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チームの先頭に立ち続ける


東京六大学野球 2017〜秋〜  (1)開幕前インタビュー 中野速人主将  

 覇権奪回へ、秋に強い明治を見せつける。12年ぶりの5位に沈んだ昨季から、夏場を乗り越えチームも個々も一回りに成長。春の課題であった得点力不足もオープン戦では兆しが見えてきた。目指すのは秋連覇と日本一。全員野球で勝利をつかむ。
 必ず、勝つ。チームを引っ張り続ける中野速人主将(法4=桐光学園)。春に出た課題の克服はもちろん、選手一人一人が“勝ちへの執念”を徹底した。自身にとっては野球人生最後となるシーズン。「優勝して、日本一になる姿を応援してくれた人たちに見せたい」。最後までチームのために尽くす覚悟だ。(この取材は9月4日に行われたものです)

――オープン戦ここまで振り返っていかがですか
春季リーグ前のオープン戦は結構負けが多くて、勝てた試合でもあまり競った試合内容というのがなかったんですけど、今季は僅差のゲームがすごく多いです。それをものにできているので、そういった面では勝ちへの執念が表に現れていて、雰囲気はものすごく良いと思います。

――特に手応えを感じている部分は
ユニバーシアードでチームの中心選手が投手2人、野手2人抜けて、戦力的にダウンするかなと思ったところで、全くそういうことを感じることなく戦えていると思います。みんなが勝負どころで打てているので、中心選手以外の人が結果を残せていることが収穫ですね。(残り1週間で)あとはもう相手は決まっているので、早稲田のピッチャーをイメージしながらやるしかないです。当たり前のことを完璧にこなせるように基本を中心に詰めていきたいと思います。

――投打で成長を感じる選手はいらっしゃいますか
逢澤(崚介外野手・文3=関西)ですね。ジャパンには選ばれなかったんですけど、こっちに残って毎試合のように決勝打だったり、逆転のホームランを打ってくれています。あいつが打席に立てば何かしてくれるというのをすごい感じているし、間違いなく成長しているし、期待のできる選手だなと思います。(投手陣は)水野(匡貴投手・農4=静岡)は春は苦しんでいたんですが、終盤にかけて兆しが見えてきているので、最後は本当に齊藤(大将投手・政経4=桐蔭学園)と水野の2人で戦ってほしいという思いが強いです。

――日本代表の4選手の活躍はどうご覧になっていましたか
冷静に考えて今自分は明治のキャプテンをやっていますが、副キャプテンである竹村(春樹内野手・政経4=浦和学院)が日の丸を背負って世界一になったので、自分からすれば世界一のキャプテンを副キャプテンとして側にいてくれるのは心強いというか恵まれているなと思いますね。

――自身の現状はいかがですか
高校からかけて今が一番調子がいいんじゃないかというぐらいです。あと3か月で自分は野球は引退するので、心の持ち方を楽しんで思い切ってやろうという気持ちでやっていたら自然と成績が上がっていっています。今では4割近くは残せていると思いますし、ボールも見えていますし、リーグ戦でも勝負どころで打ちたいです。

――夏場に集中して取り組んできたことは
トレーニングを春終わってからずっと続けていて、そういった意味では体も心も春とは変わってすごく強くなっていると思います。

――実戦をやる中でのチームの徹底事項はございますか
春は技術とかよりも私生活での心の持ち方が課題であったので、とにかく勝ちに執着して、勝つために何でもしようというのは私生活でも試合の中でも常に意識していますね。勝ちにこだわる執念かなと思います。

――どういった野球をしたら負けないか
勝負どころで打って、勝負どころで守らないと逆に負けてしまうぐらいに周りのチームも力をつけてきていますし、やはり勝負どころで勝てるというのが負けない唯一の方法じゃないかなと思います。

――4年生同士では春と比べての変化はございますか
4年生一人一人がチームを引っ張っていこうという姿勢を見せてくれていると思います。(高森キャンプの途中で4年生が帰ることになった)間違いなくそれがきっかけで、4年生は変わってきたと思います。それまでは4年生としての自覚がなかったというのはありましたし、やっていることはやっているんですが、やっぱり返されたことで今季が最後ということを冷静に考えられたと思います。(話し合いもされたか)2週間前ぐらいに4年生みんなで本音をぶつけ合いました。お互いに自分のこういうふうにしたいという意思も全部伝えましたし、逆に4年生からも「お前にはもっとこういうふうにしてほしい」という話もしてくれたので、そういう意味でまとまりはできたと思います。全体的に優しい人が多いんですけど、結局それは下級生のためにはならないので。せっかくこういった環境にいて、4年生は下級生に厳しさを身につけてさせてあげる責任もあると思うので、そういったことを高森の件でみんな一人一人が認識できて、4年生として引っ張っていく姿勢を持っていこうというふうになれたと思います。

――実際にチームのまとまりはどう感じていますか
具体的に言うとオープン戦は座りながら応援することが多かったんですけど、自然と選手一人一人が前に乗り出しながら声出している姿が見えています。勝ちにいこうという姿勢を見せる選手がどんどん多くなって、まとまりというのは前と比べたら各段にあるのかなと思います。監督がいない間はコーチから自分たちでどうやっていくかが大事だと言われていたので、4年生同士でそこは話し合ってやってきていました。

――リーグ戦を戦っていく上でも成長していける
やっぱり実戦の舞台が一番成長できるところだと思うので、プレーしながら成長していかないと勝てないですね。経験していくことで自分の力を最大限に発揮できると思いますし、伸びしろはまだまだたくさんあると思います。

――ラストシーズンを迎えます
自分の代で優勝して、キャプテンという大役を任されたからには優勝して、日本一になって終わりたいです。あとはスローガンにもある「継なぐ」を優勝していい流れを下級生につなげていけたらいいと思います。

――学生野球も最後です
自分の場合は野球人生も最後なので、物心ついた時からグローブとバットは持っていたんですけど、16年間の集大成を全てぶつけて、思いっ切りプレーしたいなと思います。もともと自分は明治に入ってから両親への恩返しが一番の目標なので、秋は優勝して、日本一になる姿を応援してくれた人たちに見せたいなと思います。

――個人的な目標はございますか
勝負どころで必ず打てるバッターですね。中野がきたら大丈夫だとみんなが期待するようなところでは全部打っていきたいです。(春は打ちたい投手が宮台投手でしたが)みんな打ちたいですけどね(笑)。法政の熊谷とかもそうですね。高校の時から何回もぶつかってそれなりに打ってはいたんですけど、大学に入ってからは対戦してなくて今は向こうも150kmを投げられるような投手なので、打ちたいですね。

――六大学全体での戦力は春と比べてはいかがですか
オールスターでも色んな選手を見てきましたけど、本当にどこもさらに力をつけているという印象です。苦しい戦いになるのは分かっているんですけど、その中で選手一同頑張っていきたいなと思います。

――主将として残り日数をどう高めていきますか
もう最後は毎年そうですけど、4年生の力が一番大事だと思うので。試合に出る竹村、河野(祐斗内野手・文4=鳴門)に活躍してもらうことはもちろんなんですけど、試合に出ていない控えの選手だったり、ベンチに入らない4年生もチームを引っ張っていくことが第一かなと思います。

――応援してくださるファンの方にメッセージをお願いします
春はあれだけ3連覇を期待されている中で5位という悔しい結果に終わってしまったので、もう一度皆さんに喜びと感動を与えられるように精一杯プレーしていきたいと思っているので、これからも熱い応援をよろしくお願いします。

――最後にラストシーズンに向けての意気込みをお願いします
自分も最後ですし、主将として、リーグ戦優勝して日本一になりたいと思います。

――ありがとうございました

◆中野速人 (なかの・はやと) 法4 桐光学園高 164cm・72kg 内野手 右投左打


中野 昨季・通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁犠打四死球打率
昨季
.222
通算
10
10
.200





[土屋あいり]


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