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3カ月ぶりの出場で得点を挙げる木戸

サッカー部  攻撃爆発で松山大に快勝 連覇に向け視界良好/総理大臣杯全日本大学トーナメント

◆9・1〜9・10 第41回総理大臣杯全日本大学トーナメント(ヤンマースタジアム長居他)
▼9・1 1回戦(西京極総合運動公園陸上競技場)
〇明大4―0松山大
[得点者]
前半10分 村田
後半11分 土居(←袴田)
後半13分 木戸(←佐藤亮) 
後半39分 河辺(←袴田)
≪出場メンバー≫
GK 早川
DF 森下、鳥海、上夷、袴田
MF 櫻井(→渡辺=後半26分)、安部(→柴戸=後半15分)、牛之濱、佐藤亮(→河辺=後半37分)
FW 土居(→小柏=後半19分)、村田(→木戸=HT)
 王者の貫禄を見せつけた。昨年の優勝校として連覇が懸かる今大会。1回戦は四国第2代表の松山大と対戦した。前半10分、村田航一(法3=日章学園)のゴールで幸先よく先制するも追加点を奪えずに前半を終えた。後半は木戸皓貴主将(文4=東福岡)を投入したことでペースをつかむと、11分に土居柊太(政経4=浜松開誠館)、13分に木戸が連続ゴールを奪い一気に相手を突き放した。39分には河辺駿太郎(農3=大分西)がダメ押しゴールを挙げ、4―0で試合終了。順調なスタートを切り、2回戦に駒を進めた。

 エース復活で攻撃力が開花した。1点リードで迎えた後半は一気に相手を突き放した。11分に袴田裕太郎(法3=浜松開誠館)のクロスに土居がヘディングで合わせ追加点を挙げると、13分には木戸が3カ月ぶりのゴールで3点目。39分には河辺の公式戦初ゴールでとどめを刺した。4得点を挙げたのは東京都トーナメント東京学芸大戦以来。5カ月ぶりに攻撃陣が爆発した。この主な要因は絶対的エース・木戸の復帰だ。流れをつかみ切れなかった前半とは一転し、木戸が出場した後半は流れを完全につかんだ。木戸が前線でボールを収め、攻撃の起点になることでリズムをつくり、高い位置でプレー。そのことで、ハイプレスからのショートカウンターも機能した。奪われてもすぐに奪い返し、相手陣内で試合を展開し続けた。木戸の活躍に「動きにキレが出ていて、非常に良かった」(栗田大輔監督)。アミノバイタルカップでは1試合平均1得点。得点力がなかったために苦しい試合展開を強いられてきた。木戸が復活した今、怖いものはない。

 1年生GK・早川友基(営1=桐蔭学園)が期待に応えた。「自分が後ろから支えてゼロで抑えようと思っていた」(早川)。前半14分、相手に一対一の場面をつくられるも、186cmの身長を生かしてゴールを死守。最大の危機を救った。7月20日からトップチームの練習に昇格。練習では武器であるキックの精度や安定感のあるセービングを披露し、見事先発メンバー入りを勝ち取った。「自信を持って彼を送り出した」と栗田監督からの信頼も厚い。「自分がゼロに抑えればチームは負けない」。勝利に貢献すべくゴールマウスを守り続ける。

 因縁の相手が立ちはだかる。2回戦の相手は関西第2代表の関西学大。2年前の総理大臣杯、インカレでは共に完敗。3冠達成を砕かれた。「大臣杯で受けた借りは大臣杯でしか返せない。決勝戦のつもりでやっていきたい」(木戸)と気合い十分で挑む。初戦の勢いのままに次戦も勝利をつかみ、チャンピオンロードを一気に駆け上がる。

★河辺 ケガの鬱憤晴らす★
 やっとここまで来た。河辺は昨年2度の大けがを経験し、今試合でようやく公式戦デビュー。「この大会のメンバーに選出された時から、リハビリの時の悔しさをぶつけたいと思っていた」。交代からわずか2分後、素早い出足で相手DFの裏に抜け出すと、キーパーとの一対一を冷静に沈め、初ゴールを挙げた。得点後は喜びを爆発させ、満面の笑みでベンチに飛び込んだ。「リハビリ期間も今日の為にあったのかと思うと報われたように感じる。だけど、まだまだ満足はできない。もっと点を取って明治を勝たせられる選手になりたい」。ケガの苦労を乗り越え、また一つレベルアップを遂げる。

[渡部伊織・古賀章太郎]

試合後のコメント
栗田監督

「初戦はやはり難しいゲームになると思っていました。内容はまだまだ緩いところがありますが勝ててよかったです。木戸にしても河辺にしても後半に代わった選手が得点することは大事なことです。木戸が入ったことも大きいですが、5人の交代選手がみんな使えたことはチームとしてよかったです。明治の前の選手はどうしてもハイプレスを掛けるので運動量がかかってきます。なので、状態が良い選手を使っています。(木戸のプレーを見て)ここ1カ月半くらいかけて木戸を練習試合などで使っています。動きにキレが出ていて、今回も非常に良かったです。(2人が初ゴール)河辺は入った直後のゴールでした。僕も長いサッカー人生の中で初めて見ました。河辺は低学年の頃に大きなケガをしてとても苦労してきているので、きっとうれしかったと思います。(得点者が4人とも違う)この夏はずっと守備の練習と前の選手のアクションをかなり追求してきました。攻撃陣の充実は大きなチーム力強化になっています。6人のうち誰が出ても良い状態になっているのは、春先ではなかったことなので良いことです。(大臣杯に向けてのチームづくり)個々で甘えのないプレーを目指しました。一番は守備の統一です。個人のところから始まってどうチームで連動するかです。前向きの状態で前線の選手がどう動くか徹底してやりました。(早川の初起用)早川はここ1カ月半トップでやってて、今日も良かったと思います。チームを救ってくれたシーンもありました。練習試合とかでも早川を使っているので、自信をもって彼を送り出しています。(次は関西学大)2年前に2回負けている相手なので、今日のようにいかないのは分かっています。明治らしくやっていきたいです」

木戸
「初戦なのでこの1ヶ月と少しの期間でチームとして取り組んだことを出すことから入りました。大臣杯を経験している選手が少ない中で硬くなるのはわかっていました。その中でもいい時間に点が取れたことが一番大きかったと思います。それで結構余裕ができました。去年は失点してからのスタートなど慌ただしいシーンもあったんですが、そこを改善することができました。なおかつ、この1カ月ちょっと取り組んできたことを後半に出せたので、いいスタートを切れたと思います。(個人としての調子は)大臣杯に合わせて復帰してきたので、結構調子も上がっています。練習試合からFW陣は競争が激しくてみんながみんな結果を残していました。そういう競争心もこういう大きい大会でも継続していければチームとして高め合っていけます。日本代表のようにいい意味でのチーム内での競争です。4年生だから出られるって訳ではないので、良い関係性です。(膝の状態)状態はいいです。あとはゲームの体力が戻ってくれば大丈夫だと思います。今日も無理はせずに相手を見ながらできたので、経験を生かせてました。(得点シーンを振り返って)後半は距離感を意識して、起点をつくってサイドから攻撃するように分析していました。その中で、得点の直前にあった、似たシーンでは間に合いませんでした、また同じ形できたのでタイミングを合わせました。嗅覚というか調子がいい現れだと思います。日本一ゴールが欲しかった男ではないかというくらい欲があったので、FWとして仕事ができてよかったです。(大臣杯との因縁)色々周りから言われますが、そこを気にしていたらサッカーはできません。それだけの準備はしてきました。あとはチームのためにやるだけです。復帰後もすぐに合宿があって、徐々にやれていました。ゲームにも入ったりして、トップチームで息を合わせながら外から見ていたことをうまく伝えて、統一できました。(ユニバには行きたかったか)もちろん行きたかったし、悔しさはあります。でも、まずは明治で活躍することが恩返しです。抜けていた分を取り返さないといけません。ユニバではなくこの大会で結果を残すことに標準を合わせてやってきました。そこを決断して前に進めたので良かったと思います。ユニバから帰ってきた選手と戦うことは楽しみなので、自分が出て勝たせて優勝したいと逆に強く感じました。ユニバに行った選手に負けてられないという気持ちです。決断が一番難しかったですが、前向きな決断ができたので後ろを向かずに自分を信じてやるだけです。ブレないでやっていきたいです。(次戦は)切り替えて、大臣杯の経験がある上級生が中2日でもう一度チームに危機感を持たせることが必要になります。2年前の大臣杯で負けた相手ですが、大臣杯で受けた借りは大臣杯でしか返せません。決勝戦の気持ちでやっていきたいです」

土居
「勝てたことは良かったです。初戦ということもあって前半は緊張している選手もいて自分たちのサッカーができなかったことは反省です。(自身のプレーは)FWとして点を取らないといけないので、最低ラインのことはできたと思います。相手の関係的にもっと取れるシーンもありました。次のステップにレベルアップしていくためにはその点もこだわらないといけないと思います。(得点シーンは)あそこのゾーンに走り込めたのと裕太郎(袴田)がいいボールをあげてくれました。ちょっとマイナス気味に入ってしまいましたが、そこは体を投げ出してヘディングに行けました。(合宿では)守備の部分で全体を統一して明治のサッカーであるハイプレスとショートカウンターのところを再確認しました。(この試合に挑むにあって)自分たちがやるべきことをやろうということと、監督からは運動量、球際で負けないこと。汗をしっかりかいてチームのためにやり切ることを言われていました。このメンバーに入れなかった人たちの分までやるという思いでした。(コンディションは)特に悪いとは思っていません。トーナメントなのでFWとして得点を取って徐々にチームが波に乗れるようにしたいです。個人としては得点と前線から守備をやってチームのために献身的なプレーをしたいです。(課題は)前半に自分たちがやりたいサッカーができなかった部分です。後ろでバックパスや横パスが多かったです。もっと縦パスを入れてそれに対して3人目の動きや関わりを増やして攻撃に厚みを持たせたいです。(後半は)監督やスタッフから喝を入れられました。そこでもう一回やろうということを選手たちで話し合いました。言われてからやるのは遅いです。自分たちのサッカーを自分たちから表現できるように突き詰めていかないといけません。(木戸は)信頼感もあります。ケガしていた分、キャプテンとして色々な部分で引っ張ってくれていました。僕も木戸とは低学年の頃からFW組んだりとかはありました。そういう部分では懐かしさややりやすさはありました。コミュニケーションの部分でもっと息のあったプレーができるように徐々に2人でやっていきたいです。(次戦に向けて)まずは自分たちのサッカーをやります。去年や一昨年も楽な試合は一試合もありませんでした。チーム一丸となって戦いたいです。相手がどこというよりは自分たちのサッカーをできるように勝ちにいきたいです。(2年前の敗戦の意識は)少しはありますけど、今年は今年なので。自分たちのサッカーをやって勝ちにいきます」

河辺
「(今日の試合を振り返ってみて)初の公式戦でサブに入って、出番はあるだろうなと思っていました。それに向けてしっかり今年の夏から調子も上がってきていました。(得点シーンは)スローインからのスタートということで、ちょっと相手も集中が切れていたと思ったので、一回引き出す動きをして、裏に抜け出してマークを外すことができました。あとはキーパーと一対一だったので。クロスという選択肢もあったのですが、絶対に決めてやるという気持ちでニアサイドにシュートを打ちました。キーパーの脇を狙いました。キーパーも出てこなかったので、出てきたら、中に入れようと思ったんですけど、キーパーがゴールに張り付いたままだったので、脇を狙って打ちました。自信があったので、出たら絶対に決めるという自信がありました。起用に応えられて良かったです。(今までトップチームの出場は)昨年2度大きなケガをして、大きな手術をしてずっとリハビリでした。リハビリを8カ月やって、今年の3月に復帰して、復帰して5カ月で調子を戻しました。そこからリハビリ期間の悔しさや1年生の頃の試合に出れなかった悔しさをこの大会に選出された時から全てぶつけたいと思っていました。リハビリ期間も今日、この時の為にあったのかと思うと報われたように感じます。まだまだこれで満足というのはできないので、もっとスタメン目指して、もっと点を取って明治を勝たせられる選手に鳴りたいです。(ケガは)左足の腓骨と右足の脛骨の疲労骨折です。(時期はいつ頃か)2年生の3月にケガして、5月に復帰しました。でも、8月31日に左足の腓骨を折ってしまいました。(ケガのリハビリ期間は)4ヶ月と8カ月です。(持ち味は)ポジションはサイドかFWなので、スピードです。スピードなら誰にも負けない自信はあります。スピード生かしたドリブルやドリブルからのシュートやゴールは監督も期待していると思うので、どんどん自分の良いところを出して、チームに貢献したいです。(今日の試合)ケガした当初はすごい地元の大分の仲間も親もみんなが支えてくれたから今があると思っています。今日のゴールはその時に落ちたメンタルを支えてくれた方に届けたいと思います。(今日の試合に両親は来ていたのか)来てないです。両親も大分にいて遠いので中々来れないです。ですので、早くスタメンに定着して安心して来れるようにしたいです。早くスタメンに定着して、両親に早くユニホームを着てるところを見せたいです。(得点を決めた報告)たぶん速報見てるので、LINEが来てるんじゃないかと。祖父や祖母も小学校のころから熱心に応援してくれたので、すぐ電話しようと思います。(大学1年生の時は)Iリーグでずっとやってました。一時期トップに出れた時期もあったんですけど、トップの出場というのはなかったです。(ユニホームをもらう機会)定期戦ではありました。遠征に帯同することは初めてです。つい2週間前までセカンドチームにいて、今年の8月15日の合宿はセカンドからでした。それが終わった後のオフが明けた後からトップに上がって、それで今日ゴールという感じですね。みんなのおかげですね。(合宿が転機か)7月から調子が良くて、そこをスタッフの方が見てくれたと思うので、あとはそういう時にトップに上がれない時期もあったんですけど、結果を出し続けるしかないと思ったので、やり続けた結果だと思います。(合宿で意識したこと)点を取るということで、勝たせられる選手というのがチームに求められていると思ったので、得点というのを意識して、練習試合とかあったんですけど、そこでも得点して、紅白戦でも得点ができたので、手応えというかそういう自信というものはすごくありました。(次戦に向けて)一昨年決勝で敗れていて、絶対負けられないということもありますし、一昨年のインカレでも負けています。先輩たちの思いも含めて、絶対勝ちたいと思います」

村田
「(公式戦初ゴールか)そうです。(出場試合は)途中出場とか含めて、5試合目くらいですね。(得点シーンはキーパーの跳ね返りを押し込んだのか)そうです。(木戸が出場で流れが変わったが)皓貴くんが絶対的エースとしている中で、自分にもチャンスが回ってきました。もっと前半からやらないといけませんでした。結果的に1点しか決められなくて悔しかったです。個人として、まだまだやらないといけないです。(得点を挙げたことについては)良い形ではなかったですけど、大事な試合の1点目ということでチームに貢献できたという点については良かったです。(次の試合では)自分の与えられた立場でしっかり役割を全うして全力を尽くすだけだと思います」

早川
「今日がデビュー戦でした。最近トップチームの練習に参加して、違和感なくDF陣の3、4年生と組んでしっかりゼロで抑えられたことがよかったです。(意識したことは)DF陣との連携の部分です。そこでミスして失点するのはもったいないのでそれだけは避けたいと思っていました。あとは自分のパフォーマンスを最大限出すだけでした。(連携面は)初戦ということもあってみんな硬い部分がありました。そういう部分は先輩とか関係なく自分が後ろから支えてゼロで抑えようと思っていました。(一番良かったプレーは)前半に1回一対一になった時がありました。イレギュラーが起こって、試合前のミーティングでもイレギュラーが起こったら周りの選手が助け合うことを確認していたので一対一の場面を止めて無失点にできたのがよかったです。(どのような止め方をしたか)自分の感覚で止めたというか、うまい選手だったら確実に枠に入れてきます。なので、体を広げて守りました。相手は窮屈そうだったので体を張って止めるだけでした。(トップチームの練習参加は)7月20日くらいからずっと練習して練習試合も出してもらっていました。公式戦に出る機会があればいいなと思ってしっかり練習していました。(どのような点が評価されたと思うか)明治は失点をしてはいけないチームだと思います。シュートストップや自分の武器でもあるキックやフィードで攻撃につなげるところだと思います。しっかりした守備からショートカウンターというチームスタイルに自分が合っていると判断されて出場できたと思います。(スタメンの告げられたのは)今日の朝です。練習とか紅白戦を踏まえて、いつ出てもおかしくないなと思っていました。(その時の気持ちは)びっくりした気持ちよりもやってやるぞって気持ちの方が強かったです。(コンディションは)100%で表すなら70、80%くらいです。もっといいパフォーマンスができると思います。大臣杯を通していいパフォーマンスをしたいです。(改善したい点は)キックがイマイチな部分がありました。そこを修正することや、セービングでももっと体を運ばないといけないと思います。そしてチームを安定させて守りたいです。(先輩や監督からは)頑張ってこいって言ってくれたのですごく自分の励みになりました。監督からは自分のプレーを出しつつもしっかりゼロで抑えることを言われていました。今日は自分のプレーというよりはゼロで抑えるというチームの目標に向かって取り組むだけでした。(1番の収穫はゼロに抑えたことか)そうです。(後半流れが良くなった要因は)交代選手の活躍や、前半は流れがいい場面と悪い場面の差が激しかったのを修正しようとなりました。しっかり気合いを入れていい場面も増えました。それで後半に3点取ることができたと思います。(守備陣の課題は)後半最後の方に少し押し込まれました。間延びして、スペースを相手に突かれてシュートを打たれてしまうのが最近のDF陣の課題でもあります。そこを明日と明後日の練習で取り組みます。関西学大は攻撃陣も分厚いと思うので凌げるような守備をします。(次戦に向けて)自分がゼロに抑えればチームは負けないのでゼロに抑えることを意識したいです。守備はしっかり自分が統率します。今のチームは調子がいいので点を取れると思います。それを信じて練習に全力で取り組みます」

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