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プレーでチームをけん引する古川主将

ラグビー部  帝京大相手に後半失速し、ダブルスコアで敗戦/練習試合

◆8・15 練習試合(サニアパーク菅平)
▼明治27{14―21、13―35}56帝京大〇
 帝京大との夏合宿初戦を、勝利で飾ることはできなかった。前半はFW陣が善戦し、14―21で折り返す。しかし後半になると、アタックとディフェンスともに後手に回り、5トライを献上し27―56で敗北。右ロック古川満主将(商4=桐蔭学園)、左センター梶村祐介副将(政経4=報徳学園)がケガから復帰したが、春に引き続き王者の牙城を崩すことができなかった。

春季のリベンジ果たせず
 序盤から帝京大に流れを掌握される。前半4分、17分と立て続けにミスから相手にトライを許してしまう。しかし前半22分、敵陣ゴール前でのマイボールラインアウトからFW陣でフェーズを重ね、最初のトライを決める。さらに前半30分、ハーフウェイラインのラインアウトからBKが展開し、梶村からボールを受けたスクラムハーフ福田健太(法3=茗溪学園)がインゴール。その後、モールトライを献上するも14―21と1トライ差で前半を折り返す。
 リードしたい後半だったが、実力の差が顕在化した。後半5分、自陣でのブレイクダウンでペナルティーを誘うとすかさずPGを選択し、堀米航平(商4=流経大柏)が冷静に決めて4点差に縮める。しかしその後、自陣でのプレーを強いられる展開に。「各接点で相手に前に出られて、受けに回ってしまった」(右フランカー井上遼・政経3=報徳学園)と、連続で3トライを献上してしまう。それでも17―42で迎えた後半17分、敵陣22メートルで帝京大のキックを福田がキックチャージし、そのまま澤田がグラウンディング。続く後半21分には、敵陣ゴール前で梶村からパスを受けた右センター高橋汰地(政経3=常翔学園)がディフェンス3人をかわしトライを決め、スコアを27―42とする。勢いに乗ったかと思われたが、後半30分にトライを奪われると「精神的にきつくなってしまった」(井上)。中盤の反撃もむなしく、最終スコアを27―56で終えた。

ラグビー理解力の向上へ
 セットプレーでは手応えをつかんだ一方で、課題の残る試合となった。「自陣でキックすればよかったところを展開してしまいターンオーバーされたし、敵陣に攻め込んでいるときに裏にキックをしてしまった」(スタンドオフ松尾将太郎・商3=東福岡)と、プレー中での判断ミスにより失トライ許す場面も見受けられた。「フィジカルや技術面で帝京大と差はないが、試合中の修正力やラグビーに対する理解力が足りない」(梶村)。しかし、秋シーズンでの試合を見越して、相手の戦術を知ることができたのは大きな収穫である。春から積み上げてきたものを全員がしっかり準備し、試合で遂行することが今後最大のカギとなる。
 
 古川主将と梶村副将が復帰したことで、チームにとって精神的支柱が増えた。しかし「後半のきつくなったところで、FWの動きやBKの選択肢が明治には足りていない」(丹羽監督)。そのときに重要となってくるのが、プレー中でのコミュニケーションである。そうすることによって「FWとBKが一体となった攻撃ができる」(古川)。次戦の相手は、昨年惜敗した天理大。課題を克服し、次こそはチーム一丸となり勝利をつかみ取ってみせる。

[木村優美]

試合後のコメント
右ロック古川満主将(商4=桐蔭学園)

「チームですが、春はしっかりフォーカスしていたポイントができていたと思います。チーム全体で夏合宿のテーマとして、コミュニケーションを挙げています。BCDもそうですけど、チームや学年の垣根を越えてしっかり全員がコミュニケーションを取れるチーム作りというのを意識してやっています。個人的には、春チームに貢献することができなかったので、夏合宿で強豪校との試合でしっかり自分のプレーをもう一度精度を上げていくことが大事かなと思います。今日の試合は、FWだったらスクラムなどのセットプレーのところとモールでトライを取ることをフォーカスしてやっていて、スクラムは前半は優位には立てなかったんですけど対応できたところもありました。後半はやられてしまったところがあったので、メンバーが変わったとしても同じスクラムが組めるように修正することが課題かなと思います。モールはなかなか組ませてもらえなかったので、そこはしっかり対応してまずは良いモールを組んでスコアを取れるような武器にしていきたいと思います。明治はアタックしていれば必ずボールキープできますし、スコアに持っていく力はあるので、あとはアタックしたあとにミスしたときのディフェンスと、セットプレーからのディフェンスを高めていくことで良いチームになると思うので、今日は我慢できない部分が多くて点差が開いてまったので、そこはみんなでミーティングして修正していきたいと思います。プレー中のコミュニケーションというのがまだまだ課題だと思っていて、プレーが切れたときとかみんなコミュニケーションを取ったりしているけど、プレー中のコミュニケーションというのがまだまだ精度が低いので、そういうところを私生活からやっていきたいと思います。帝京大はプレー中のコミュニケーションとか、全員が状況判断をして良い方向にアタックをしていって全員で仕掛けていくことが、まだ明治には足りないところだと思いますし、FWの近場の部分の圧が今のところ明治より帝京大のほうが良かったと思います。FWだったらもう一度スクラムとラインアウトをポイントをしぼって修正していくこと、チーム全体としてはFWBKが一体となったアタックをして、ディフェンスもコミュニケーションを増やせば良くなると思うので、そういうところを修正して丁寧にやっていきたいです」

左ロック小宮カズミ(文3=目黒学院)
「夏合宿はコミュニケーション、もっとしゃべることを意識してやっています。個人的には、もっとしゃべることもそうだしもっと積極的に走っていこうと思います。ボールキープできたらアタックできるけど、ディフェンスは外側でFWが内側にいないからBKが流すことしかできないから、FWが開きながらディフェンスできていたら、もっと外側を止められたと思います。後半はメンバーが変わってコミュニケーションが取れなかったり走れていなかったから点差が開いてしまったと思います。モール以外で明治は勝てています。モールは今日組ませてくれなかったのでわからないですが、ラインアウトとスクラムだったら明治のほうが上だと思います。試合中に他の人が何を考えてるかわからないから、何をしてほしいか、自分が何をしたいのかをもっと伝えれば、チームもひとつに動くかなと思います」

左フランカー前田剛(営4=報徳学園)
「夏合宿はチームとしてはコミュニケーションというのをテーマに挙げていて、私生活からグラウンド内外でしっかりコミュニケーションを取ろうと心がけています。個人的には、春シーズン積み重ねてきたものをさらにタックルやボールキャリーの部分で精度を上げてやるというのを目標にやっています。前半はアタックのところで自分たちのミスから相手の得点につなげてしまって、帝京の強みは相手のミスを自分たちの得点につなげるところだと思うので、自分たちの細かいミスというかファンダメンタルのミスが多くてそこで失点してしまったのが良くなかったと思います。アタックに関しては、フェーズ重ねて自分たちのアタックができたら前にも出られるしスコアに持っていけるのでそこは自信を持っていいと思います。帝京相手に4トライくらい取れる実力は持っているのに、それ以上取れる力はまだないと思うので、4トライ以内に収めるというディフェンスをしなければならない中で、みんなタックル入っているけれど食い込まれたりしていてそこでちょっとずつFWに前に出られてBKに振られたときに大きなゲインを切られてしまったので、そこのブレイクダウンのファイトのところとフィジカルでは負けていないがタックルしたあとにすぐラインに戻るとか相手のアタックをチェックしてディフェンスラインに入るとかそういう細かい部分の精度を高めていかなければならないなと思いました。後半疲れたときに相手にスクラムで押し込まれてしまう部分があったので、メンバーが変わって誰が出てもそこは明治のFWだから関係なくて、勝たなければならないスクラムの場面で押し込まれてしまったというのは今後の反省点かなと思います。コミュニケーションを取っていたらなかったようなミスもまだあったし、天理や東海大戦もあるので、そこでもっと精度を高めていけたらなと思います」

右フランカー井上遼(政経3=報徳学園)
「帝京の得意な試合入りで2トライ取られてしまって、中盤で明治のペースに持って行けたところ最後の10分で帝京にトライを奪わられたところで精神的にきつくなってしまいました。点数が追いついた後にすぐに取られてしまって、キックオフのスタートも中途半端で最後までいってしまって、後半もその流れを引きずっていました。立ち返る場所がフィジカルファイトと明確にしていましたが、そこで受けに回ってしまってどうしていいかわからなくなってしまいました。ディフェンスで体を当てようと話していたのですが、各接点で相手に前に出られてしまった。スクラムは前半優位に組んでいましたが、メンバーが代わってからは合わなくなってしまってターンオーバーされてしまう場面もありました。夏合宿でもう一度強みのスクラムに自信を持てるようにします。春からFWのメンバーは変わっていましたが、今出ているメンバーが明治のAチームです。誰が出ても同じクオリティーでAチームで戦えるようにしていきたいです。(主将と副将の復活は)精神的主柱が増えました。FWは満(古川)さんと剛(前田)さんがいれば心強いですし、BKは梶村(祐介)さんがリードしてくれます。安心感はありますが、2人に頼りすぎないことも大切です。僕に求められるのはボールキャリーと運動量、サポートだとか相手のラインブレークしたところで突っ込むこと。サポートは今日の試合で良い場面もあったので続けていきたいです。夏合宿でのテーマは各試合でありますが、今日の個人的なテーマはタックル15本とジャッカル3本。ジャッカルは1本できましたが3本できなかったので、相手の勢いを殺すつもりでやっていきたいです。夏合宿の試合ではベスト4を想定して組んでいると思うので、連戦になりますがこの一戦を悪くとらえずに、ダメなところはしっかり練習して次につなげていけるように頑張りたいです」

ナンバーエイト坂和樹(政経2=明大中野八王子)
「今日は自分の強みのボールキャリーをコーチ陣にアピールしてAチームに残るのが、合宿の個人的な目標です。ディフェンスラインはしっかりできていましたが、個人個人のタックルの精度としてはまだ体が張れていないところがありました。アタックはFWとBKの連携というのは、今までの試合よりはできていると思うんですけど、あとはそこでの精度というかクオリティーを上げていかないと強いチームでは一発でターンオーバーされるので、残りの2週間で精度を高めていければなと思います。後半は相手の強みのコンタクトのところで明治が受けてしまうと明治のやりたいことができなくなってしまうので、そこのところを体を張ってきつい状態でもしっかり前に出るディフェンスとかをできればなと思います。合宿でのチームの目標としてコミュニケーションというのを挙げていて、コミュニケーションのところを改善していければチームはもっと良くなっていくと思うので、そこの部分をこの2週間で落としこんでいきたいです」

スタンドオフ松尾将太郎(商3=東福岡)
「自分の中では前半、FWがかなり頑張ってくれる中でBKのミスが多くて少しFWに迷惑をかけてしまったと思います。個人的には前に出れて、強みを出せました。BKのミスはプレーの選択で、自陣の中でキックすればよいところで展開してしまってターンオーバーされてしまったこと。あと相手の陣地に攻め込んでいるのに、裏にキックを蹴ってしまった。確実な選択ができなかったです。帝京大とフィジカル面では負けてないですが、サポート力であったりが負けてしまっていたので後半の入りも負けてしまった明治が疲れて点差を離されてしまいました。明治の規律を守れなかったので攻められてしまいました。相手はチャンピオンチームなのでチャレンジしていくというのがこの試合のテーマでした。自分自身帝京大でスタメンで出るのは初めてだったのでチャレンジ精神でやろうと思っていました。BKのテーマはFWが頑張ってくれるところで前に出す選択肢をすることでしたが、できていませんでした。BKのメンバーも変わっていますが誰が入ってもすることは一緒。でも梶村さんが帰ってきて、汰地もスピードのあるセンターになってくれて頼もしいです。(菅平入りまでの練習は)今回は2週間の合宿だったので八幡山で仕上げていくつもりでした。FWはモール練習、BKはプレーの精度を上げてコミュニケーションを意識していましたが、試合でほころびが出てしまいましたね。FWとBKが一緒になって練習することもありました。練習で想定したシーンは今日なかったので、次は練習でやったことが出せればいいと思います。(次戦は)すべてにおいてファーストプレーだと思うので集中して、精度も上げてコミュニケーションを上げること。規律を守って組織ラグビーをすることです」

左センター梶村祐介(政経4=報徳学園)
「今日は帝京大のファーストトライで流れを持っていかれた印象です。ヘッドコーチとも話はしましたが、フィジカルであったり技術に差はあまりないのですが、試合の中での修正能力とラグビー理解力が明治には足りないと思いました。勝つためにはフィジカルも必要ですけど、試合の中で相手のプレーに対して対応してラグビーを知ること。練習で意識することも大事ですが、普段からラグビーを考えることだと思います。菅平で普段と違う環境でみんなと過ごす時間を大事に使って、全員がラグビーを考える時間にしていきたいです。今日は自分にとっては復帰戦でしたがパフォーマンス自体は悪くなくて、トライに結び付けれたパスもあったので調子も良い感じです。(トライにつなげたシーンは)インサイドから澤田(陵)が僕にコールしてくれていたので、僕が出れば帝京の選手も付いてくるだろうと思っていました。澤田が良い判断をしてくれました。春はケガ人ながらもディフェンスには取り組んでいたのでだいぶ修正されてきました。練習に参加していたのは7月の半ばです。今日はBKのコミュニケーションが取れてなくてトライを逃したシーンもあったので、次で修正していきたいです。夏合宿のテーマがコミュニケーションなので。個人ではディフェンスにこだわってきたので、僕のところでしっかり仕留めること。アタックは毎試合テーマは立てていますが深く考えずプレーしています。今年のチームが始まるときに僕のパフォーマンスは良くなくて、原点に立ち返ることで調子を上げていこうと思っていました。自分の強みはやっぱりボールキャリーの力強さで、ゲインラインの突破力は他の選手に負けないというプライドを持ってプレーしたいです。チームとしては今日改めて実感したのは、試合の入りを意識することです。後半も良いスタートが切れなかったので、入りの10分を意識したいです。また天理と試合もあるのでリカバリーして挑みたいです」

武井日向(商2=国学院栃木)
「帝京に春やられて、自分たちがどれくらい成長してるかを今日試す機会だったと思います。スクラムなどのセットプレーで優位に立とうと思っていましたが、セットアップのところでバラバラになってしまったし、1番とうまく組めなかったので修正していきたいです。後半はミスを重ねてしまって得点されてしまったし、スクラムでもプレッシャーをかけられてしまったので、セットプレーからプレッシャーをかけられれば僕たちでも良いチャンスはあったと思うので、セットプレーを修正していきたいです。良いアタックはできていて、継続すればスコアにつながっていくってわかったので良かったんですが、ディフェンスのところでゲインを切られてしまったので修正していきたいです。ディフェンスでFWの近場のところをしっかり止められたら帝京に勝てると思うので、そういうところを詰めていきたいです」

辻惇朗(政経2=常翔学園)
「帝京が昨年よりだいぶ展開してくるようになったのですが、そこに早く順応して対抗戦には勝てるようにはしたいと思います。対抗戦優勝、選手権優勝のために、いろいろなことにチャレンジしていくということがチームの中で出ています。FWだったらモールでチャレンジしていきたいです。個人的には上のチームで出るということはあるのですが、まだまだ自分自身タックルとか課題がたくさんあるので、そういうところをやっていきたいと思います」

三股久典(政経4=佐賀工)
「自分たちがやってきたことをやろう、そしてこの合宿でコミュニケーションを取ろうということが目標だったのですが、厳しい時に全然コミュニーケーションを取れていなくて、厳しくなっていたときに相手につけ込まれていたので、そこをしっかり修正していくことだと思います。今まで春からやってきたことを自分たちが出しただけだったので、その部分では相手に通用した部分としなかったものがありました。そこが合宿からシーズンに向けて修正しなければならない部分だと思います。自分的にも最後の年であるので、Aチームに定着してチームが成長できるためには自分には何ができるのかということを考えて行動していきたいです」


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