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勝利後、安堵の笑みを見せる竹本

硬式庭球部  女王・早大に2―5で敗戦 好材料を手に次戦に勇む/関東大学女子1部リーグ

◆9・4〜9・17 関東大学女子1部リーグ戦(有明テニスの森公園他)
▼9・4〜5 対早大戦(慶大テニスコート)
 明大2―5早大○
[ダブルス]
 宮田・竹本組 0{1−6、2−6}2 上・大矢組○
熊谷・斉藤組 0{1−6、1−6}2 細沼・清水組○
[シングルス]
 斉藤 0{3−6、1−6}2 上○
 宮田 0{1−6、1−6}2 大矢○
 吉田 0{2−6、1−6}2 細沼○
○竹本 2{2−6、7−6、7−6}1 金井
○熊谷 2{6−4、6−4}0 大河
 日本一の貫禄を見せつけられた。関東大学1部リーグ戦。第2戦目は、2006年以来11年連続で王座優勝を果たしている女王・早大とぶつかった。熊谷ひかる主将(文3=浦和学院)、竹本琴乃(国際2=高松北)がシングルス2本をもぎ取るも、残り5戦は全てストレート負け。結果は2ー5と常勝校の壁は簡単には崩せなかった。

 勝ちへの執念をプレーで体現した。シングルス4で登場したのは竹本。昨年度はルーキーながらリーグ戦全試合でシングルス出場を果たし、入替戦含む全6試合で勝ち星を挙げるなど、明大の1部昇格に大きく貢献した。対する金井(早大)は、回り込みフォアハンドと足を武器に粘りのテニスを繰り広げる厄介な相手。先日の筑波大戦で忍耐強い相手とのラリーの応酬に敗れたこともあり、序盤から積極的に前へ出た。しかし攻め急いだ結果、ミスを頻発。第1セットを2―6で落としてしまう。「やっぱり我慢するしかない」。広角に打ち分け相手を左右に振ることで、相手の武器である回り込みフォアハンドを封じることに成功。「自分も走ることになるけど、回り込みを主体にされると不利になる」とラリーでの我慢比べを覚悟し、攻撃の機会をうかがった。攻め手を変えたことが功を奏し、第2セットからはポイントを量産。足を使った横の動きと不意をつく大胆な一打で相手を翻弄(ほんろう)した。一時は5―1から5ゲーム連取を食らうも、決して気持ちは切らさず。「どんなに長いラリーでも負けない」と第2セットをタイブレークの末に制すと、続く最終セットのタイブレークを9―7で勝ち切り試合終了。ベンチコーチからの「貫け」の言葉を胸に、3時間18分の長丁場を戦い抜いた。

 頼れる主将が先陣を切る。筑波大、早大と続けざまに昨年度のツートップとぶつかった明大。2戦での勝つ星は計四つと、1部のレベルの高さを感じさせられる結果となった。しかし、その中で朗報もある。主将の熊谷が単複合わせ3勝。劣勢のチームの中で、ひときわの存在感を放った。「主将だから負けちゃいけないっていう気持ちが意地にもなる」(熊谷)。リーグ戦ではチームへの思いが個を強くする。そして、1勝への強い思いは下級生も同じだ。「個人戦だったらラリーもあんなにつながない。自分だけの勝負ではないので、そう簡単には負けられません」(竹本)。各校が大学の看板を背負い戦うリーグ戦。個人戦とは一味異なる勝利への思いが、一人一人の勝ちへの原動力となる。

 下剋上は始まったばかりだ。第3戦で対戦するのは山梨学大。昨年度は1部6位に沈みながらも、立大との入替戦を制し意地の1部残留を決めた。2部から這い上がってきた明大としては、何とか捕らえたい相手だ。「一戦一戦倒れるくらいまでやる、出しきるってことについて意識を向けて戦い抜いてほしい」(上原慎吾監督)。猛者たちの集う1部の世界を勝ち抜くには、次戦・山梨学大が一つのヤマ場となる。勝ちへの気持ちを前面に押し出し、挑戦者として臨む。

[谷山美海]

試合後のコメント
上原監督

「これからは残り3戦やりきるだけです。次の山梨学大は負けられないので、そこでいかに全員で勝ち切るかですね。(1部と2部の差は)大事なポイントを取りきってくるところですね。勝負も仕掛けてくるし、2部の方がそれが少し遅いです。そこが段違いだと思います。(1部は)自分から取りに仕掛けてくる強さがあります。スキがないです。特に筑波と早稲田は王座に出ているので。ただ、いい経験は積めましたから。そこさえ押さえれば勝てるので、慶大にもチャンスはあると思います。とにかく次の試合にどういかせるかにかかっています。弱い気持ちでは勝てないので、気持ちを強く持つことが重要です。あとは意地ですね。根性論ではないですけど、気持ちを持っていかないと。早稲田は負けず嫌いだし、それが強い。我々もそれは持っているはずなので、自分達も勇気を出してやる必要があります。(主将が好調)熊谷は意識もそうですけど、変わりましたね。彼女がオーダーの下の番手にいるってことも選手としても安心してやれるし、120%軸で動いてもらわないといけません。気持ちが折れないで、彼女が中心になって頑張ってくれてることでチームも勢いがつきます。(残りの意気込みは)もっとチーム一丸となって、勝ちたいという気持ちを出すということです。負けたとしても、一戦一戦倒れるくらいまでやる、出しきるってことについて意識を向けて戦い抜いてほしいですね」

熊谷
「ダブルスが0―2になってしまったのが、敗因かなと思います。ダブルス一本でも取っていたら最後シングルスにかかっていたので。(チームの状態や雰囲気は)負けが決定した試合でもみんな応援するし、かなりよくなっているとおもいます。(相手はシングルス1、2、3が強敵)一部の1、2は強いので、4、5で取りに行くのが理想です。(シングルス5に回った理由は)相手の予想オーダー立てたときに、どっちが相性がいいのを考慮して、組んだ結果です。(細沼には夏関で勝ったが、当たりたかったか?)いや、全然です(笑)。 勝てたらすごいですけど、細沼さんはリーグではものすごく強いです。主将なので。(これから3試合は本当の意味の勝負)次からはとにかく勝ちきらなきゃいけない試合が続くので、勝ちたいなと思います。(試合後のミーティング)筑波大、早大と王座1、2位の大学に2―5まで行けたのは手応えもあったし、負けたけれど内容は悪くないので、このまま上げていこうということを話しました。(去年からの成長)左右に振られたときとか、粘り強くなったと思いますし、チャンスに前に出て打つっていうのはとても成長しています。(残り3試合を迎えたが)明治は人数も少ないので、チーム力で負けないことが重要ですね。ダブルスは0―2には絶対しないで最低でも1―1にして、シングルスに回します。チャレンジャー精神をもって思いきってやりたいです。(ご自身の調子はいい?)いいっていうか我慢している場面が多くて、自分のテニスをした感じはないんですけど、主将だから負けちゃいけないっていうのはあるので、意地にもなるし、0―3で回ってきて自分で負けを決めたくない一心でやりました。残りはとにかく全勝します。(意気込み)この2試合で結構自分たちの自信になった試合もあるし、やらなきゃいけないこともわかったので、自信をもって楽しみながら思い切りやれればベストかなと思います」

竹本
「前回の筑波大戦も相手が粘り強かったんですけど、筑波大戦では相手のペースに付き合って負けてしまったので、今回はどんどん打っていこうと第1セットに臨みました。簡単にファーストを取られてしまったので『やっぱり我慢するしかない』とラリーで戦おうと決めたんですけど、相手に付き合いすぎず、チャンスを見つけていこうって。筑波大の二の舞になるのは嫌なので、殻を破らないといけないと思って前に出ました。(タイブレークを2セットとも取り切れたのは)気持ちも大切だと思いますけど、それをプレーに出さないと意味ない、大事なところで怖がらずに大胆なプレーをして、そこで勝ち切ろうって思って。先に5ゲーム取っていたおかげで、次にいこうって気持ちを切り替えることができました。(戦術としては)相手を振って相手にバックハンドで打たせようと。その分走らされはするんですけど、あれを主体にされるとこっちが不利になることは分かっていたので。(最後のタイブレークは)攻めていこうと思っていました。ベンチコーチから『貫け』って言われて、どんなに長いラリーでも負けないようにしていました。(筑波大戦、早大戦を終えて)正直に言うとここまで戦えるとは思っていませんでした。やっぱりリーグ戦は何が起こるか分からないんだなって、残りの試合も全力で挑めば実力以上の力が出せるはずだっていう自信にはなりました。(リーグ戦ならではの勝ちへの気持ち)個人戦だったらラリーもあんなにつながないと思います。チームとして負けたとしても、最後に得失点差で順位が決まることもありますし、1勝の大切さは感じています。今回もだからこそもぎ取ろうと思いました。自分だけの勝負ではないのでそう簡単には負けられません。(次戦に向けての意気込み)次の山梨学大戦が正念場かなと思います。向こうは昨年度1部最下位でしたけど入替戦で勝って残留して、明治だけには負けられないっていう意地があると思います。チームとしても何とか勝たなきゃと思いますし、その勝ちに貢献できたらなと思います」



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