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強い足腰からの鋭いアタックが持ち味の中村


新人記者のイチ推し選手!2017  (15)中村哲也 異色の経歴を持つシンデレラボーイ  

 明大スポーツ新聞部には毎年多くの新入部員が入部してきます。入部してから5カ月以上にわたり、それぞれの担当部で取材を重ねてきました。まだまだ未熟な記者ではありますが、これまでの取材の成果として、それぞれの担当部の1・2年生の中からお薦めの選手を取り上げさせていただきます。これからの明大体育会の未来を担っていく選手ばかりです。ぜひご覧ください。
 その剣さばきで、世界をつかむ。高校スタートながら全国選抜でベスト8、インターハイにも出場した中村哲也(営1=東亜学園)。キャリアは浅くとも、努力で手に入れたその実力は本物だ。春はリーグ戦にも出場するなど、将来が楽しみな期待の新星が現れた。

初心者からの下克上
 秘められた才能が開花した。中学時代、所属していたバレー部で全国2位という実績を持つ中村。しかし、バレー部の監督からは「お前は身長もないし、高校でバレーは難しい」の一言を告げられる。代わりに勧められたフェンシングを始める決意をし、全国制覇10回の強豪・東亜学園高に進学。周囲には全国レベルの選手が多くいる中で「この先輩を倒したら俺はレギュラーだ」と持ち前の負けん気を発揮した。まずは基本のフットワークから始め、フェンシングの基礎である足腰を鍛え上げた上で実戦でのファイティング練習へ移行。さらに、積極的に一つ上の先輩と試合をすることで素早い剣の動きを獲得した。同輩よりもワンステップ上の練習で、確かな成長を遂げた。
 その努力が表れたのは高校2年の全国選抜、ベスト8を懸けた試合。相手の埼玉栄高は中学からの経験者を並べたのに対し、東亜学園高は高校から始めた3人で挑んだ。「これに勝ったらいよいよだなと思った」という一戦は、最終試合で中村がエース対決を制し勝利。初めて倒した全国レベルの相手に「自分たちがやってきた練習が実になった」と喜びをかみしめた。「俺たちは上に行けるよ」。自信を得た価値ある一勝だった。

世界のフェンサーへ
 大学入学後、中村は焦っていた。「手の内がバレて転がされているみたい」。先輩が見せる剣の速さ、次のプレーを予測する力。全国を経験していても対応できない力の差を痛感した。
 それでも、中村には高校で培った努力の才能がある。「次の次を考えていくことが多くなった」。がむしゃらなやり方では勝てないと分かると、即座に対応。その成果もあり、今冬にはエペ日本代表として初の海外合宿も決まった。しかし本人は「今の現状に満足しない」。目標は本職のフルーレでのリーグ戦出場、さらには日本代表入りだ。実力は他の選手に決して負けていない。不屈の精神を胸に、世界へと飛翔する。

◆中村哲也(なかむら・てつや)営1 東亜学園高 172cm・56kg 大好物は焼肉

[最上隼也]


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