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表彰台で笑顔を見せる隈園

自転車部  1kmTT隈園1位 トラック総合5位でロードへ/全日本大学対抗選手権

◆8・31〜9・3 第73回全日本大学対抗選手権(美鈴湖自転車競技場)
▼男子1kmタイムトライアル
 隈園――1位
 眞砂――20位
▼男子スプリント
 荒川――2位
 谷口――予選敗退
▼男子40 kmポイントレース
 渡邉――7位
▼男子ケイリン
 板倉――3位
▼男子4kmインディヴィデュアルパーシュート
 眞砂――6位
▼男子タンデムスプリント
 田川、甲斐組――7位
▼男子スクラッチ
 池西――9位
▼男子チームスプリント
 板倉、隈園、荒川組――5位
▼男子4kmチームパーシュート
 眞砂、池西、梅本、渡邉組――10位
▼トラック部門総合
 明大――5位
 インカレ3日目、トラックの全日程が終了した。明大からは1kmタイムトライアルで隈園郷史(政経3=明大中野)が1位、男子スプリントで荒川仁(政経1=千葉経大付)が2位、男子ケイリンで板倉玄京(営4=千葉経大付)が3位で表彰台に上がった。合計獲得ポイントは38で5位。昨年の10位から大きく順位を上げ、最終日のロードを迎える。

 最高の舞台で才能を開花させた。隈園はチームスプリントにも出場。しかし、今年度全ての大会で優勝を収めていた競技でまさかの5位に終わった。「取り返そうという気持ちでいた」(隈園)。残されたタイムトライアルに気持ちを切り替えた。スタートからゴールまで衰えることのない力強い走りで、1位を勝ち取った。隈園は自転車部の存在しない明大中野高出身。才能を見出されて、大学から本格的に自転車競技を始めた。3年目にしてインカレという最高の舞台で結果を残し、期待に応えてみせた。

 期待の新星が現れた。相手との駆け引きと経験が勝敗を左右する男子スプリント。荒川は1年生ながら、相手に1レース目を取られても落ち着いたレース展開と、後半の伸びで並みいる強敵を倒した。決勝では全日本学生選手権トラック優勝の坂井(日大)地力の差を見せつけられたものの、堂々の2位に輝いた。「率直にうれしい」と、初の大学の大舞台で結果に喜んだ。

 ラストランで表彰台を勝ち取った。チームスプリントでまさかの予選敗退とケイリン予選でも敗れ、敗者復活戦に回るスタートになった板倉。一度は諦めかけたものの「隈園の1位で流れが変わった」と、後輩の活躍に感化された。敗者復活戦、1/2決勝では粘り強い後半の追い上げで決勝に進出。決勝では4年間の集大成を見せつける走りで、3位で有終の美を飾った。表彰台では笑顔もこぼれ、「あっという間だった」と4年間を振り返った。東京オリンピック出場を目標にする板倉から今後も目を離せない。

 目標は総合順位で表彰台だ。昨年は苦戦したトラック競技で総合5位と、表彰台を狙える順位にいる。渡邉慶太(政経1=浦和工)が男子40 kmポイントレースで7位、田川翔琉(政経2=ルーテル学院)・甲斐俊祐(営1=別府商)組が男子タンデムスプリント7位で入賞。下級生も大きくチームに貢献した。最終日はロード競技が行われる。昨年優勝の野本空(政経3=松山工)を中心に優勝を狙える選手がそろっている。一年間の集大成となる、残りのロードを全力で走り抜ける。

[大西健太]

試合後のコメント
板倉

「(ケイリン3位を振り返って)チームスプリントで失敗してしまったので、その分取り返さないという気持ちがありました。ケイリンの決勝には必ず乗らないといけないと思っていました。予選通過できませんでしたが、敗者復活に勝って緊張が解けました。なので、今日のケイリン決勝は緊張しませんでした。それよりも、3位に入って大学対抗の得点に絡めたのでよかったです。隈園が優勝して、荒川も2位以上確定していたので、表彰台は必ず取る気持ちで臨みました。(予選通過できなかった)敗者復活に回ったときはメンタルにきていて、予選で2着に入れなくてもう駄目かなと思っていました。それでも、隈園が優勝したりして流れが来ていました。敗者復活はやっぱり一番プレッシャーがかかっていました。(チームスプリントを振り返って)チームスプリントに関しては、走った感じではいつもより自分のタイムが遅いかなという感じでしたけど、実際にタイムを聞いたらめちゃくちゃ遅くて、映像を見返しても息が合っていなかったです。本当に自分の責任というか、1走でペース作れなかったので責任を感じています。全日本王者になってから、隈園にも荒川にもインカレは取りたいという雰囲気は出していて、プレッシャーをかけてしまったのかなと思います。そこでも申し訳ないと思っています。(隈園選手が優勝して)チームスプリント以外にも3人とも個人種目に出ていたので、もちろんチームスプリントで駄目だった分、得点を取り返したいという気持ちはありました。やっぱりOBの方からも期待されていたのに、チームスプリントで失敗してしまったので、個人種目に関しては、僕含めて3人とも取り返す気持ちでいたと思います。実際に隈園の優勝がチームスプリントのメンバーのメンタルを余裕にしてくれたというか楽にしてくれました。(荒川選手の2位は)荒川の2位に関しては予想以上で、本当に頑張ってくれました。予選からタイムもまあまあ出ていて、合宿も調子よかったみたいなので、後は練習通りやればという感じだったと思います。来年からさらに期待ができます。(トラック班として振り返って)昨年より得点を取れているので流れはいいです。昨年のインカレから1年間の調整がみんなうまくいったのではないかと思います。チームの雰囲気もよくて、それが一番この結果につながったのだと思っています。(板倉選手にとって最後のインカレ)4年間早かったです。今回のインカレに関しては、自分も久しぶりに個人種目で表彰台に立てて、インカレの舞台で成績を残せたというのが一番うれしいです。ただ、チームスプリントに関しては反省というか心残りがあります。隈園が優勝して、荒川も2位になったので、メンタルは戻りつつあります。(後輩に伝えたいことは)今回の雰囲気を忘れないで、他のチームに負けない強い気持ちを持って1年間練習しっかり練習すれば、明治は強い選手がそろっているので、ポイントも取れると思います。ぜひ、今回以上の成績を残せるように頑張ってほしいです。(今後の抱負は)2020年の東京オリンピックに出場すること、東京オリンピックでメダルを取ることが第一目標です。自転車競技をやっている人たちの中でも代表する人になると思うので、メダルを確実に取りにいきたいです。今年のワールドカップから代表として出たいと思っています。今年から代表として走ってないとオリンピックまで時間がないと思うので、自分の出せるパフォーマンスをどんどん上げていって、オリンピックまでに最高潮に持っていければいいなと思います」

隈園
「チームスプリントはチャンピオンジャージーを背負っていたので優勝目指していましたけど、自分が発走でミスしたり失敗してしまったり、うまくかみ合わなくて伸びなかったですけど、1kmは取り返そうという気持ちでいたので、自己ベストを出せて1位も獲得して満足かなと思います。(調子)合宿からどんどん上り調子だったのであとは成績を残すだけだなと思っていました。(狙っていたか)棚ぼたですね。入賞したことなくて、1kmは3位以内を目指そうとおもっていましたけど、今回は気候の条件が変わったので、それも自分に味方してくれたと思います。(明大史上初)1kmで速い方たちはレジェンドというか、尊敬されるような人たちです。明治初というよりは自己ベストがやっと出たというのがうれしいです。(表彰台に上がった)1日経って落ち着いて上がれました。(改めて振り返って)悔しさを晴らす走りというか、そのためだけに全力でぶつかって全てを出し切れたと思っています。(気持ちの切り替え)チームスプリントが終わってすぐにはできなかったですけど、時間が空いたことによって切り替えていけました」

田川
「予選5位で通過して、昨日は早稲田と戦って、3位4位につながる戦いでしたけど、接戦で負けてしまって、今日はいけると思っていましたが、朝日大学と当たって、結構ギアをかけていきましたけど、後半まくりきれずに終わって、これで次の日体大戦ではギアを軽くして、後半も早めにトップスピードに乗るように2人で合わせて、なんとか最後にかわして7位になりました。(コンディション)今日は最終日なので、足も重くて不安でしたけど、甲斐は調子が良くてとばせていたので、良かったです。(全日本トラック比べて)あの時は2人とも調子が良くて、息も合っていましたけど、ギアを他の大学よりも踏んでチャレンジしましたけど、初日風が強くてあまり思うようなタイムが出せなかったので、予選の時に比べたら足にきました。(合宿の成果)合宿の成果でギアも踏めるようになりましたし、後半相手が上げてきてもそこからかけ直しや合わせる練習もしてきたので、その結果で残ることができました。(7位について)全然満足していませんし、気持ち的には個人戦トラックの時は3、4位に残って、4位になったので、今回は1、2位決定戦に残ることを目標にやってきましたけど、予選の時にタイムが出なくて、早稲田にも負けてしまって、それが1番悔しかったです。(チームへの貢献)トラックはとても良かったです。総合のポイントもかなり取れているので、このままロードにつなげていけて良かったです。(意気込み)来年までタンデムはありませんけど、個人種目などで大きな大会はありませんけど、小さな大会で実力を積んで来年また大きな大会で結果を残せるように頑張ります」

荒川
「(スプリント2位という結果)2位になれると初めは思ってなかったので、素直にうれしいです。合宿でタンデム車の後ろに付いて走る練習をして、捲(まく)るのは自信がありました。合宿で結構自信が付きました。(決勝は)経験値と力の差って感じですね。決勝行ったからには勝ちたいという気持ちがありました。でも今できることは全部やったという感じです。(チームスプリントは5位)悔しいです。自分がまずスタートを失敗して、1走の板倉先輩がそれでペース落として、レースの流れが悪くなってしまった。自分のミスが駄目でした。(初めてのインカレの総括)チームスプリントで失敗はしましたけど、最終的に個人種目で結果を出すことができたので良かったと思います」

甲斐
「表彰台狙っていましたけど、思うように上手くいかなくて2人の息もあまり合わなくて、残念な結果になってしまいましたけど、明治の得点には貢献できたのでそこは良かったかなと思います。(練習の成果は出せたか)早稲田大学と一番最初に当たって個人戦の時はレースで力の差を感じましたけど、今回のレースは何10cmか抜かれたっていう僅差で結構互角に戦えるようになってきたのかなと思いました。タイムも合宿中から出ていて結構いけるかなと思っていましたけど予選で風が強すぎて、ギアも失敗して、5位上がりですけど自分たちが目標としていたタイムには全然届いてなかったのでそこが反省点かなと思います。(今後の目標)来年タンデムスプリントに出るかわからないですけど、来年インカレ出た時は今回よりも明治大学に貢献できるように頑張りたいと思います。自分は(タンデムが)嫌いじゃないので機会があれば出たいと思います。高校の時はずっとスプリントをやっていたので、今回は重いギアを踏んでパワーも付いたのでトレーニングという形で、来年を見越したタンデムになったので良かったなと思います。この4カ月間無駄ではなかったなと思います。(強化していきたい点)筋力が少ないのでウエイトトレーニングをして、冬とかはもっとウエイトで追い込んでやっていきたいなと思います。(ロード班へひとこと)サポートに徹して、去年優勝している野本空大先輩に2連覇してもらいたいなと思います。(初のインカレを終えて)高校のインターハイと全然違う雰囲気で、結構飲まれそうになった時もありましたけど、結果的には楽しかったなと思います」

渡邊
「個人戦より戦えていたと思います。個人戦はただ集団について行くだけで精一杯でしたけど、今回は強い人たちをマークして後ろについて、足を使わずにポイントを取っていくことが少しできました。(アクシデント)落車するという予想はしていたので、代車も用意していました。実際に落車して、切り替えはしっかりできました。(美鈴湖周辺のコンディション)普通のバンクより涼しいので、走りやすかったです。(7位という結果は)目標が8位だったで、個人戦は入賞からほど遠かったので、一つの目標が達成できてよかったです。(チームにポイントが入った)隈園さんが優勝して、よい雰囲気を作ってくれたので、自分もポイントを取って総合に貢献できたらよいと思っていました。(合宿の成果)もし合宿無しで走っていたら、完走できるかどうかでしたけど、今回の合宿で高強度の練習ができて、乗り込むことができたので、その2つの練習がポイントで生かせたと思います。(手応え)思ったよりも走れたので、自分でも驚きましたが、今回のレースは手応えをつかむことができました。この調子をしっかりと維持できるように練習を頑張りたいです。(意気込み)明後日にロードがあるので、ケガを早く治して、万全な準備をして走れるように頑張ります」

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