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攻守において存在感を示す


東京六大学野球 2017〜秋〜  (20)立大戦事前インタビューA 大東選手、山根選手、飯迫選手  

 覇権奪回へ、秋に強い明治を見せつける。12年ぶりの5位に沈んだ昨季から、夏場を乗り越えチームも個々も一回りに成長。春の課題であった得点力不足もオープン戦では兆しが見えてきた。目指すのは秋連覇と日本一。全員野球で勝利をつかむ。
 リーグ優勝へ向けカギを握る試合となる。開幕3カード目で当たるのは昨季の覇者・立大。ここまで開幕から4連勝と今季も勢いに乗っている。注意すべきは抜け目のない強力打線。中軸にはシャープな打撃が持ち味の熊谷、一発のある笠松、山根ら強打者が軒を並べており、どこからでも攻撃が始まる。投げても田中、手塚の先発二枚看板に加え、リリーフにはアンダースローの中川といった好投手がそろっており、投打ともに侮れない相手になりそうだ。首位に並ぶ両チームにとって、優勝の行方を左右する一戦となる。(この取材は9月5日に行われたものです)

大東孝輔選手
――昨季はご自身にとってどんなシーズンでしたか

全日本では活躍することができて良かったのですが、リーグ戦ではほとんど出場がなかったので悔しさが残りました。

――夏にはどのようなことに取り組まれましたか
春のリーグ戦はストレートばかり打っていたので、変化球を振り抜くことを課題に挙げて、オープン戦は変化球対策というのを意識していました。監督に言われて守備ではファーストに取り組んでいます。チームとしては、春よりもさらにレベルアップしようという目標を立ててやってきて、守備では取れるアウトを増やしていこうとゲッツーだったり、捕ってからのスピードというのを重点的に磨いてきました。打撃でもフリーバッティングの時点で100パーセントで打ちにいくというのを徹底してレベルアップを図りました。

――チーム状況はいかかでしょうか
オープン戦は勝ったり負けたりですけど、ピッチャーも抑える場面では抑えていますし、野手も調子がいい人はいるのでチームとしては良いのかなと思います。特にピッチャーは春の中心だった田中や手塚、中川の3人以外にも橋本や比屋根といったピッチャーが出てきたのでリーグ戦は楽しみですね。

――チーム内で新たにブレイクしそうな選手はいますか
同級生の取です。春のリーグ戦でも途中出場して結果を残していたのですが、この夏もすごい頑張っていて高い打率を残しているのでかなり期待しています。本人も最上級生ですし、一浪ということもあってけっこう燃えていると思います。

――第3カードの相手は明大です
明治は立教だけには負けたくないという気持ちで来ると思うので、チャレンジャーの気持ちを持って試合に臨んで、少ないチャンスを物にできるようにしたいです。絶対に負けたくはないですね。

――秋に向けての意気込みは
ファーストのポジションでスタメン出場してチャンスメイクができるようなバッティングをしていきたいです。守備ではミスをしないように思い切ったプレーでチームに貢献していきたいです。

――具体的に残したい数字などありましたら聞かせてください
勝てれば何でもいいと思うので、個人の具体的な目標とかはないです。チャンスで一本打てるように頑張りたいです。勝負強いバッターになりたいと思います。守備でのノーエラーというのはこだわっていきたいです。

――ありがとうございました


監督からの期待も大きい
監督からの期待も大きい


山根佑太選手
――21世紀初優勝を果たした春季リーグ戦、振り返っていかがですか

チーム自体、僕が入学してからは優勝決定戦までは行ったことがあるんですけど、優勝したことがなかったので、まさか日本一になれるとは思っていなかったのですごくうれしかったです。個人的には高校時代も日本一を取れて大学でも日本一を取れたのでよかったかなと思っています。

――早慶戦の結果を待っての優勝でしたが、決まった瞬間は
駄目かなと思ったところからの優勝だったので、巡り合わせが良かったのかなと思います。

――右肩のケガから一昨年の秋に手術し、昨年は実戦を離れられました。春はどのような心持ちでシーズンに挑まれましたか
去年までは打たなきゃいけないとか変なプレッシャーを自分でかけていたんですけど、4年生になって最後なので楽しもうという気持ちに切り替えて、開き直っていったのが良かったのかなと思います。1年間実戦でやっていなかったので、野球をやれるのが楽しくて、どっちかというと不安より楽しいという気持ちの方が勝っていました。

――春季リーグ戦前には溝口監督からも注目選手に名前を挙げられました
ずっと監督さんからは「期待しているぞ」みたいなことも冗談交じりに言われていたので、結果よりも取り組む姿勢や試合に出してもらった時の態度、プレーしている姿をちゃんとしようと思っていました。

――ご自身の春の成績を振り返っていかがですか
できすぎだと思います。(初戦の法大戦では9回二死から同点弾)打った瞬間入ったと思いました。あれが公式戦初ホームランですね。チームとしても個人としても、あれでリーグ戦のスタートをいい形で切れたと思います。

――リーグ戦を通して殊勲打も目立ちました
打った場面がたまたま良かったのかなと思いますけど、自分的にはもっと打てる場所があったなと思っていて。意外とホームランでしか打点を稼いでいなくて、タイムリーがなかったので、もうちょっと打てたなと思っています。

――明大2回戦では一試合で2本塁打も飛び出しました
硬式野球では初めてです。1敗したら優勝がなくなる追い詰められた場面だったので。1年生の時にそういう場面で山ア福也さん(平27文卒・現オリックス・バファローズ)に三振を喫しました。その時に後悔していたのは初球を振れなかったので、今回は振っていこうと思っていきました。

――山根選手以外の野手も勝負どころでの一打が目立ちました
刺激になりますね。前には笠松、後ろに大東がいるので打てなくてもいいかなとも思って、ちょっと気が楽です。(全日本選手権でもご自身のチャンスメークが得点につながる場面がありました)そうですね、そこでも気楽にいけました。自分が打たなきゃ負けるということもないので、どっちかというと後ろにつなぐという気持ちで入れて結構楽でした。

――春季リーグ戦で印象に残った試合はありますか
春の明治との3回戦です。笠松が打った時にはしびれました。ネクストで見ていたので。優勝の可能性がすごい広がったので、大きかったですね。

――対戦を意識する他大学の投手は
法政の熊谷です。この前オールスターの後一緒に飲みにいったので、負けたくないですね。

――この夏は仙台キャンプ、宮崎のオールスターとさまざまな場所に行かれました
仙台には4年間行ったことがなかったので、初めてのチームや選手を見られました。オールスターでも他大の選手とは絡む機会がなかなかないのでそういう練習しているんだとか、どういう考えで野球やっているのかとか知れたのが良かったです。明治のやつらとも食事する機会があって。逢澤(崚介外野手・文3=関西)とキャッチャーの氷見(泰介・政経3=豊川)と越智(達矢外野手・営3=丹原)と法政の熊谷と森と、中山と懇親会の場でいろいろ話して、みんな面白いなと思いました。

――オールスター後の野球教室では他大の強打者を間近で見られました
本当にみんなすごいなと思いました。自分は本当はあまり飛ばすタイプではないので、あそこに打ちにいくのが嫌だったんですけど、主務から言われて。笠松が行くんだと思っていたんですけど、嫌だと言うので(笑)

――この夏に入るにあたって意識したことは
監督から言われていたのが送球ですね。明治との試合でバックホームを逸らして点が入ってしまったのでそこを修正することくらいです。あとは普段通りやってました。

――優勝後、チームが変わったと思うところはありますか
いい意味で余裕ができたかなと。負けている場面でもどちらかというと逆転が多かったので、ベンチでも「焦らなくても大丈夫」っていう雰囲気が漂っています。前は負けたまま終盤に行くとそのままなんだろうみたいな感じだったんですけど、優勝してからはひっくり返せる雰囲気があるのでそれはいいんじゃないかなと思います。

――4年間での成長を実感するのはどんな時ですか
野球を楽しんでいると自分でも思います。前までは打たなきゃいけないとか過去の実績も踏まえた上で、親族とか親戚の人も期待してくれているので。地元は広島なので活躍しないと伝わらないじゃないですか。でも4年生になってからは打てなくていいやくらいの感じでいけるようになったのは心にゆとりができたのかと。

――日本一にもなって、地元の家族や友人も喜んでくれたのではないでしょうか
喜んでくれていると思いますよ。優勝したあとには「大学に入ってケガをして、腐っているんだと思っていた」と言われました。みんな思っていても本人にそんなこと言えないじゃないですか、活躍したから笑い話で終わりますけどね(笑)。

――熊谷主将のチームづくりはどうですか
オンとオフの切り替えがすごく上手くて、真剣なときは真剣で、ふざけるときはふざけるのがしっかりできるのでメリハリが自然と付くので、そこはすごくいいと思います。

――溝口監督に恩返ししたいという気持ちも大きいのではないでしょうか
自分たちと一緒に来て、僕らの代からが“溝口イズム”というか、監督がやってきたことが浸透してきている世代だと思うので、雰囲気は緩く思われがちですけど、野球も強いと見せられるように頑張りたいです。勝った方が正しいと思うので、結果で示せるようなチームになりたいです。

――春秋連覇すれば1958年以来だそうです
みんなあんまり意識していないと思いますけど普通に秋のリーグ戦を初めて優勝に向かうというか。それで優勝できたら神宮大会があるというだけなので。そこまで強豪でもないですし、一つ一つの試合をやって終わってみれば連覇という形が一番いいと思います。

――以前よりも優勝も身近に感じられるようになったのではないでしょうか
優勝を経験できたのはみんないいことだと思っていて、ずっとできないと優勝できないチームで終わってしまいますけど、一度できれば雰囲気も味わえますし、それをイメージして練習できると思います。

――秋の目標を教えてください
打点を多くというのを意識してやりたいです。具体的にはないですけど、打点を稼げるようにしたいです。春同様に明るく楽しく頑張ります。

――最後に応援してくださるファンに向けてメッセージをお願いします
応援は目に見えないですけど選手としては本当に力になっています。是非足を運んで応援していただければ僕たちも頑張れるので、一緒になって戦っていければと思います。

――ありがとうございました


勝負強い打撃を見せつける
勝負強い打撃を見せつける


飯迫恵士選手
――チームの仕上がりはいかがですか

オープン戦もしっかりと勝ててきているので、いい状況じゃないかなとは思います。投打ともにバランスが取れていて非常にいい形になっています。

――昨季は日本一にもなりました
今までのチームと違って、みんなで一丸となって戦うのが課題だったのですが、それが上手いことはまってリーグ優勝できたし、日本一までたどり着けたのかなと思います。

――印象に残っている試合はありますか
やっぱり明治との3回戦ですね。どこで一本出るかというような試合で、緊張感も今までの試合とは全然違いました。後ろにつなげようという思いが強かったからこそ、最後の回でも得点することができたのだと思います。

――ご自身にとってはどういったシーズンでしたか
今まででヒット数も一番多く、打率も一番良かったのでいいシーズンでした。

――仕上がりは順調ですか
調子はめちゃめちゃ良くはないですね。

――夏の取り組みは
ウエートトレーニングです。春は単打が多かったので、秋は長打を打てるバッターになりたいなと思って取り組みました。これから長打というのが自分の中でキーになると感じています。

――8月に宮崎で行われたオールスターにも参加されました
六大学の主力選手が集まっていたので色々と勉強になりましたし、自分の足りないところを見つけることができました。外野における捕ってからの速さとか、肩の強さとか、送球の精度とかは見ていて勉強になりました。明治の逢澤はすごいなと思いましたね。守備もいいですし、バッティングでもバットが振れていて怖いなというイメージを抱きました。

――明大の印象はいかがですか
手強い相手なので、バントやエンドランといった小技でしっかりとつないでランナーを返すという戦い方がベストだと思うので、チャンスをしっかりと物にしたいです。

――チーム内で新たにブレークしそうな選手はいますか
峯本選手です。調子も上がって来ていて、この秋やってくれるんじゃないかなと思いますね。打順もポジションも違うのですが、バッティングのセンスがあるので一人のライバルとして負けたくはないですね。

――秋の目標をお聞かせください
勝負強いバッティングを見せたいです。ランナーがいる勝負所で返せるバッティングができればと思います。あとは長打でチャンスメイクもできるようにしたいです。数字としては狙ってないです。ヒットの延長がホームランになったらなと思います。ベストナイン獲りたいです(笑)。

――ありがとうございました

[谷山美海・丸山拓郎]



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