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優勝へ懸ける思いは強い


東京六大学野球 2017〜秋〜  (14)法大戦事前インタビュー@ 青木監督、森主将、熊谷選手   

 覇権奪回へ、秋に強い明治を見せつける。12年ぶりの5位に沈んだ昨季から、夏場を乗り越えチームも個々も一回りに成長。春の課題であった得点力不足もオープン戦では兆しが見えてきた。目指すのは秋連覇と日本一。全員野球で勝利をつかむ。
 勢い落とさず勝ち進みたい。開幕カードの早大戦は3試合に及ぶ激闘の末、何とか勝ち点をもぎ取った。続く第2週に立ちはだかるは法大。昨季防御率1位のエース・菅野を筆頭に、投手にも野手にも好選手がそろう。さらに明大が初戦ということで「勝てば絶対に勢いに乗れる」(森主将)と士気も高い。序盤ながら、両校にとってシーズンを左右する重要な一戦。激戦になるのは間違いない。(この取材は8月20日に行われたものです)

青木久典監督
――昨季を振り返って
残念なシーズンだったと思いますね、結果的には。スタートダッシュで4連敗したせいで後々優勝戦線から脱落した。その後6連勝したので、そういう意味では3位という結果は残念だった。初戦からもう少し勝ち切っておけばもっと楽な展開になったと思います。(最初の2カードを落としたのは)一番は選手のコンディション不良かと思います。開幕の直前にケガ人が出て、どうしても無理させられなくて。そういう部分が勝敗に響いたのかなと。(明大戦から調子を上げました)ピッチャーの方で長谷川が戻って、先発がしっかり確立して計算ができるようになったのが大きかったと思います。

――「長谷川選手が戻ってきた」とは
長谷川はアンダースローなので、わき腹に張りを感じてたということもあって。そこで無理をさせると彼の選手寿命を短くしてしまう可能性もあるし、長いシーズンを乗り切っていくためには彼の力が必要だったのでそこは無理をさせませんでした。(飛躍の要因は)3年生から使ってたので、リーグ戦経験が生きたんじゃないかと。どういうボールを投げれば打ち取れるかとかね。そういう経験が彼を成長させたと思います。

――昨季の打線については
リーグ戦経験がある者が結構多かったので、そこそこやってくれるんじゃないかと思ってました。

――若手が台頭したシーズンでもありました
舩曳、相馬も途中から出した子たちなんですけど、いつかは間違いなく戦力になると思ってましたし、そのタイミングを見計らってた部分もありました。今回彼らは期待に応えてくれました。

――二塁手だった小林選手がコンバートしたのはなぜですか
チーム内の競争ですね。川口という同じタイプのセカンドがいて、シーズン前から「セカンドをあなたたちで争わせるよ」という話はしてて。そこで川口が春は勝ち取りました。小林はもう少しやってもらいたかったと思いますね。

――春季リーグ戦を通して一番成長を感じた選手は
森の存在が大きかったですよね。キャプテンシーとしても選手としても成長してくれた。キャプテンになったプレッシャーとかはなくて、彼自身の精神力、技術力の高さで打ってると思いますね。相馬も成長してくれて、あとサードで出た福田も成長株ですね。

――明治と戦ってみての印象は
明治さんはしぶといですし、試合巧者ですね。法明戦ってのはお互い負けられないという意地がありますから、意地でぶつかったという感じです(笑)。

――夏はどのように選手を指導していますか
リーグ戦優勝するために、やらなきゃいけないテーマを明確にしながら練習、オープン戦をこなしているとこですね。(テーマとは)一番の課題は打線がもう少し奮起してもらいたかったという部分があって。野手陣にオープン戦では一試合5点以上取りなさいだとか、色んなその日その日のテーマを投げかけながらやらせてるところですね。いろいろな課題は出ますけど、非常に良い方向にいってると見てます。

――夏で伸びてきている選手は
ピッチャーで言うと内沢だったり、あと長谷川がもう一つ伸びてきてますね。バッターだと毛利、向山、中山が伸びてますね。中山はボールを捕まえる精度が伸びていて、元々力はある子なので面白くなってきたんじゃないかと。

――キャンプではどのようなことをされましたか
力を入れたってところはあまり無いです。オープン戦がメインだったので、まず勝ちなさいということを言いました。

――ラストシーズンを迎える4年生の取り組みはいかがでしょうか
4年生は素晴らしいですね。僕が就任してから3年間で、野球に懸ける思いが一番伝わってくる。率先して4年生が動くし、指示もしてくれる。僕がこの選手に指導しなきゃいけないと思った時にはもう4年生が指導してくれてる。こういうバッティングしなきゃ、こういうランニングしなきゃみたいな話を僕が言う前に言ってくれてるので、本当にチーム、後輩のことを考えてるんだなと。優勝して卒業させてあげたいという思いがものすごく強いです。

――秋はどのような投手陣で戦っていきますか
まず春で結果出た3人(菅野、熊谷、長谷川)が主戦力となっていくんじゃないかなと思いますね。他の投手陣だと内沢とか新戦力の朝山だったり、面白いな、力付けてきたなというピッチャーが何人かいるので。秋にそういう選手が一人でも多くいればまた起用に幅ができますね。

――今季投打でキーマンになる選手は
ピッチャーであれば菅野かなあ。春に防御率で賞を取っていますから、自覚を持ってやってもらいたい。バッターであれば中山、と言いたいところですけどあえて向山がキーマンになるかもわかりませんね。貴重な右バッターでもあるし、長打も打てるし、勝負強いし。

――秋季リーグ戦は明治が初戦です
僕は良かったんじゃないかと。初戦から優勝決定戦みたいなガチンコ勝負ができるってのはものすごく良いと思います。

――最後に今季の意気込みをお願いします
だいぶ優勝から遠ざかっているので、ぜひとも一戦必勝。まずは初戦勝ち点取って、勢い乗って優勝目指したいと思います。

――ありがとうございました

 
最後こそ笑って大学野球を終えたい
最後こそ笑って大学野球を終えたい


森龍馬主将
――春3位を振り返って

目指すは優勝のみなので、3位という結果は非常に悔しかったです。開幕4連敗に関しては改善しないといけない部分で、リーグ戦への入りというのを変えていかないといかないなと思います。でもそこからの6連勝に関してはすごく成長することができましたし、秋につながる試合運びができたかなと思います。

――主将として1シーズン戦ってみていかがでしたか
一番は開幕4連敗した時にチームの雰囲気がどんよりしてしまっていて、そこからどうやって前を向いて戦っていくか考えました。自分自身も今回はレギュラーとして試合に出続けていましたし、結果を残しながらチームがどうやって前を向いて戦っていけるかを考えるのは大変でした。

――開幕戦は代打でしたが、最後はスタメン出場までになりました
もっともっと打率を残せたかなと思いますし、個人としては満足できる結果ではないです。リーグ戦級のピッチャーと戦っていくごとに、自分自身も成長を感じられたので、出続けることは大事なことだと思いますし、その中で結果を残すのは大事だなと改めて感じました。

――現在のチームの状態はいかがですか
練習試合を通して課題はまだまだ残っていますが、非常にいい形で来れているかと思います。ピッチャーがゲームを作ってくれている部分が大きな成長かなと思います。

――チームとしての今夏の取り組みは
まずはピッチャーが先に点を取られないということと、野手陣は毎試合5点以上を取るということを課題としてやっています。

――個人としてはいかがですか
基本的には打席の中ではランナーがいなければ出塁すること、ランナーがいるんだったらかえすとか先に進めたりするなどとチームのことを考えてプレーをしています。あとはチームがどのような状態なのか考えて、その都度声のかけ方は変えたりしています。

――現在のチームの雰囲気はいかがでしょうか
やるときはやるという選手が多いので、時には明るく元気な雰囲気もあります。でも入り込むとみんなビシッとするので、メリハリはできていると思います。基本的には上級生が声を出してやってくれているので、上級生が頼りです。

――春のポスターがかっこよかったです
撮影スタジオに行って撮ってもらったんですけど、すごく恥ずかしかったです(笑)。ポスターとかネット配信で以前よりは注目度が上がってきているので、ありがたいことだなと思います。(他大の撮影とは)時間帯は違うんですけど、重なったりとかもするのでどんな感じで撮っているのかなと見たりしてました(笑)。

――春の印象的な試合はございますか
やっぱり明治ですね。4連敗した後の明治と試合で、勝ち負けというよりも本当にこれ以上負ける訳にはいかないという気持ちが強くなって。負けた上なんですけど、またチームが一つの方向に向いたかなと思います。6連勝の始めにもなりましたしね。

――今年の明大の印象を教えてください
ピッチャーが特にいいと思いますし、絶対接戦になると思うのでミスした方が負けだと思います。明治とは我慢比べになると思うので、気持ちでは負けないようにしたいと思います。

――明大で親交がある方はいらっしゃいますか
同級生で話したりするのは中野(速人主将・法4=桐光学園)、竹村(春樹内野手・政経4=浦和学院)、河野(祐斗内野手・文4=鳴門)とかですかね。竹村と河野は何回か食事にも行きました。

――開幕が明大戦です
“血の法明戦”と言われているくらいなので、ライバルチームでもありますし、明治さんが初戦というのは僕たち法政にとっては好材料かなと思います。初戦明治に勝てば絶対に勢いに乗れるとみんなわかっていると思うので、絶対そこで勝ち点を取りたいと思います。

――ラストシーズンへの意気込みお願いします
優勝の経験がないですし、優勝できなかったら何のために法政に入ってきたんだというくらいに強い気持ちを持っているので、死に物狂いで目の前の試合を戦いたいと思います。(目標は)リーグ戦優勝、そして神宮大会優勝することです。(個人は)とりあえずないです。チームが勝てればいいです。

――ありがとうございました


投手陣の柱としてラストシーズンを戦う
投手陣の柱としてラストシーズンを戦う

熊谷拓也選手
――昨季を振り返って

先発で結果を出せずに中継ぎに回って。先発では結果を残せなかったのが毎回一緒だと思いました。

――リリーフでは好投を見せていました
ここまで良いとリリーフの方が向いているのかなと思いますね。中継ぎでいくのは慣れっこです。ピンチの時ほど抑えたらヒーローですし、逆に燃え上がってくるぐらいの気持ちです。まあ先発で投げたいって気持ちもあります。

――昨季先発であった菅野選手、長谷川選手についてはどう思われますか
安定感抜群の2人なので、勝てるのであれば僕は後ろで全然かまわないですね。相手が嫌がるような投手起用を監督がしてくれればいいなと思います。

――昨季オフに増やした変化球は生きてきましたか
相当生きました。シンカーとツーシームですね。スライダーも昨季覚えて、それも通用しました。

――明治と戦ってみての印象は
ピッチャーがしっかりしてるので、打たないと勝てないって印象はあります。打撃もつないでいくような打線で、簡単にアウトになってくれない感じです。(警戒してた打者は)渡辺(佳明内野手・政経3=横浜)と逢澤(崚介外野手・文3=関西)です。2人とも良いバッターなので。

――チームとしての課題はどこだと思われますか
やっぱ(シーズンの)入りですかね。今回明治初戦になりますけど、しっかりそこで勝ってチームも乗っていければと思います。十分実力のあるチームなので。

――この夏、力を入れて練習したことは
フォームのことは常に考えて投げてます。上半身だけでなく、下半身も使って投げられるようになりました。だいぶ固まってきたのであとは細かいズレだとか微調整です。

――投手責任者として、今の投手陣の調子はどのように見ていますか
いいんじゃないですかね。この流れをキープしつつ、より良い結果を出せるようにしていきたいです。(調子いい選手は)長谷川ですね。コントロールとか球のキレとかですかね。あと内沢も良くなってきてると思います。

――青木監督は投手責任者を務める熊谷選手を見ていて「余裕が出てきた」と感じているそうです
そうですね。1年生から3年生まで全然思うような結果が出ていない、自分のピッチングができていないと不安なまま投げてた感じだったので、そういうピッチャーの気持ちはわかります。法政に来るぐらいだから良いポテンシャルは持ってるのに、力を出せないのはもったいないな、と思って僕に教えられるようなことは教えるようにしてます。

――今季がラストシーズンということで、懸ける思いは違ってきますか
より一層優勝したいなと思っています。

――明治とは最初のカードでぶつかります
明治も春に2連敗食らってるぶん法政には食い付いてくると思うので、そこをしっかり2連勝で勝ち切って、いい波に乗れるようにしていきたいです。

――今季の目標を教えて下さい
優勝ですね。個人としては先発でもリリーフでも防御率を1点台を目指します。

――最後に今季の意気込みをお願いします
春は4連敗から6連勝してチームもいい流れできていると思うので、そのままスキのないように開幕に向かっていきたいと思います。

――ありがとうございました

[三ツ橋和希・浜崎結衣]


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