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2トライの活躍の坂

ラグビー部  悔しさをばねに天理大に快勝/練習試合

◆8・20 練習試合(明治大学菅平セミナーハウス)
▼○明治27{7―14、20―0}14天理大
 大敗の悔しさを胸に練習に励んできたチームには確かな手応えがあった。屈辱に終わった前回の帝京大戦から3日。西の強豪・天理大との一戦は大勝を収めた。前半は7−14と点数こそ劣ったものの、FWを中心とした気持ちの乗ったタックルで相手に思うようなプレーをさせず、我慢の前半で流れを引き寄せた。後半になると終始明治ペース。攻守にわたりFW、BK一体となった積極的なプレーでつけ入るスキを与えず27−14で白星を挙げた。

敗戦から成長
 ディフェンスが流れを呼び込んだ。0−14と劣勢で迎えた前半34分、一歩前への精神から生まれた出足の鋭いタックルで攻撃の芽を摘むと、相手はたまらずペナルティー。反撃のチャンスを掴んだ。敵陣深くのラインアウトからナンバーエイト坂和樹(政経2=明大中野八王子)へとボールが渡ると、軽やかなボールキャリーでインゴール右にトライ。堅い守りが攻撃の起点となった。前回の帝京大戦の反省を踏まえ「アグレッシブ」をスローガンに掲げた今試合。FWがタックルディフェンスで体現し、相手にゲインラインを切らせなかった。前半終了間際には自陣でのミスから失点のピンチを迎えたが、右ロック古川満主将(商4=桐蔭学園)の気迫あるタックルでピンチと共に嫌な流れを完全に吹き飛ばした。「帝京戦でできなかったディフェンスが改善され勝利につながった。ファースト、セカンドタックルともに足が動いていた」(古川)。FWの体を張ったプレーが後半逆転への布石となった。

確信のトライ
 前半からの作戦が功を奏した。後半開始早々からボールキープを心掛けつつも、テンポよくつなぐアタックが炸裂。敵陣22メートルラインからゴールラインへと10回を超える怒涛のフェーズを重ねた。敵陣右深くで作られたラックから、スクラムハーフ福田健太(法3=茗渓学園)がボールを右の狭いスペースへと展開。後ろから走り込んできた右ウィング渡部寛太(文4=北条)へと渡り、インゴール右端へトライを挙げた。「前半FWだけで体を張って前にいってくれたので、BKのワイドな攻撃が効くのは分かっていた」(左センター梶村祐介副将・政経4=報徳学園)。FWだけでなくBKを織り交ぜて奪った得点は、突進の連続にしびれを切らした相手のスキを突いたトライとなった。さらに後半34分にもグラウンドを左右に広く使ったアタックでフェーズを重ね相手のミスを誘発。忽那鐘太(文3=石見智翠館)がPG(ペナルティゴール)を決め、ダメ押し点となった。「アグレッシブにというテーマに向けてチーム全体が一つになれた結果だと思う」(左フランカー前田剛・営4=報徳学園)と、合宿を通して結束力は目に見えて上がっている。

 1週間後に合宿の締めくくりとなる、外国人選手擁する東海大との試合が控える。「春も負けているし、これ以上は負けられない。今日を終えて負けない自信がある」(梶村)。この夏を通してどこまで大きくなれたか、因縁の相手に勝って証明してみせる。

[鈴木貴裕]

試合後のコメント
右ロック古川満主将(商4=桐蔭学園)

「天理相手に勝てたのは素直によかったです。天理はFWのセットプレーに自信を持っていたので、自分たちも負けないという気持ちで臨んだのですが、相手のスクラムに対応できなかったので修正していきたいです。相手はまっすぐというよりも外側から煽ってくるスクラムで、対策は練っていたのですがやられてしまったので、まずは自分たちの形から見直したいです。帝京戦と比べてFWのディフェンスの部分がよかったです。ファイトもできていたし、相手の攻撃をスローにするところも多く見られました。枚数があったら思い切って一歩前で止めるというのを帝京戦の後からフォーカスしていて、全員が実行できたのでよかったです。帝京戦でできなかったディフェンスが改善され勝利につながりました。ファースト、セカンドタックルともに足が動いていました。後半はFW、BK一体となって敵陣でプレーすることが多かったのでよかったです。ただゴールラインに近づいて、取り切る力というのが足りなかったです。今日のFWであったらモールで点を逃してしまうことがあったので。7月からモールの練習を始めてそろそろ結果を出したいです。良いモールはまだ組ませてもらっていないので、映像で確認して東海戦では見せられるようにしたいです。東海は確実にファイナルで当たる相手なので、まずここで春負けた借りを返して、FWから優位に立って勝ちたいです」

左フランカー前田剛(営4=報徳学園)
「最初はゴール前まで攻め込んだのですがスコアすることができなくて、天理にペースを与えてしまいました。取り戻そうとした時に自分たちの反則で前半は厳しい戦いになってしまいました。ただ後半は前半にしっかりフィジカルで当てていたので、自分たち主体でボールを動かして我慢して走り勝てたのは収穫です。帝京戦の時の課題として、ファーストタックルは決まっているけどセカンドタックラーが2割程度しか入れていなかったので、そこを増やしていこうというのを意識してやっていました。そこのやろうとしたことはできた試合だったと思います。今回はアグレッシブがテーマだったので、そのテーマに向けてチーム全体が一つになれた結果だと思います。敵陣の22メートルに入った時の確実にスコアできる能力や精度が良くないのでそこを今後高めていきたいです」

ナンバーエイト坂和樹(政経2=明大中野八王子)
「Aチームが勝つことで明治が成長していることを証明できたと思います。セットピースで天理が強いのは分かっていたのですが取られてしまったので、スクラムは修正すべきところでした。ただ後半では変わっていけたのでよかったです。プレーアグレッシブという目的で相手のやりたいことを防ぐことができました。(トライについて)自分の得意なプレーはコンタクトプレー、ボールキャリーなのでそこをアピールできたのはよかったです。後半は前半に我慢してやってきた分走り切ることができました。前の帝京戦はFWでいき過ぎて点につながらないことがあったので、改善してBKも絡めることができたので良いトライだったと思います。次はコンタクトプレーが大事なので低く、激しくいって相手の強みを消せるラグビーをやりたいです」

スクラムハーフ福田健太(法3=茗渓学園)
「スコアを取り切れないプレーから始まって、前半勝ち越されてしまいましたが結果的に勝利ということは収穫になったと思います。前半は相手のディフェンスが良くてこちらのアタックが不十分でした。そういう時こそハーフの役割ですが、相手の思うところに行ってしまうことがあったので反省です。BKの裏での勝負はできた時もあったので。後半は前半に表でずっと当てていたので、天理も前ばかり見ていたので裏に放って相手のスキをつけました。前半はFWでずっとやっていたので、はまっていた部分があったのでボールを止めないで動かした方が取れると思っていました。それは思い通りにできたと思います。個人的にはあまり良くなかったです。前半からゲームコントロールできたらFWが楽にプレーできたと思います」

左センター梶村祐介(政経4=報徳学園)
「先週結果が出なくて気持ちの部分、今回は勝ちたい欲というか、チームとしての試合に向けての態度が見直した結果が勝利につながりました。前半の入りは悪くなかったですが、スコアにつなげられなかったのは反省すべきです。ただ帝京戦に比べれば進歩しています。帝京の時は淡白で簡単に取られてしまったので、我慢して粘り強いプレーができました。今週の天理戦のテーマがプレーアグレッシブだったのでそこを全員意識できた結果がロースコアになりました。BKでもしっかり前に出ることができましたし、目的は果たせました。(後半すぐのトライは)FW、BKミックスして攻めることは決めていました。前半FWだけでがつがつ体を張って前にいってくれたので、BKのワイドな攻撃が効くのは分かっていました。(反省点は)スコアゾーンに入った時に、自分たちがボールをロストしてしまうことがあったので取り切る力をつけることです。次の東海には春も負けていてこれ以上は負けられないですし、今日を終えて負けない自信があります。勝ちにいくのはもちろんですが、菅平の中で成長できた部分を発揮したいです。合宿ではまとまるのもテーマなので全員がやりたいラグビーをグラウンド以外からでも作っていきたいです」

新妻汰一(政経2=佐野日大)
「自分としてはスクラムを課題に挙げていたのですが、Aチームの方では押せもせず押されもせずであまり目立ったことはできませんでした。チーム全体としてはスクラムを意識していて、ペナルティーを前半で何本か取ったのですが後半になってペナルティーを取れていないので、自分が入った時に流れを変えられたらとは思ったのですができなかったので、今度もしAに入ることがあれば流れを変えたいと思います。AB両方ともに今回アグレッシブというのがテーマだったのですが、AチームもBチームもどっちもアグレッシブにできていたと思うので、そこはすごくよかったかなと思います。コミュニケーションは逆サイドとかもFWが残っていたりとかBKが回ってきたところにも横を見て取れていたと思うので、帝京戦の課題として出たコミュニケーションもAB両チームとも今日はよかったと思います。東海は確実に大学選手権とかに上がってくると思うので、今回は練習試合ですがやっぱり公式戦で勝つためには練習試合をしっかりものにしないといけないと思うので、練習試合でも公式戦のつもりで臨みたいと思います」



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