんですけど、しっかりと底上げをしていって1部の舞台でぶつかっていきたいなと思います。来年こそは王座に出場して優勝できるようにしたいです」

市川
「(シングルスは圧勝でしたが)ダブルスで競っていたんですけど、全部取ってシングルスにつないでくれたのでプレッシャーがあまりかからずプレーができました。ゆとりがある状態でできたのですごい助かりました。(チームは9−0で圧勝だったが)練習のときでも1部残留はもちろんのこと、9−0しかないと言っていたので、残ることができて本当に良かったと思います。(次に向けて)リーグ戦では自分より格上の選手ばかりで勝てなかったんで来年は全勝できるように頑張りたいと思います」

合戸
「東海は春関でやられてた相手だったので、絶対負けたくないという思いがありました。最初はただ勝つだけでなく、ボコってやりたいという気持ちが先走りすぎてしまい固くなりました。ただ、最後何回もピンチはありましたが、負ける気はしてなくて、最後の方は自分達のプレーができて勝てたので、よかったです。(入替戦は)リーグの5試合とは違う雰囲気で、負けて二部に落ちると、王座への挑戦権や早慶と戦うチャンスもなくなり、一部とは全然違います。そういうことを考えるとすごくしんどかったです。(四年生は)吉見さんを筆頭にチームを引っ張ってくれました。(ここまで)結果は出てなかったですが、集大成としての意地を見せてくれました。僕自信も来年再来年と二年ありますが、二年後の今頃に後輩たちに尊敬される先輩になりたいです。(来年以降の目標は)来年からは王座を狙えるチームになると思います。来年再来年と、僕らには2回チャンスがあります。明治が王座にいって当たり前というチームにして引退したいです」

安増
「最初は僕らどちらも固くて。相手の方が勢いがあったので、引いてた感じはあったのですが、セカンドセットの途中から持ち直し、自分達のプレーができたのでよかったです。(入替戦)試合前チームがピリピリしてて、リーグとは違う感じだったので、緊張はしました。来年も一部に残って戦いたかったので、その気持ちで勝ててよかったです。(4年生が)プレーしているのを見て僕たちも頑張らなければいけないと、いつも思ってました。今日もダブルスを4年生2組が先にとってくれたので、僕たちも負けられないなと思いました。そういう面でも引っ張ってもらえました。(来年は)王座が目標です。王座に出場し、僕たちも王座で全勝したいです」

蓮見
「(残留を決めて)嬉しいというのが1番の感想です。4年生の先輩方と最後笑って終えることができたのですごくよかったです。(リーグ戦を振り返って)なかなかやれない格上の相手と試合が何度もできて、その一試合一試合で課題も見つかって、なおかつすごく貴重な経験をさせてもらったと思います。高校の団体戦と大学の団体戦はいろいろな面で違っていて最初はすごく不安だったんですけど、その中で応援してくださった先輩や同期のおかげでここまで頑張ることができたのでとても感謝しています。(来年に向けて)団体戦ではシングルスの上位で出てチームに貢献できるようにしたいなと思っています。個人としてはもちろん目指すところはインカレ優勝ですが、目標はとりあえず春関の本戦の舞台で戦えていないので、しっかり本戦で戦って、インカレベスト8に入るというのが今の目標です。格上の選手とも対等に戦えるように準備していきたいです」


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