検索
 HOME > アメリカンフットボール部


NO NEXT 〜2017 GRIFFINS〜  (5)LB、DB特集  

 
 昨季は1勝6敗という成績に終わり、19年ぶりに入替戦に回った明大グリフィンズ。なんとか残留は果たしたが、思い描いていた理想とはかけ離れた結果に終わった。新チームの腕試しとして挑んだ春季オープン戦は3勝2敗と、成長と課題を実感した結果になった。厳しい夏合宿を越えいよいよ迎える秋季リーグ。LB#8氏家倫太郎主将(政経4=埼玉栄)の下、一丸となって甲子園を目指す。今回は、主将、監督、チームを支えるスタッフ、そして各ポジションのキーマンを9回にわたって特集する。

 第5回はチームを後ろから支える守備の要の3年生コンビ、LB#6茂木崇宏(政経3=佼成学園)とDB#24織田裕樹(営3=明大明治)の特集です。



 

茂木崇宏
 アメフトが茂木の人生をつくってきた。中学時にフラッグフットボールを経験した事もあり「アメフトを視野に進路を選んだ」と全国大会でも優勝実績のある強豪・佼成学園高に進学。「LBをやりたかった」と相手のボールキャリアを止めるべく高度な走力とタックル能力が求められるポジションを希望した。一度はOLへ転向するも「ディフェンスの中心にいて全部を背負う」と引き受ける責任と魅力に引き込まれLBとしての道を歩み続けてきた。
 コーチとの猛練習が糧となった。高校2年の夏、アメフト人生の中で最もつらい練習をしたと語る茂木。心、技、体どの部分においても抜け目なく指導を受けた。特に激しかったのが走力トレーニング。「苦しい時期だった」が持ち前の負けん気で乗り越え「自信になった」とその後の試合で自分の成長を実感することでますますアメフトへの意識が向上。チームも茂木の活躍もあり全国ベスト4という結果を残した。勉学も怠らなかった茂木は佼成学園高の指定校推薦で明大に進学。高校で達成できなかった「日本一を目指して」アメフト部へ入部した。

 茂木の持ち味はタックルだ。1年次の冬に肩の故障を患い、完治するまで1年弱の期間を要した。「丁寧に形を見直した」とケガの再発防止も兼ね、フォームの見直しから練習を始めた。さらに下半身、上半身ともに体も鍛え直した事で以前より力強さが増した。「大学でやってきた練習の中で一番練習した」と磨き上げたタックルで存在感を発揮する。

 立場がさらなる成長を促す。3年生ながらもディフェンスリーダーを務める茂木。「4年生と同じ意識で引っ張っている」と春季オープン戦ではチームを鼓舞してきた。ディフェンスリーダーとなったことで練習への取り組み方も変わった。「自分がやらないとついてこない」と練習でも力を抜くことはなく、常に全力プレーを心掛ける。来年は4年生としてチームの柱になる男が着実な経験を積んでいる。
 秋季リーグ戦では「自分のプレーでチームの勝利に貢献」することを目標とする。夏の練習を乗り越えさらに磨きのかかった動きで明大のピンチを救う姿に期待がかかる。

◆茂木崇宏(もてぎ・たかひろ) 政経3 佼成学園高 172cm・87kg



 

織田裕樹
 信条は攻めのディフェンスだ。織田はDBの中でもコーナーバックというサイドのポジションの選手だ。主戦場はWRとの一対一。「ロングパスを通されると一発で流れが変わってしまう」と常に緊張感と戦っている。しかし、織田はミスを恐れることはしない。「短いパスをずっと通されてたら結局意味がないので、後ろを通されないようにどれだけ前に行けるか」。このせめぎ合いを試合中は意識し続けている。それが生きたのは横浜国大とのチャレンジマッチ。第4QにTD(タッチダウン)を決められ、横浜国大の追い上げムードの中、終了間際に勝利を決定づけるパスインターセプトを決めた。相手の流れを完全に食い止め、チームのTOP8残留に貢献した。「相手に合わせてしまっている」とまだまだ成長過程であるが、着実にプレーの精度は高まってきている。
 類いまれなセンスが光る。中学ではバスケットボール、高校では野球をやっていた織田。明大明治高の先輩の勧めで大学から始めたアメフトも「高校までは見たこともなかった」と完全な初心者であった。それでも、自らの持ち味を「身体能力」と語る織田はその持ち前のセンスで頭角を現すと、野球をやっていた高校時代に取り組んでいたトレーニングのかいもあって「当たり負けることはなかった」とすぐに順応。2年次には公私ともに仲のいい鈴木祐希氏(平29商卒)の勧めでWRからDBに転向。これが吉と出てレギュラーの座を奪い取った。「いろんな大学のWRと対戦できたことでこういうやり方もあるのかと知ることができた」と経験不足による課題だった試合勘も多彩なプレーを仕掛ける強豪校との対戦でさらに一回り成長することができた。
 強い責任感と高い意識で臨む。鈴木や昨季チームで唯一、ALL関東24に選出された杉山将太前主将(平29文卒)といった関東屈指のDB陣が卒業し、今年は世代交代の年になる。「僕らの代が2年続くような気持ちで引っ張っていきたい」と強い思いでチームを支える。「杉山さんや鈴木さんを越えたい」。偉大な先輩を追いかけ、飛躍のシーズンとする。

◆織田裕樹(おだ・ゆうき) 営3 明大明治高 174cm・74kg

次回はOL#51田滋文(政経4=駒場学園)、DL#93佐々木美希男(政経2=法政二)の特集をお届けします。更新は明日、8月29日の予定です。お楽しみに!

[坂田和徳・加藤真人]


ニュース
 
 この記事へのご意見はこちらからお寄せください。
 今後の明大スポーツ運営への参考にさせていただくほか、ご意見としてご紹介させていただく場合もございます。
 ※必ずEmailアドレスをご入力ください。
 ※htmlタグなど、一部本文中にご利用できない記号がございます。
Email: