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安定したキーピングを披露した服部晃

ハンドボール部  法大に大逆転を喫し黒星 秋リーグ最下位で入替戦へ/関東学生秋季1部リーグ戦

8・26〜9・23関東学生秋季1部リーグ戦(日大八幡山総合体育館他)
▼9・23 対法大戦(国士大多摩体育館)
明大24{14―11、10―14}25法大〇
 厳しいシーズンを象徴する試合だった。最終戦の相手は今春勝利を収めている法大。攻守のリズム良く14―11で前半を終え、連勝も見えた後半。出だしから順調に得点を重ね勝負はあったかに思えたが、4連続失点で流れを失うと、2人の退場者が決定打となり残り29秒で逆転を許しての惜敗。連勝で入替戦へ勢いをつけたかったが、後味の悪い試合となってしまった。

 前半は安定したハンドボールを見せた。「ディフェンスからオフェンスの流れをしっかり作れていた」(山田信也・政経2=愛知県私立愛知)とチーム全体で流れをつかむ。前半8分、GK服部晃大(政経1=愛知県私立愛知)の好セーブから速攻の形へ。服部から山田信也(政経2=愛知県私立愛知)にボールが渡ると、最後は山田のパスを受けた門間優次郎(法3=法政二)がシュートをたたき込む。その後も服部の好セーブからの展開で主導権を離さず、14―11のリードで前半を終える。
 悪夢の5分間だった。前半からさらにリードを広げ、後半15分を終え21―15。2連勝で入替戦へ弾みをつけるはずだったが、ここから4連続失点で一気に2点差へ。それでも「前までならズルズル逆転まで行かれていたところを抑えられた」(松本崇雅・政経3=岩国)と必死の防戦で2点リードのまま残り5分を迎える。しかし「熱くなって感情的になりすぎた」(宮崎大樹・営3=法政二)と審判に強く抗議した宮崎がまさかの2分間退場。さらに中川翔太(営2=法政二)も退場を宣告されコートの選手は5人対7人に。29分31秒に逆転のゴールを決められると、もはやなすすべなし。24―25と15分で6点差をひっくり返されての敗戦で入替戦へと臨むこととなった。

 苦しい苦しいシーズンだった。開幕の国士大戦から9点差の大敗で嫌なムードが流れたが、日体大戦では前半だけで大量21得点を取り、さらに春の王者・筑波大に1点差の惜敗と健闘を見せる。だが「勝てそうな試合でも勝てない」(工藤龍毅主将・政経4=桃山学院)と僅差で離れていく勝利に浮足立った日々が続く。気がつけば春途中から続いたリーグ戦の連敗は13にまで膨れ上がっていた。
 要因は「シュートで終わる攻撃」(加藤良典監督)ができなかったこと。打ち切れずに相手ボールになってしまったり、焦りからパスミス、シュートミスを重ね逆速攻を浴びるシーンが増えた。さらにこの秋リーグで活躍を期待されていた西村龍(農3=桃山学院)のケガ、リーグ途中の松本の骨折もチームに大きな影響を与えた。結局初勝利は8戦目の順大戦まで持ち越され、4位以内を目指していたシーズンは、最下位の10位と目標とは大きく異なる結果に終わった。

 収穫はルーキーの働きにある。春リーグは「自分の持ち味のキーピングが出来なくなった」(服部晃)と不完全燃焼に終わった服部晃が秋リーグで本領発揮。「大崩れしたことはないかなと思う」(服部晃)とリーグを通じて安定したキーピングを見せ、この試合でも14本のビックセーブで窮地を救った。これには加藤監督も「完全にチームとして助かる存在」(加藤監督)と太鼓判を押した。また、リーグ途中からスタメンに名を連ねた青山稜(農1=藤代紫水)も様々なポジションをこなしながら、俊敏なプレーで相手のスキを突きゴールを奪い、悪い流れの中でもチームに勢いをもたらした。ルーキーが出場しなければならないチーム状況とはいえ、その期待に応えるプレーを見せてくれたのはインカレに向けての好材料だ。
 
 全ては10月1日に決まる。負ければ2008年以来の2部降格。入替戦の相手は今春まで1部にいた立大だ。ここまで全勝と侮れないチームでもある。勢いのある強敵に対し「受け身にならずにしっかりチャレンジするようなプレー」(服部晃)を目指す。「1部スタートか2部スタートかでも大きく変わってくる」(宮崎)と来年の舞台を整えるという意味においても入替戦の勝利は必須だ。「一部に残留するというのが絶対」(加藤監督)。この試合を引きずらず、部員全員の執念で入替戦に勝利し1部残留を決める。

[最上隼也]

試合後のコメント
加藤監督

「今日の試合は一試合で考えれば、ラストの5分を除いて自分たちのディフェンスができていましたし、特に前半、足がよく動いていてセットオフェンスでも点が取れていました。そこの部分は良かったのですが、やはり後半のラスト5分の退場、あそこで一気に流れが向こうに行ってしまったので、そこのラスト5分の部分で考えてできていなかったです。余計な退場が二人出てしまいました。相手のリスタートは、セットディフェンスでは守れていたのですがやはりクイックスタートで自分たちがディフェンス二人変わっていたので、そこの部分で相手がリスタートかけてきました。スピードに押されて失点が多かったので、そこをもう少し修正できればよかったなと思います。ディフェンスが二人変わるというのに、相手もそれを考えてリスタートしてきていると思うので、もっと戻りの意識を徹底してできていればあそこまでの失点はなかったと思います。前半リードで終えられたのは、失点はもうクイックスタートの失点ばかりだったので、ディフェンスはある程度セットディフェンスもできていました。それを継続してクイックスタートの戻りだけ意識するように指示しました。後半は二人退場した時点でもう人数的に4人対6人で。同点でラストだったので、自分たちが最後人数的に不利だったのでそこで攻めきれなかったというのはあります。最後のタイムアウトでは、自分たちが一人退場していて、オフェンスが五人だったので、シュートで必ず終わるようにパスを回して全員で動いてというのを言いました。服部(晃)に関してはその前の試合もそうですし、安定したキーピングをしてくれているので、完全にチームとして助かる存在です。春から変わったのは、彼自身にすごい向上心があるので、もっとうまくなるという意識が練習を見ていても伝わってきます。試合も高い意識でやってくれているので、それが今回秋で結果として出てきているのだと思います。順大とも競り勝って今日の法大も接戦になることは分かっていたので、そこで競り勝てる力がないということです。それと単純にチーム力が今ないというのが一番だと思います。秋リーグ振り返って、自分たちがやろうとするハンドボールができなかったというのと、ディフェンスが安定しなかったのでそこをもう少し精度を高めてできていれば結果は変わったと思います。ただ、入替戦、インカレがあるのでもう一度そういうのを修正してやっていきたいと思います。下級生が多く出ているのですが、コートに立っている以上は学年関係なくやってもらわないといけないので、それが来年再来年につながると思います。下級生は試合に出ている以上は勝ちにこだわってやってほしいと思います。意気込みとしては、入替戦はもう必ず勝つという、一部に残留するというのが絶対だと思うので、そこしっかり全員で頑張れればと思います。インカレに関してはまだあと1ヶ月弱あるので、1ヶ月弱ある中で秋できなかったことをもう1回ディフェンス含めて一つ一つ精度を高められるようにチームを最後作っていきたいと思います」

松本
「(ケガの様子)ちょっと怖いんですけど当たらなければ大丈夫なので頑張ってやります。(前試合との違い)今回も前半から良く動けていたとは思うんですけど、やっぱラスト5分ですかね。退場退場で2人いなくなって、そこで全部ダメになりました。そこまでは6点差まで開いたりしたのですが退場2人も出されると辛かったです。それに尽きます。(後半の立ち上がり連続4失点)流れが移るのはしょうがないと思うので、前までならズルズル逆転まで行かれていたところを抑えられたという面では良かったのかなと思います。(実力で及ばない敵だったか)今回は完全に自滅ですね。流石にラスト5分さえしっかりしていれば勝てていた試合でした。(前半逆速攻で決められたことについて)自分たちが戻ったりしなかったのでそこは申し訳ないです。そこは多分自分と宮崎が戻るか早く交代するかを決断すべきだと思います。(ハーフタイムで話したこと)後半いつも出だしが悪いのでそこについて話しました。そこはまぁ出来たと思います。(後半28分のタイムアウトで話したこと)2人いなかったので回して回して手上がるまで粘ろうという話でした。そこはもう全然できませんでした。2人いなかったんで。(勝ちきれない試合展開について)秋リーグ始まった時に比べたらだいぶ良くなってると思うのでインカレに照準合わして修正していきます。(入替戦への抱負)もう勝つしかないので1点差でも勝ちます」


宮崎
「前半は良くボール回せて点も入れられたので、個人的には良かったです。でも後半最後で自分が2分間退場になって、勝てる試合を壊して負け試合にしてしまいました。自分のせいで負けた試合だと思います。(2分間退場になった原因)自分がシュートにいったところで相手に押されて、それを審判にアピールしたんですけど、そのアピールが長すぎて。ちょっとアピールするくらいなら大丈夫なんですけど、ラスト5分のところで熱くなって、感情的になりすぎたと思います。練習中からよく審判に文句言うとこがあって、この大事な場面で出ちゃいました。最後の最後に試合壊して、3年生にもなって本当に情けないです。(入替戦に向けて)入替戦は絶対に負けられないです。来年4年生として、1部スタートか2部スタートかでも大きく変わってくるので、勝たないといけないと思ってます。リーグで当たってないので立教の情報は少ないんですけど、今日みたいに前半からリードできればいけると思うので、最初から強気で攻めていきたいです」

山田
「前半は点も取れてて、ディフェンスも打たれはしたんですけどキーパーが止めてくれて、ディフェンスからオフェンスの流れをしっかり作れていたと思います。オフェンスはセンターの松本さんが調子良くて、宮崎さんと青山で引っ張って真ん中開けて松本さんがシュート打つっていう1番良い形で攻めれました。後半も相手に流れが行った場面でも踏ん張ってラスト5分まで崩れずリードできたので全体的には良かったです。でもそこから1人宮崎さんが退場してしまって、その切り替えなきゃいけない場面で翔太が退場しちゃって、それで完全に。4人になったら何もできないので、それが今日の大きな敗因だと思います。(前半逆速攻での失点多かった)ディフェンスの交代のところで迷って戻りが遅くなることが多かったんですけど、前半最後から後半にかけては修正できました。もう少し早くできれば良かったんですけど、とりあえずは試合中に直せたので良かったです。(服部晃大のセーブ)大きく崩れないキーピングをしてくれて、練習の時からしっかり声出したり自分のやるべきことを分かってやってくれてます。1年生だけど信頼できるキーパーだと思います。逆に1年生で活躍してるからこそ、上の学年の2人も意識上がると思うから、そういう意味でもチームにとって良い存在だと思います。(退場)最後あと5分で決められずに、熱い気持ちがあっただろうから。全員でしっかりフォローできたかなとも思うし、その後の翔太の退場も、その前に1回集まってルールを確認してたら起こらなかったと思います。だから練習中から、時々コートにいるメンバー集まってルールを確認し合う癖を付けていければいいかなと思います。(入替戦に向けて)絶対に勝たなきゃいけない試合。固くなってミスするぐらいなら強気で攻めていきたいです。立教は3−3ディフェンスで横パスをすればカットされるから、全員が前を狙ってかなきゃいけないです。練習から強い気持ちを持って、入替戦に臨みたいと思います」

服部(晃)
「前半立ち上がりすぐに良い調子で止められたのですが、前半の中盤にあまり止められなかったというのが反省です。反省はもう一つあって、後半で流れが向こうにいきそうな時に止められなかったという、明大の流れのまま止めておくことができなかったなというのが反省点二つです。法大のリスタートの速さというのは狙っていたと思います。相手の得意なところだとは思うので、そこをしっかり止められなかったのはチーム全体としての反省点です。リードで終えられたのは、そこまでミスが多くなかったかなというのと、シュートがしっかり入っていました。枠の中にもしっかり入れて得点になっていました。そこが大きいかなと思います。後半はもう枠外に外してしまったり、キーパーにも当てていました。そこが得点できなかった理由かなと思います。自分の調子は良かったと言えば良かったのですが、いつも調子良くてもこっちの流れが悪い時に止めるというのが苦手なので、そこが本当にダメかなと思います。逆転負けは第一に得点ができなかったことです。後半最後の15分で3点しか取れていないというのは客観的に見て点が取れなかったというのが大きいなと思いますね。得点が取れない、枠外に打ったというのにつられて、そのままディフェンスがうまくいかなくて、ディフェンスの流れも悪くなってしまいました。そこで自分が切れずに6点差をひっくり返されたかなと思います。反省点としては自分は秋リーグ全体を振り返ってみるとそんなに大崩れしたことはないかなと思います。なので本当今回の試合もそうですし、相手の流れの時に止めることができないというのが、反省点であって課題かなとこの秋リーグ終わって思いました。これからの意気込みとしては、入替戦でこっちは一部、相手は二部という状況ですが、受け身にならずにしっかりチャレンジするようなプレーが増えてきたらしっかり勝って一部に残れるかなとは自分自身では思っています。インカレについてはまだどことやるかも全く分かっていなくて、リーグはいつも関東ばかりなので、いつもと違ったような雰囲気の相手、違った戦略をしてくる相手が絶対出てくると思います。そこにしっかり対策してあと1ヶ月で個人のプレーの悪さを改善して、気持ちの面でも一部残っても危機感を忘れずに、慢心せずに皆で最後4年生のインカレを勝ち続けていきたいです」

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