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二つのTDを決めた福田

アメリカンフットボール部  開幕戦の壁・慶大撃破!延長戦の激闘を制し最高の滑り出し/関東学生1部秋季リーグ戦

◆9・2〜11・25 関東学生1部秋季リーグ戦TOP8(アミノバイタルフィールド他)
▼9・2 対慶大戦(アミノバイタルフィールド)
 ◯明大20{7―7、3―0、0―0、10―13}20慶大
※延長戦の結果、7―0で明大の勝利
 幕開けを飾る歓喜の勝利だ。リーグ戦初戦は3年連続の同カードとなった慶大。前半はWR#11阪本真一朗(政経4=駒場学園)のTDなどで主導権を握り、10―7とリードして折り返す。後半に入ってもRB#9福田夕斗(政経3=日大三)のTDなどで一時10点までリードを広げたが、相手のパス攻撃に苦しみ終了間際に相手に追いつかれタイブレークへ。どちらかが得点するまで一回ずつオフェンスを繰り返し行うタイブレーク。コイントスで先攻を選択すると福田が今試合二つ目となるTDを決め相手を追い詰めると、裏の慶大の攻撃でディフェンス陣が粘りを見せTDを与えず。過去2年間開幕戦で敗れてきた悔しさを晴らした。

 最後まで気持ちを切らさなかった。第4Q、同点の状況で相手にFG(フィールドゴール)圏内まで攻められる。しかしディフェンスの意地を見せ26ヤードまで戻すと相手のFGはわずかに届かずタイブレークに。延長戦にもつれ込むと「ランはずっと出ていたので出ないことはないという確信があった」(OL#51田滋文・政経4=駒場学園)と1回目でフレッシュを更新しゴール目前まで進む。最後は福田がダイブしエンドゾーンに飛び込んだ。「気持ちで入れた」(福田)と何としてでも勝つという思いに突き動かされた。しのげば勝利が決まる慶大の攻撃。一時6ヤードまで攻められるも、DL#98樋口諒(政経1=駒場学園)のロスタックルやパスを通させない堅い守りで得点を与えなかった。慶大が4thダウンで放ったパスがエンドゾーン外に転がった瞬間、喜びの歓声がチームに広がり大事な一勝をつかんだ。

 原点回帰がカギとなった。「誇れるRB陣のプレーが出せるか」(岩崎監督)と明大の武器であるランプレーを重視。今試合ではTDを決めた福田をはじめ、相手をすり抜けロングゲインを何度も成功させたRB#32小泉亜斗夢(政経2=足立学園)、RB#22加藤貴央(政経3=都立戸山)など豊富なRB陣が躍動した。「関東一のRBだと思っている」(福田)と今年のランプレーの起点は役者ぞろいだ。課題であったOLの強化も「ワンプレーずつ集中してできるようにやった」(田)とバック陣とのタイミングやスピード感をうまく発揮しランを演出した。

 まだ日本一への道は始まったばかりだ。「喜ぶのは今日だけ」(LB#8氏家倫太郎主将・政経4=埼玉栄)。4強の一角を倒し、次の相手は昨年惨敗を喫した関東王者・早大。「チームのベクトルを早大への勝利に向けられれば勝てる」(氏家主将)と気を引き締め直し初戦の勢いのまま突き進む。

[花岡桃]





 
◆得点経過◆
TEAMTIMEPLAYPLAYER(S)PATPLAYER(S)G/NGScore
明大1Q8:0250yds PASS#15阿江→#11阪本K#37佐藤太G7―0
慶大1Q11:0111yds  PASS#2小田→#11関戸K#2廣田G 7―7
明大2Q4:5139yds  FG#37佐藤太- ―――-10―7
明大4Q3:349yds  RUN#9福田K#37佐藤太G17―7
慶大4Q4:4615yds  RUN#2小田K#2廣田NG17―13
明大4Q7:4243yd   FG#37佐藤太- ―――-20―13
慶大4Q10:103yds  PASS#2小田→#13松岡K#2廣田G20―20
        
明大延長1回先攻2yds  RUN#9福田K#37佐藤太G7―0
◆関東学生秋季1部リーグTOP8 星取表◆
早大慶大法大日大中大立大明大日体大勝敗
早大11/2611/1210/2910/149/309/169/30勝0敗
慶大11/2610/2811/129/3010/15
●20―20
9/170勝1敗
法大11/1210/2811/269/16○28―1810/1510/11勝0敗
日大10/2911/1211/269/39/1610/110/140勝0敗
中大10/149/309/169/311/2611/1210/290勝0敗
立大9/3010/15●18―289/1611/2610/2911/110勝1敗
明大
9/16
◯20―20
10/15
10/1
11/12
10/29
11/25
1勝0敗
日体大9/39/1710/110/1410/2911/1111/250勝0敗

試合後のコメント
岩崎監督

「何が何でも一点差でも勝ってよかったというのが正直なところで原点回帰で誇れるRB陣のプレーを出せるかというところがちゃんと一体感もってチーム一丸となって戦ってくれたと思います。パスディフェンスとかいろいろ課題はあるがDLのラッシュがかからなかったりそういった中最後踏ん張って勝ってくれたと思います。初戦が全てだと思っているので、これに負けたら次入替戦も含めて考えないといけないところだったのでこれで次の挑戦権を得られたかなと。一戦一戦どこのチームが星の潰し合いになってもおかしくない。かなり拮抗したブロックだと思うので勝ち切れたことが何よりです。それが全てかなと思います。(先制TD)阪本はうちのレシーバーのキープレーヤーなのでよく決めきってくれたなと。TOP8のチームの中でフルタイムのコーチがいないのはうちだけなのでその中良く選手主体で頑張ってくれたなと思います。選手に感謝です。(ランが出てた)OLとバック陣のタイミングだったりスピード感だったりがうまくかみ合ってきてくれていて合宿でやったことがうまく出せたのではないかなと思います。(リーグ戦前はOLが課題と言っていた)本当によく頑張ってくれたと思います。課題はあるんですけどとにかく泥臭くがむしゃらにやってくれたんじゃないかと思います。(相手のFGを止めた)それは大きかったですね。4Qでディフェンスが良く最後粘ってくれたなと。遠い位置まで押し戻したので入らなくてそれでタイブレークまで持ち込めたというのは勝因かなと思います。(RB陣)福田にしても小泉にしても加藤にしてもみんな自分が一本目だと思ってやってくれているのでその辺がこの試合にかける気持ちが思いっきり表れていたんじゃないかと思います。(ディフェンスは)後半だいぶラッシュがかからなくなってきてその辺でDBに負担がかかっちゃったところがあってパスを決められてしまうところもあったんで大きな課題ではあるんですけど勝てばすべて次につながるので。(うまくいったところ)細かなランプレーを出せたところです、時間の消費もできたので。思うように中のランプレーができたところそこが一番大きいです。(次戦)今日のようにランプレーをずっと出せるか軸になるプレーを出せるかが重要になってくると思います。その辺の精度をもう少し高めたいなと思います。早稲田の方が強いと思うので。早稲田は昨年のチャンピオンなので胸を借りるつもりでうちのフットボールができるか相手がどこであろうと。やってくれると思っています」

氏家主将
「初戦に勝ててよかったです。慶應に勝たないと意味がないとずっと言い続けていて、それがどれだけ重要かということを言い続けて今日の試合に臨みました。(前半はリードして折り返したが)昨年も最後の最後に逆転されて負けるっていう惜しい試合をしていたので、今年は絶対気持ちを切らさないで、0―0の気持ちでやろうと言って後半に臨みました。課題も多く残ったんですけど、とにかく勝ててよかったです。(後半はノーハドルで攻めてくる相手に苦戦したが)パスカバーのミスが今日は露呈した試合だったと思います。(タイブレークはいい守備が出たが)全員が勝ちたいという気持ちが今年に関しては慶應さんよりもうちの方が強かったかなと思います。学生は4年間しかない中で、どっちが勝ちたいとかやり切ると思えるかだと思うので、今年はその点が明治の方が上だったかなと思います。(一番の勝因は)チームとして勝つためにプレーできたことです。(今後への課題は)まだベンチワークが完成形には程遠いかなと思うので、出てない選手のベンチワークだったり個々の能力はまだ上げられるのかなと思います。(一番良かったところは)最後まで気持ちを切らさずにプレーできたことだと思います。(チーム一丸となっている雰囲気を感じたが)タイブレークの時にはベンチも全員出ている選手の方を見ていて、みんなで勝ちたいという思いが出た試合かなと思います。(甲子園へ向けて今後大事になってくるところは)今日も後半で点を取られてしまったディフェンスだったり、追加点を取れなかったオフェンスだったり、取り切らなきゃいけないところで取れなくて、守るところも守り切れないところもあったので、そういう詰めの部分をしっかりしないと程遠いかなと思います。(ケガの状態は)大丈夫です。次も出ます。(次の早大戦へ向けての調整は)喜ぶのは今日だけで、明日からは早稲田に向けてやっていかなければいけないと思います。2週間後には早稲田戦があって、ここに勝たないと甲子園は程遠いので、そこの重要性を伝えて、チームのベクトルをしっかり早稲田への勝利と向けられれば勝てるのではないかなと思います。(意気込み)甲子園最近全然行けてないですし、日本一という目標を立てているので、甲子園に行かないといけないんで、早稲田には絶対勝てるように2週間しっかり準備をしていきたいと思います」


「絶対初戦は勝つというのと、個人的には高校の引退試合で慶應に負けてそこから今日まで慶應に勝つことができていなかったのでその点はリベンジできたというのでチーム全体で喜びたいと思います。(OL陣)試合中にむきになったり頭に血を上らせたりするといいプレーもできないのでOLの中ではいつも通りの練習通りの雰囲気でやろうというのを心がけていて試合のフィールドの中以外ではそんなにしゃべることもなく心を落ち着かせてワンプレーずつ集中してできるようにという形でやったのが出たと思います。(いい雰囲気)やっぱりプレーが出るとチームの雰囲気も良くなってどんどんプレーも出ていくのでそれを最後まで続けられたというのがタイブレークでも最初にTD取れたことにつながったと思います。(タイブレーク)正直焦りはありました。でもそれより前にランはずっと出ていたので出ないことはないだろうという確信はあった。それをやった結果TDを取れて。あとはディフェンスをずっと座って祈ってました。(初戦を勝てたことの意味)昨年、おととしと初戦に負けてそこからずるずる負けてというのが続いたのでそれを打開するには初戦に勝つことが一番かなと4年生で話していて。この初戦を勝ったことをどんどん調子に乗らせて次に勝っていければと思います。(最後のリーグ戦でリベンジできた)合宿中からずっと意識していたので勝った瞬間はちょっと半泣きになったりしましたけど良かったです。このリーグ昨年の4強から当たっていくんですけどそこを無事に勝ち越せれば甲子園にいけなくはないと思っているので。今年中央が強いと聞いているのですが気を抜かず今のオフェンスのランに磨きをかけていけば勝負できないことはないと思うので。ランが出ればパスも通ってくるようになると思うのでそこをどんどん強化させていければ甲子園行けると思います。(次戦)相手のディフェンス隊形は慶応と全く別物でまた一から考え直しなんですけど自分たちの速いプレー遅いプレーという組み合わせとかランの完成度は上げていって上がれば絶対ランは止まらないのでそこだけは極めて行きたいです」

福田
「何はともあれ勝てたのでよかったです。内容はどうでもいいのでとにかく勝つということを試合前からずっと言っていたのでそこができてよかったです。(2シーズンぶりのリーグ戦だったが)途中からだったので、緊張もなく平常心で臨めました。途中からの出場は予定通りです。最初は慶應がどんなもんかっていうのを様子見て、後半からっていうことになったので予定通りです。(第4QのTD)まったくもって狙い通りです。慶應が予想通りのディフェンスをしてきたので。試合見ていてずっとこういう動きをしてくるだろうなと予測していたので、うまくいきました。(タイブレークのTD)慶大もダイブをやってくるのは分かってたとは思うんですけど、その中でもダイブを出すっていう風に決めていたので、良かったです。(最後はぎりぎりでねじ込んだが)とりあえずまずフレッシュっていうことで、伸ばしたらTDも取れそうだったので気持ちで入れました。(チーム一丸となった雰囲気だったが)今日はベンチワークも今までで一番よかったので、チーム一丸となって勝てたと思います。(第4Qに追いつかれたが)焦りはなかったです。タイブレークになったらなったで自分たちのオフェンスをやろうと。この試合は本当に良かったです。気持ちも冷静に保てて、みんな平常心でできたのでよかったです。(最後はディフェンス待ちだったが)オフェンスはみんな平常心でしたね。もし取られても次取り返そうと思ってました。(開幕戦で連敗していた慶大に勝てたが)この一勝は本当に大きいですね。相当価値ある一勝だと僕は思ってます。リーグ戦なんで初戦勝たないと、優勝、日本一というのは厳しくなっちゃうんで、初戦勝ったんでこの勢いのまま優勝できればと思います。(「ランの明治」復活の兆しもあったが)うちは今年関東一のRBだと思っているんで、他大は何人かうまいのいますけど、これだけそろっているのはうちだけだと思うので。自分と小泉、加藤貴、あとは今日出てないですけど寒川(拓・商4=法政二)の4人。寒川が一番うまいレベルなんで。他にもいますけど、メインのその4人で日本一のRBに慣れたらなと思います。(甲子園へ向けては)この勢いを継続し続けるってことですね。継続が一番難しいと思うので、この勢いとチームの雰囲気っていうのを継続していくのが大事かなと思います。(早大戦への意気込み)初戦勝ったんで、次も勝って日本一になります」


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