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記者会見で抱負を語る竹村主将(左)と善波監督

硬式野球部  大会連覇へ 大学日本代表が台湾に出発/ユニバ―シアード直前合宿

◆8・13〜16 ユニバ―シアード直前合宿(明大グラウンド)
 第29回ユニバーシアード競技大会に向け、善波達也監督、竹村春樹主将(政経4=浦和学院)率いる大学日本代表の直前合宿が8月13日から4日間にわたって明大グラウンドで行われた。優勝決定戦で惜敗し、悔しい結果に終わった7月の日米大学選手権から約1カ月。悪天候の影響もあり、実戦は合宿2日目に行われたJX-ENEOS戦のみとなったが、各選手が順調な調整ぶりを見せた。選手たちは17日に台湾入りし、8月20日から29日に開催される本戦へと挑む。

 準備は万全だ。合宿最終日は近大とのオープン戦が予定されていたが雨天中止。選手たちは室内練習場で最終調整を行い、汗を流した。近大戦での登板が予定されていた齊藤大将投手(政経4=桐蔭学園)、森下暢仁投手(政経2=大分商)はブルペンでの投球練習に加え、シート打撃で打者との実戦感覚を確かめた。日米大学選手権では2試合で敗戦投手となった齊藤。勝てば優勝が決まる第4戦では、延長タイブレークに突入した10回に無死一、二塁からバント処理の悪送球で勝ち越しを許した。「日米では足を引っ張ってしまった。それを取り戻すか、それ以上の活躍ができれば」(齊藤)。本戦でも起用が予想される終盤の勝負どころでリベンジを誓う。また2試合に先発し、試合をつくる好投を見せた森下暢はこの合宿で「いつも通りの調整ができた」と調子は上向き。明治を支える左右エースが、世界の舞台でも自身の持ち味を発揮してみせる。

 スキのないチームプレーが勝利のカギを握る。日米大学選手権ではバント、走塁面など細かいプレーでの課題が浮き彫りに。合宿でも首脳陣のアドバイスを交えながら、重点的に練習に取り組んできた。大会前は初対面同士の選手が多かったが「気付いたことを前よりも言い合えるようになった」(竹村)とチームの結束力も日に日に高まってきている。渡辺佳明内野手(政経3=横浜)は調子を落としていた中で合宿を迎えていたが「楠本さん(東北福祉大)や中川(東洋大)とかバッティングの良い人に話を聞いて、この4日間で少しは回復できた」と練習合間にはバッティング談話に花を咲かせる場面も垣間見られた。ユニバーシアードは約2週間という長丁場での戦いとなる。「グラウンドに立って誰よりも声を出して、存在感を出していく」(竹村)。元気印のキャプテンの下、チーム一丸となって頂点を目指す。

 「一瞬の勝負どころを逃さないで気持ちを強く、前向きに采配していきたい」(善波監督)。2年前の同大会決勝のチャイニーズ・タイペイ戦は雨天中止となり両者優勝。試合で決着をつけることはできなかっただけに、本戦へ懸ける思いはひとしおだ。グループBに入っている日本はまずアメリカ、メキシコ、ロシアとの総当たり戦を行い、2位以上での予選ラウンド通過を狙う。初戦は20日に控えるロシア戦。「勝ちにこだわって、みんなで金メダルを取ってきます」(竹村)。正真正銘の“世界一”をつかむ時がついにやってきた。

[土屋あいり]

記者会見でのコメント
善波監督

「今日試合ができなかったのは残念ではあるんですけど、予定されていたピッチャーは室内で投げられましたし、先日はJX-ENEOSさんのご厚意で何とかオープン戦を場所を変えてやらせてもらったので、そういった状況も含めて何があっても金メダルという気持ちで仕上げてきました。仕上がりに関しては非常にいい状態で台湾に渡れると思います。(どんな戦いをしていくか)どんな試合展開になっても、全ての選手のいいところをみんなで出し合って、スタッフも知恵を出し合って勝ち切れる戦いをしたいと思います。(初戦の先発は)初戦のロシア戦は状態が大きく変わらなければ、青島(東海大)でスタートしようと考えています。前回のJX-ENEOSの試合で日米野球の時よりも、特に変化球の腕の振りが良くなっていたので、初戦プレッシャーかかるところではあると思うんですけど、この状態なら任せられるということで指名したいと思っています。(現時点で先発を任せられる投手は)柱で言うと、東(立命大)がそうなってくれると思います。あとは右ピッチャーの森下、先ほども言いました青島、左ピッチャーの伊藤(国武大)あたりが先発要員という感じで見ています。阪本(関大)は一番きついところになると思います。(打撃陣は)打線は楠本を4番で、中川も3番で日米野球でも良い成果を出していますので、そのあたりに引っ張ってもらいたいと思います。(国際大会で勝負を分けるもの)私の立場ですと、情報がない中で現地に行って、情報収集をして相手チームの力を見極めながら、そこに対してどういう選手をきちっと配置していくか。あとは一瞬の勝負どころを逃さないで気持ちを強く、前向きに采配していきたいと思います。(今年のチームの強みは)2年前はとても投打のバランスが良かったんですけど、今年もそのチームに負けないくらいに特徴ある投手陣を選出できましたし、選手たちもそれぞれの力を発揮してくれています。野手陣も長打力あり、足の速さあり、守りの堅さやスピード感もあるような選手を選出できていますので、選手の力を信じて私が采配できれば前回に負けないぐらいの力を出してくれると思います。前回優勝を分け合った台湾で今回試合をできるということで、チャイニーズ・タイペイも同じように『日本を破って金メダルを取ってやろう』という気持ちでくると思います。(意気込み)雨で試合ができないとか、台湾に行ってもグラウンド状況が悪くて何時間も待たされたりだとか、相手が強いとかがあると思うんですけど、どんな状況になっても金メダルを持って帰ってくるという強い気持ちで臨んで、必ず持って帰ってきます」

竹村
「(チームの雰囲気は)アップの時から声が出ていますし、サインプレーなどの細かいプレーをやっていても気付いたことを前よりも言い合えるようになって、いい状態だと思います。(どう高め合っていくか)仲の良さだけではなくて、時にはみんなで刺激し合うくらいに言い合ったりだとか、グラウンドではライバル心を持ってまとめていきたいと思います。(国際大会で勝敗を分けるもの)台湾に行くということで環境が変わるということもありますが、その環境に流されずに自分を持って準備をすることと、試合の中では終盤まで攻め切る集中力がカギになってくると思います。(本戦に向けて)個人的にも金メダルに向けて貢献するのはもちろんですけど、グラウンドのどこにいても存在感を出せるように、みんなで一つになって金メダルを取りたいと思います」

合宿終了後のコメント
竹村

「前回よりもみんな雰囲気が良くて、ユニバーシアードに向けていい調整ができた4日間だったと思います。(実戦1試合での手応えは)打者だったら4番の楠本を中心に序盤は上手く点が取れたんですけど、そこから終盤にかけては取り切れてなくて、そこの課題はありますね。ユニバーシアードでは最後まで集中力を持ってやり切りたいと思います。(日米の5試合は振り返って)先に2勝して王手をかけてから小さいミスとかで負けにつながってしまったので、そういった面でのスキはチーム全体の課題になったと思います。終わってからはバント練習とかランナーが塁にいる場面でのランナーが動きながらのバッターとの連携といった部分を重点的にやってきました。(個人の状態は)バッティングはフライが多いので、強いライナーで返せるようにスイングとかはこれから調整してやっていきたいです。(どういった野球を展開していくか)チーム全体では一人一人のタイプがあると思うので、それぞれを最大限に生かして一つにまとまって戦うしかないと思います。(主将としては)指示とかもそうですけど、グラウンドに立って誰よりも声を出して、存在感を出してやっていけたらと思ってやっています。(チームの雰囲気は)本当にアップの時から全員の声が出ているので、良い雰囲気でやれていると思います。特に誰っていうのはないんですけど、日米から時間が経つにつれて徐々にみんな仲が良くなってきていますね。(本戦に向けて)勝ちにこだわって、みんなで金メダルを取ってきます」

齊藤
「(調子)全然悪くないので、練習でできることを本番でも変わりなくできればいいと思います。(起用法は)言われてないですけど後ろというのは自分の中でも分かっているので、しっかり準備してやれることをやれればいいかなと。(自身の強み)ランナーが出ても冷静に投げれるところだと思います。世界大会で緊張とかはあると思うんですけど、負けないで投げていきたいです。(他大選手との交流)全体的に仲が良いです。関西の選手とかは面白い選手が多いですし、いつも笑って過ごせています。(ムードメーカー)個人的には辰巳(立命大)だと思います。色んな選手に自分より上の部分が一つはあると思うので、少しずつでも足りてないものを見つけて、学んで、盗んでやっていきたいです。(日米)自分のいつも通りのプレーができなくて、失敗したらとか余計なことを考えてしまっていたので切り替えて次にいければいいかなと思います。(意気込み)去年はそれなりに役割を果たせたと思うんですけど、日米では足を引っ張ってしまったので、それを取り戻すか、それ以上の活躍ができればと思います」

渡辺佳
「調子が悪かったんですけど、楠本さんや中川とかバッティングの良い人に話を聞いて、この4日間で少しは回復できたかなと思います。(状態は)現時点で100%ではないですけど、試合までは時間があるのでそこまでに持っていけたらいいです。(日米)主に最後の方の守備で出場だったんですけど、実際にアメリカ陣の守備やバッティングを見て勉強になって、自分としてもプレーの引き出しが増えたと思います。(チームの雰囲気は)この4日間で日米よりは遠慮がなくなって、だいぶ仲が良くなってきているという感じです。日米の時から楠本さんにはよくしてもらっていたんですけど、この合宿でもだいぶよくしていただきました。今日もバッティングのことを主に話していましたね。(意気込み)どういう場面で出るかは分からないですけど、自分の与えられたところでしっかり役割を果たせればいいなと思います。最後の方に守備で出てきたら一番元気が残っていると思うので周りに声を掛けていきたいですし、スタメンで出させてもらったら自分の力を出し切っていきたいと思います」

森下暢
「いつも通りの調整ができたと思います。(今日のオープン戦での登板)先発で登板予定でした。練習でシートとブルペンに入れたので良かったです。(日米)個人としても良いピッチングができて、ユニバーシアードに向けてつながる試合ができたかなと思います。(そこから意識的にやってきたことは)特には変わらないです。いつも通りにやれたと思います。個人の状態はいい感じです。(本戦に向けて)自分のできることをしっかりして、チームの勝ちに貢献できるようにやっていきたいと思います」


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