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オフェンスの核を担うQB・阿江


NO NEXT 〜2017 GRIFFINS〜  (3)阿江保智、小泉亜斗夢インタビュー  

 昨季は1勝6敗という成績に終わり、19年ぶりに入替戦に回った明大グリフィンズ。なんとか残留は果たしたが、思い描いていた理想とはかけ離れた結果に終わった。再起を期す今季はLB氏家倫太郎主将(政経4=埼玉栄)の下、一丸となって甲子園を目指す。今回は春季オープン戦を前に、チームのキーマンに今シーズンにかける思いを聞いた。
 第3回はオフェンス陣を引っ張る下級生、堅実さが光るパスプレーの要QB阿江保智(情コミ3=六甲)とルーキーイヤーながらレギュラーに定着したRB小泉亜斗夢(政経2=足立学園)のインタビューです。(この取材は4月30日に行ったものです)。

阿江

――チームの状態はいかがですか
 オフェンスはミスが目立っているかなという感じです。ミスが目立っていてそれを指摘しきれていない、模索している感じです。3年生が主体的になって動けているのでまとまってはいるけど仲良しすぎてなあなあな部分もあります。2年生は試合に出る人、出ない人で意識が違って、みんなが日本一を目指しきれていない感じがあるかなと思います。

――QBとしてはいかがですか
 夏にケガをして全然レギュラーシーズンに出られなくてそういう悔しい思いがありました。僕個人としての目標としてはまずチームを勝たせることが前提で、勝たせるためにはまず試合に出なければいけないからケガをなくして、万全な状態でなおかつ昨年よりもグレードアップして試合に臨むことを日々心がけています。そして目の前に置かれた状況を絶対に続けていく、アメフトのダウン更新をやって得点を取るということは毎日やって練習しています。

――チームの雰囲気としてはいかがですか
 春なので日本一ということに意識はいっていないけど目の前には東大、関西学大と連続で来ているので東大というのを意識していなくても毎日必死にやってくれている感はあります。怖いからやっているとか日本一になりたいからやっているとか目的はバラバラであってもやっていることは変わりがないしたどり着こうとしている場所は皆同じだと思うのでその点に関しては一致団結していると思います。

――新体制で変化はありましたか
 昨年より下級生の居心地が少し良くなったのかなというのがあって、今までやっていた慣習の無駄なところを省いてくれて過ごしやすくなったし、もっともっとプレーに集中できるようにはなったと思います。環境面がすごくやりやすくなりました。

――今年のチームの印象はいかがですか
 レシーバーはいい人がいるんですけどライン陣が少し手薄かなというのがあって。明治はランが主体なのにそのランを支えるライン陣が手薄になっちゃってるから急いで仕上げてくれという感じになっていて彼らは踏ん張りどころかなと思っています。僕も3年生でライン陣の中の3年生が主体となってやってくれているから手助けはしているつもりでいるけどもっとコミュニケーションを取っていきたいです。

――今年もランの明治ですね

まずはランの明治というものを盤石にして、その後森平さん(貴大・営4=横浜栄)らをうまく使っていけたらなと思っています。小泉というすごいスーパースターもいるわけだし、個人的になんだけど小泉がボールを持つとどんなプレーをしてくれるのか、わくわくする感じがあるからそういった意味で亜斗夢には期待しているし、亜斗夢を生かせるのもライン陣だと思うのでラインが頑張れば日本一になれるのかなと思います。

――昨シーズン、フィールド外から試合を客観的にみていましたが
 やっぱりQBは大事だと思いましたし、QBの人は勝たなければいけないという気持ちが先行して、自分を忘れちゃってたりというのがよくあったから、外から見ていて思ったのはQBは冷静じゃなきゃダメなんだということです。僕自身ケガして試合のスタメンから外れてサポートする側になって、僕の知識もまだまだ足りなくてフィールドの上からサポートしていてチームに貢献できたかと言えば全然できなかったです。だから、QBは大事だなというのと自分の知識の甘さがあったから今年はプレーを出すことにも挑戦してメンタル的にもめげずに頑張っています。

――ケガ明けからは練習はどのようにやってきましたか
 ケガ明けて横国大戦に投入されてどうしようと思いました。ケガ明けてからはいつも通りの練習はしてたんですが調子が合わなかったりしてそれでもケガをする前のプレーはできていたかなというのは思いました。ケガをした後は勝たなきゃいけないとかではなく自分がしっかりしないとチームは良くないなと思ってたからいつも通りやっていました。

――オール三菱ライオンズとの合同練習をされましたが
 レベルの差は違いました。社会人だからおじけづいちゃいけないということを実感しました。社会人だから僕たちよりレベルが数段高いとかは考えるんだけど、やってみると意外と全部が全部抜け目なく整備されているという感じはしなくて。もちろん全体的にレベルは高いんだけど絶対にどこかしらに穴があるんだなと思いました。社会人がそうであるなら学生でもあるだろうから。関西学大は日本一というけど日本一というのはレッテルだけだから日本一だろうが何だろうが弱点はあるだろうし、弱点がないなんてことは絶対にないということは収穫しました。レベルの差は見せつけられたけどおじけづく必要はないということを収穫できました。

――WRやRBが豊富だがどう使っていきますか
 ショートのところは亜斗夢に持たせて、投げるべきところは投げてバランスよく織り交ぜて使っていけたらなと思います。

――東大戦に向けての意気込みをお願いします
 初戦とりあえず勝たなければいけないので、1点差でも、2点差でも試合に出されたら勝って、チームを勝利に導いて最低限の仕事を全うしていきたいです。そして東大戦で得たもの、失敗したことを自分の糧にして次の関西学大戦につなげていきたいと思います。

――今季の目標をお願いします
 チームの目標では春は全勝、秋は日本一ということを掲げています。僕個人としてはとりあえずレギュラーで出て勝つ。それだけです。出されたら勝つ、僕が試合に出たら絶対に勝つ。そういう雰囲気に作り上げていかなければいけないし、作り上げたいと思っているからどんな形であれ、だれが目立ったとか関係なく勝てばいいです。

――ありがとうございました

さらなる躍進に期待がかかる小泉
さらなる躍進に期待がかかる小泉


小泉

――今の調子はいかがでしょうか
 いいとは言えないというか、昨シーズンが終わってから自分自身成長できたかと言われれば分からないんですけど、とりあえず自分に今足りないところを考えて、それを練習で取り組んでいるというところです。RBは層が厚くて、そこを勝ち抜くための自分の武器をどれだけ強くできるかということを意識して取り組んでいます。

――自分の長所と短所と感じる部分はどこでしょうか
 弱点は、RBの中ではスピードが一番ないので、プレーの質をどれだけ高めれるかということと、パワーが持ち味だと思うので、相手にタックルされても一回で倒されないってこと、それを弾き返すぐらいの勢いでしっかり5〜10ヤード取れるランナーになりたいですね。

――ルーキーイヤーだった昨シーズンはどんなシーズンでしたか
 「1年生だからこれで十分」っていう風に見られてて、自分もそこに対して甘えている部分があったので、ルーキーとして見られない同じ土俵に立つ次のシーズンでどれだけ通用するかっていうところはすごく楽しみです。

――ルーキーイヤーから出場したことは自信になりましたか
 自信というかむしろ不安でしたね。楽しみもあったんですけど、先輩たちがケガとかあった中で、僕がどれだけチームに貢献できるのかという気持ちがあったんですが、そこで福田(夕斗・政経3=日大三)さんとか、寒川(拓・商4=法政二)さんにアドバイスをもらってなんとかやっていけました。

――冬の間はどういった練習を積んでいきましたか
 パワーが足りていないなと感じたので筋トレと、スピードを補うためのトレーニングが中心でしたね。まだ成果は出てないんですけど、これを続けて、どれだけ成果が出るかを楽しみにしていきたいなと思っています。

――オール三菱ライオンズと練習をしたそうですが成果はありましたか
 XリーガーのRBのプレーを見て、足りないと感じる部分が見えましたし、僕もXリーグに行きたいと思っているんですけど、そういう選手と触れ合ってみて、今後への改善点というか、今後新しい自分のプレースタイルを見つけられたので、それをどう自分なりにかみ砕くかが大事ですね。

――どのようなプレースタイルを確立したのでしょうか
 スピードで相手を翻弄することはできないので、一瞬の判断力を磨いて、どれだけ縦に進めるか、最短距離でゴールに向かえるか、というプレーが自分に合っているなという風に感じました。

――チーム全体で変化を感じる部分はありますか
 「ランの明治」という印象だったんですけど、今年はOLが昨年より強くないということもありますし、QB、レシーバーに頑張ってもらうっていうのと、RBの個人能力がカギになってくると思うので、OLに頼らずにRBがどれだけ持っていけるかというのが今年の明治だと思っています。

――RBのレギュラー争いは激しくなってきていますが
 そこは本当に感じていて、どれだけ自分がアピールできるかにかかっているんですけど、シーズン通して出られるように、どれだけ自分のプレーを見せつけられるかにかかっていると思います。

――オープン戦では初戦で昨年敗れた東大と対戦します
 自分が去年出れてない中で負けているので、どれだけ自分のプレーが通用するか、どれだけ自分がチームに貢献できるかっていうところが不安もありますが楽しみです。

――2戦目では学生王者の関西学大戦が待ち構えます
 楽しみですね。昨年もTOP8の中で下位のチーム相手にしか出られてないので、学生トップレベルにどれだけ通用するのか、日本一になったチームがどういうプレーをするのか、自分がどれだけ自分を追い込んで走れるのか、とても楽しみです。昨年は福田さんがすごく走っていたので、それに負けないようにランで稼ぎたいです。

――小泉選手自身の春の目標はどういったものでしょうか
 秋にしっかり出られるようにアピールするってことと、チームをどれだけ鼓舞できるか、OLだったりQBのモチベーションをどれだけ持っていけるのかというのを意識して、ただただ走れるだけじゃなくて、どれだけチームに貢献できるのか、どれだけチームにとって大切な存在になれるのかっていうのを意識して頑張りたいです。

――同期であったり1年生にレギュラー争いを盛り上げてほしいという気持ちはありますか
 仲間っていうよりかはライバルだと思っているので、そこは負けないように頑張っていきたいですし、その中で教え合う、チームの底上げをしていきたいです。

――下級生が言いやすい環境になったことはいい効果が出ていますか
 すごい出てると思っています。前までは言いづらい面もあったんですが、言いやすくなった分、今まで見えていなかったミスとか欠点とかが見えてきていて、2年生の中でもどんどん意見とかが出てきて、というのがいい傾向になってきているなと思います。

――期待は感じますか
 正直そんなには感じてないです(笑)。でももちろん、出るからにはアピールしてどれだけ自分の持ち味を出せるかということですね。

――Xリーグに行きたいという話もありましたが、そこに向けて伸ばしていかなければいけないと感じる部分はありますか
 フィジカル面が圧倒的に足りていないことは自分でも理解しているので、そこの強化と、スピードであったりとか、自分の中で出ている改善点をどれだけ底上げできるかにかかっていると思います。

――最後に、今季にかける意気込みをお願いいたします
 RBの競争率が高いんですけど、どれだけその中で自分が頭一つ出せるかだと思うので、チームメイトの誰にも負けたくないですね。

――ありがとうございました


 次回は、岩崎恭之監督のインタビューをお届けいたします。更新は明日、5月3日の予定です。
お楽しみに!

[花岡桃・加藤真人]




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