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2トライを挙げチームの勝利に貢献(慶応ジュニア戦)


俺だ。  (25)矢野湧大 昨季の経験を自信に 絶対的フィニッシャーへ  

 紫紺を支えるのは俺だ。レギュラー選手はもちろん、ディベロップメントチームの選手やスタッフ、首脳陣、OB、ファンに至るまで、様々な人間の力が明治を頂点へ押し上げる。全ては大学選手権優勝のために。「俺だ。」では、明治復活に力を尽くす個人を取り上げる。
 第25回は、ウイング矢野湧大(文2=大分舞鶴)。入学当初から主にBチームで経験を積み、昨秋終盤には対抗戦、大学選手権にもスタメン出場。しかし2年生となった今春は度重なるケガに悩まされ、戦線離脱を強いられた。実戦復帰となった今シーズン、ルーキーの台頭も目立つBK陣の熾烈(しれつ)なポジション争いに加わり、再び紫紺をつかみ取る

――まず9月10日に行われた慶応ジュニア戦(○45―21)の振り返りをお願いします
 ジュニア戦の入りということで、チームとしても絶対に勝ちたい試合でした。ラグビー部全体のテーマとして、今シーズンの目標を「挑戦し続ける」と掲げたので、全員が積極的な姿勢で試合に臨めていたと思います。自分としても先制点、2トライを取れましたし、チームに良い流れをつくることで貢献できたのではないかと思います。BKのアタックの入りが課題として見えたので、試合の入りからテンポ良くアタックしてトライにつなげられるように、次の流経大戦に向けて修正していきたいです。

――2年生として迎える今シーズン、昨年から変化はありますか
 学年が上がり、後輩ができて「一つ下には負けたくない」という気持ちが生まれました。1年生に山沢(京平・政経1=深谷)や石川(貴大・政経1=報徳学園)、猿田(湧・営1=秋田工)など高校時代から有名で実力のある人がたくさん入ってきましたが、絶対に負けたくないですし、そこはやっぱりライバル視していますね。皆アタックやトライを取り切る力という点ではそこまで差はないと思うので、他にプラスアルファで勝負していく必要がある。僕の場合はディフェンスで他の選手よりも前に出ていけるように心掛けています。

――ご自身で成長を感じるのはどういった部分ですか
 アタックですね。昨年は1年生ということもあってかなり委縮してしまっていて、欲しい時にボールを呼び込むことができませんでした。今年は自分が欲しいと思ったタイミングで声を出してボールをもらえるようになったので、そこは実際にトライにもつなげられていますし成長を感じている部分です。自分のサイドにアタックが来た時に一番大事になるのがやはりコミュニケーション。どれだけコミュニケーションを切らさずに内側の人たちと連携を取っていけるかを常に意識しています。一年間先輩方と過ごしてきて、もちろん普段の生活から距離は縮まりましたし、試合中でも言いたいことを全部言えるようになったのは大きいですね。

自慢の快足で存在感を放つ
自慢の快足で存在感を放つ

――1年次秋にはAチームでスタメン出場を果たしました。改めて昨年1年間を振り返っていかがですか
 1年生の最初はずっとジュニアで出場していたんですけど、秋の最後の方でAチームとして出させてもらって、本当に良い経験をさせていただきました。Aチームで出場したということ自体が、僕にとっては自信になって今のプレーにもつながっているので、そういう意味でも昨年の経験は大きかったですね。しかも出させてもらったのが、対抗戦の最後の帝京大戦と明早戦。特別な試合だったり、大学チャンピオン相手の試合だったりに出場させてもらったので、試合前から先輩方の雰囲気も全然違って勉強になることばかりでした。絶対に勝てると言われていながら落としてしまった最後の京産大戦も、実際にスタメンとして出場させていただきましたが、京産大からのプレッシャーを常に感じながらのプレーでした。精神的な部分で自分たちの準備が足りていなかったし、甘かった。あの負けを無駄にしたらいけないですし、絶対今年に生かさなければいけないと思っています。

――今春は戦線を離れることが多かったと思います
 シーズンが始まる直前に足首をケガして一回復帰したんですけど、1カ月くらいで今度は今までケガしたことがなかった膝をやってしまって。なので春はほとんど試合にも出れなくて、悔しい思いをしました。自分がケガをしている間に他の選手たちがどんどん成長していく姿を間近で見ていたので、置いていかれるという焦りも感じました。でも下半身を思うように動かせない分、上半身を重点的に鍛えてご飯もしっかりと食べ続けていたので、ベンチプレスの数値は昨年から20キロくらいアップして、体重も5キロほど増えました。まだまだ体重だったり、フィジカル面だったりにおいては他の選手よりも劣ってる部分が多いんですけど、それでも春の成果としてコンタクトをしっかりできるようになってきているなと今感じています。

――チーム内における変化というのは感じていますか
 田中ヘッドコーチに変わったことがチームにとっても一番大きいと思います。これまでは学校がある日でも、毎日コンタクトとフィットネスの練習を一緒の日に行っていたんですけど、今年はそれぞれ別の日に分けてやるようになって。疲労の蓄積具合もかなり違って、フィットネスの翌日のコンタクト練習で走った時の疲労が取れたりするので、トレーニング内容も良い方向に変化していると思います。あとは今年から練習前にトレーナーが作ってくれるドリンクを飲むことを徹底しているので、練習に入ってからの動きもかなり違うのではないかなと。昨年、特にAチームはメンバーが固定化されていた感じがあったんですけど、今はどんなプレーヤーでもケガしたり調子が上がらなかったりすれば、容赦なく下に落とされる。部内競争は確実に激しくなってますね。でもプラスに捉えればAチームで出場するチャンスが増えたということなので、日頃の練習からしっかりとアピールして、いつでも上に上がれるような準備をしています。

――目標としている選手はいますか
 知也(山村・営2=報徳学園)ですね。憧れというか、小学生の頃から一緒のチームでやっていたので、同じウイングとしてライバルでもあるし一緒に試合に出たいという思いが強いです。知也も今はケガで試合に出れてなくて悔しい思いをしてると思うんですけど、シーズン終盤までには2人で両ウイングとしてまた出場したいと思っています。知也は注目されている分、試合中でも「山村見た?」とか「山村マークしろ」とか相手からのコールもすごく多い。その代わりに僕もノーマークなわけではないですけど、知也にマークが集まる分動きやすいはずなので、そこで自分なりのプレーを出していけたらいいなと思っています。僕が知也になれるわけはないんですけど(笑)、近い存在になりたいですね。まさか一緒の大学になるなんて思ってもいなかったですし、小学6年生ぶりに同じ場所でラグビーができると分かった時は本当にうれしかった。僕にとっては誰よりも大きい存在です。

――今後、目指す選手像を教えて下さい
 誰からも信頼される選手です。ポジション的にも一番外なので、内側の選手からいかに信頼してもらえるかが大事になります。安心してボールを回してもらえる、託してもらえる選手になってチームの勝利に貢献していきたいです。

――本格的に秋シーズンが始まりました。最後に意気込みをお願いします
 今Aチームに絡み切れていないのは、まだまだ実力不足な証拠です。もう秋は始まってしまいましたけど、シーズン中に差を埋めて昨年同様上り詰めたいと思ってます。そのためにも、まずはジュニアでしっかりと結果を残す必要がある。ジュニアとしての目標は東海大、帝京大を倒してもちろん優勝。個人としてもジュニアでしっかり試合数を踏んで、Aに絡めるだけの力をつけた上でアピールしていきたいです。

――ありがとうございました

◆矢野湧大(やの・ゆうた) 文2 大分舞鶴高出 173cm・74kg
ポジションはウイング。軽快なステップと50メートル走6秒0の俊足を武器に、1年次からAチーム入りを果たした。同期の山村とは小学生時代のラグビースクール仲間。2015年度高校日本代表。

[横手ゆめ]


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