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前半戦で2トライ挙げた山崎洋

ラグビー部  東海大に23点差で勝利し菅平合宿最終戦を終える/練習試合

◆8・27 練習試合(サニアパーク菅平メイングラウンド)
▼◯明治42{21―7、21―12}19東海大
 3年ぶりにつかんだ勝利だ。菅平合宿最終戦の相手は、おととしの全国大学選手権準決勝で敗れ、その後の関東大学春季大会で敗戦続きだった東海大。風下に立った前半は先制点を許したが、3トライを獲得し14点リードで折り返す。後半はフィジカル自慢の東海大に果敢に体を当て続けたFWと、連携の取れたBKでスコアを重ねた。結果、42―19で2014年の関東大学春季大会以来の勝利を挙げた。

貫いた堅守
 20分間の沈黙を破ったのは東海大だった。前半に風下に立った明治はエリア取りに苦戦する中、ペナルティーやパスミスでトライチャンスをものにできず。前半21分、自陣ゴール前でのラインアウトから展開した東海大に堅いディフェンスで対抗したが、外側にボールを回されトライを許す。しかしその5分後には自陣内で左センター梶村祐介(政経4=報徳学園)が相手ボールをターンオーバーし、左ウイング山崎洋之(法2=筑紫)がボールを受け取り独走トライ。「アグレッシブにチームに活気を付けることを意識していた」(山崎洋)と、このトライを皮切りにテンポ良く連続トライを挙げ21―7で東海大を一気に突き放した。
 前半の流れを継続した。後半15分までに2トライを献上し、2点差まで詰められる。それでもアタック時には焦らずFWでラインブレイクを重ね好機を演出。後半17分には敵陣22メートルライン内で東海大ディフェンスのスキを突いた三股久典(政経4=佐賀工)がポール下に飛び込みトライを挙げる。さらに後半29分に再び敵陣22メートルラインを超えると、東海大ディフェンスの空いたスペースに忽那鐘太(文3=石見智翠館)が蹴ったボールめがけて梶村が飛び込みトライ。「アタアタ(東海大)がフルバックに入って東海大の裏の連動が悪くなったので、忽那に空いていることを伝えてちょうど良いところに蹴ってくれた」(梶村)とBKの好連携を見せつけた。試合終了間際にも1トライを追加し、結果42―19でスコアを倍以上離し東海大を沈めた。

収穫と課題
 フィジカル自慢の東海大のアタックを抑えることができたのは最大の収穫だ。「帝京大戦でFWのコミュニケーションが課題として出たのでそこを修正したことと、1人に対して2人でタックルしてブレイクダウンを遅らせることを意識した」(左ロック古川満主将・商4=桐蔭学園)。菅平合宿の初戦で上がった課題を最終戦で見事克服してみせた。
 一方で課題に残るのはモールディフェンスとペナルティーマネジメント。後半5分には自陣ゴール前での相手ボールラインアウトからモールで押し込まれトライを献上。東海大のトライスタイルとして最も注意していただけに、悔しい失トライとなった。そしてその要因となったペナルティー回数の多さも課題に挙げられる。「自陣でのペナルティーを減らせば楽に敵陣で戦える」(古川)と、本格シーズンに向けて克服すべき課題も見つかった。

 成長の夏を終え、勝負の秋を迎える。2週間の菅平合宿の中で帝京大、天理大、東海大の3チームと練習試合を行い2勝1敗で合宿は終了。古川と梶村のチームの主軸2人の復帰もあり、チームは着実に完成形に近づいている。9月16日には青学大との関東大学対抗戦初戦を控えるが、その前に同志社との伝統戦に挑む。「同志社戦に向けてしっかりリフレッシュして良い準備をして、関西でも強いチームに勝って自信を付けたい」(梶村)と気合は十分だ。

[長谷川千華]

試合後のコメント
ゲームキャプテン・左ロック古川満主将(商4=桐蔭学園)

「勝てたこと、反省できたことは次の試合につながる良いことです。今日のテーマの“アティチュード”では、FWで負けないことを全員に言い聞かせて前半のきつい時間帯でもFWの強さを出せました。ラインアウトでの東海大のプレッシャーは帝京大以上に感じていましたが、プレッシャーを掛けられる中で僕らの良いところも悪いところも出たと感じています。前半はFWも我慢するべきところでファイトできましたし、スコアすることはできませんでしたが相手のスコアも防ぐことができたので我慢比べという点では良かったです。ハーフタイムでは、FWが体を当てることができてボールを裏に運んでBKでゲインを切れていることが良かったこととして挙げて、後半もしっかりプレーしていこうという話をしました。入りで東海大にスコアをされてしまったところもあって受けに回ったわけではないですが、東海大さんも素晴らしいチームなので攻められたなと。そのあとはFWが体をぶつけていたので東海大さんFWもディフェンスラインの整備が遅れていました。相手の2人目のディフェンスの意識も遅かったりだとか、前半に攻めた分が後半にも表れました。我慢比べで勝つことができたなと思います。帝京大戦でFWのコミュニケーションが課題として出たのでそこを修正したことと、1人に対して2人でタックルしてブレイクダウンを遅らせることを意識していました。相手のトライを防ぐためにはペナルティーマネジメントをしっかりして東海大さんの得意のモールを自陣で組ませないことが大事かなと思います。そこで後半には不要なペナルティーが何本かありました。自陣でのペナルティーを減らせば楽に敵陣で戦えると思います。中盤に自陣でも見過ぎたこともあって後半は風上だったのでもっとエリアを取って敵陣で戦っていこうという話を梶村としていました。BKもトライしてくれましたし、裏のスペースを狙ってキックしたりだとか、ディフェンスも鶴田(馨・営4=筑紫)も良いタックルしてくれました。FWのメンバーも良い意味で拮抗(きっこう)していますし、どの選手が出ても良いパフォーマンスができる。いろいろな使い方ができると思います。リザーブの選手がスタートで出ても遜色(そんしょく)ないくらい。(合宿を終えて)しっかり修正できたポイントもありますが、まだまだ足りないことが多いです。モールはずっと課題で、夏合宿ではモールトライを挙げようと目標にしていましたが叶わなかったので、持ち帰ってシーズンまでに修正したいです」

スタンドオフ松尾将太郎(商3=東福岡)
「前半は風下だったので相手のキックに厳しい状況に立たされましたが、我慢してディフェンスをしてターンオーバーからトライを取ってチームも良い流れに乗ることができました。後半の立ち上がりは、前半でうまくいったこともあり自陣できついプレーをしてしまったのでそこを修正して、終盤は敵陣に攻め込んでトライを奪いました。結果はうれしいです。入学してからAチームが東海大に勝ったことがなかったので。今日はチャレンジしようと挑んだので、FWを前に出すことを意識して良い試合運びができたのでよかったです。チームとしてのテーマである“アティチュード”で今日は選手の姿勢がディフェンスであったり体を張るアグレッシブさ、絶対負けないというプライドに表れていました。夏合宿自体のテーマは“コミュニケーション”だったので、コミュニケーションを取れてうまくディフェンスすることができました。天理大戦からは春から今までやってきたことしか練習ではしていなくて、体を張るというところでチャレンジ精神を持ってできたので勝ちにつながりました。課題としては、後半の最初のところで自陣でプレーをし過ぎていたので、エリアを取るところは焦らずに冷静な判断をしなければいけないということ。この夏合宿を通して自分的にはチャレンジできた試合ばかりで、八幡山に帰ってもやることは変わらないと思うので、対抗戦まで良いパフォーマンスを見せて試合に出たいです」

左センター梶村祐介(政経4=報徳学園)
「僕が明治に入って東海大に初めて勝つことができて素直にうれしかったです。東海大のイメージとしてはおととしの全国選手権の準決勝でした。とにかく結果がほしかったので、内容的にもFWが我慢してBKがトライを取り切ってくれてチームとして成長できた一戦でした。今日の試合のテーマに挙げていた“アティチュード”できつい時にチャレンジする気持ちを忘れないというところで、チャレンジできたので自信につながりました。(ディフェンス力の向上は)時間が掛かると思っていました。今日も3本取られて、特にモールと自陣に入れてしまうペナルティーを修正する必要があります。東海大はフィジカルが自慢のチームで、明治も力を入れているので真っ向勝負でいこうと話をしていました。前半の20分までに一度自陣に攻め込まれた時にFWが我慢してくれて助けられました。テクニック以上に気持ちが見られたのでよかったと思います。東海大はペナルティーを取って敵陣でモールを組むのがトライスタイルなので、それを防ぐためにもブレイクダウンで遅れさせるということを意識しました。それを試合中に修正できたのでよかったですが、それ以前のブレイクダウンを細かくやっていくのがいいと思います。前半に風下で我慢して後半は風上になったのでテンポを上げていこうとなったのですが、自陣でプレーしがちでした。(後半29分のトライは)アタアタ(東海大)がフルバックに入って東海大の裏の連動が悪くなったので、忽那に空いていることを伝えてちょうど良いところに蹴ってくれたので、あのトライはBKのコミュニケーションがあったおかげだと思います。夏合宿を終えて、帝京大と天理大、東海大と試合をやって間違いなくチームは成長していて、今日の試合でファンの方にも見ていただけたと思います。来週は同志社戦もあってその試合までが夏合宿だと思っているので、東京に返っても菅平同様の生活は続くのでしっかりコミュニケーションを取っていきたいと思います。まだゲーム中の修正能力は必要で、今日は試合中に修正はできたのですが、そこは試合の経験もあるしラグビーのことを考えないとできないことだと思います。オフフィールドでもラグビーのことを考えてチームメイトのことも知っていきたいです。僕は春にほとんど試合に出ることができなかったので、夏合宿で3試合出ることができて昨年失いかけていた自信を取り戻すことができたので、対抗戦に向けて僕がチームをリードできるように頑張っていきたいです。同志社戦に向けてしっかりリフレッシュして良い準備をして、関西でも強いチームに勝って自信を付けたいと思います」

左ウイング山崎洋之(法2=筑紫)
「全員がテーマに対して実行できたことが勝因につながったと思います。“チームアティチュード”といってもハングリーさであったりチャレンジ精神だったりいろいろありますが、僕はアグレッシブにチームに活気を付けることを意識していました。自分がトライを取り切るところを取り切って、声で鼓舞していこうという思いがありました。学年が上がって余裕が持てるようになって、2年目なので自分が声を出していこうという気持ちになりました。東海大はフィジカルが強くて押される部分もありましたが、ディフェンスでFWでもBKでも抑えてターンオーバーしたところが何回かあったので成長した点だと思います。自分自身トライはしましたが、1本目は梶村さんがターンオーバーしてそれを受け取って、2本目も梶村さんが抜けて走っただけなので梶村さんのおかげです。もっと自分で打開する力がほしいです。この夏合宿で一番は声を出すことを意識していて実践できたので、まだまだですが意識してできたことは収穫でした。秋に向けてこのままAチームのスタートで出たいです。ケガしているメンバーや本調子ではないメンバーもいるのでその人たちとのポジション争いに負けないように、自分がAチームでグラウンドに立ち続けられるように頑張っていきたいと思います」


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