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齋藤を中心に攻撃的なバスケを展開する


COUNTER ATTACK  関東トーナメント開幕 大会展望  

 再スタートを切る。昨年はリーグ戦で開幕8連敗。2部降格の危機は乗り越えたが、集大成のインカレでも2回戦敗退と苦しいシーズンだった。経験豊富な4年生がそろう今年は、ここまで10戦9勝。濱西康一新監督を迎え、日本一を目標に掲げる。本特集はそんなバスケットボール部の1年を追いかける。
 春の王座を狙う。新チーム発足後最初の公式戦となるのは、4月22日に開幕した関東トーナメント。「目標は優勝」(松本大河主将・文4=能代工業)。力試しの春と言われるが、今年の明大は勝ちにこだわる。41年ぶりの優勝を狙うこの大会の初戦は、5月1日の明学大戦。墨田区総合体育館にて、17時40分ティップオフだ。

 穴のない布陣で挑む。昨年のアシスト王である齋藤拓実(営4=桐光学園)を筆頭に頭数のそろうガード陣が、ゲームを支配する。日本学生選抜合宿に召集され、明大の練習から離れている時間も長かった齋藤。しかし合宿を終え練習へ戻っても「拓実が引っ張ってくれている」(宮本)と存在感は変わらず。熟練されたスキルとセンスでチームをけん引する。攻撃の起点となるのが吉川。テクニカルなプレーで一気に流れを引き寄せる攻撃型なガードだ。さらに、少ないシュートモーションから内外問わずシュートを沈め、バスケットIQの高さに定評のある綱井勇介(文3=大阪学院)、ルーキーながら強靭(きょうじん)なフィジカルとパスセンスを兼ね備える渡辺翔太(政経1=宇都宮工業)の活躍にも期待。要所でカードを入れ替え、主導権を握り続ける。
 若手3人が新たな歴史の礎となる。フォワード陣には2年生3人が名乗りを上げる。昨年からプレータイムを与えられていた奥野綾汰(国際2=藤枝明誠)、野口龍太郎(政経2=九州学院)だけでなく、今年に入って須藤昂矢(営2=桐光学園)も頭角を現している。「スタートで誰が出ても、途中で誰が出てもいい味を出してくれる」(齋藤)。それぞれの持ち味を生かしたプレーが、多彩なゲーム展開を可能にする。

 
インサイドの要となる宮本
インサイドの要となる宮本
攻撃的バスケットを貫く。攻め手を欠かない今年は、大量得点で相手を突き放したい。そのためには、ディフェンスが一層重要になる。「オフェンスの前にディフェンスがある」(齋藤)。ディフェンスでも攻めの意識を切らさず、リバウンドからファーストブレークという堅実な試合展開を目指す。カギとなるのはインサイドの宮本滉希(政経4=明成)と今川友哲(営3=大阪桐蔭)だ。1年次から経験を積み、得点頭として活躍してきた宮本。昨年ケガで離脱していたこの大会で、今年こそチームを勝利へ導く。長い手足を生かしたプレーが光る今川も、1年次からプレータイムを獲得してきた巧者だ。 先月の中大との京王電鉄杯最終戦では、リバウンドの主導権を握られ64−80の大敗を喫した。その敗戦から「リバウンドは絶対に自分が出てる間は負けない」(今川)とリバウンドへの意識が変化。敗北を糧に、もう制空権は譲らない。

 開幕早々、2回戦で壁が立ちはだかる。昨年のリーグ戦で3位に入った白鴎大だ。野崎(白鴎大)を中心とした安定感のあるプレーを崩せるか。それを勝ち進むと、拓大との対戦が濃厚。ベスト8を懸けたこの組み合わせは、3年連続となる。ここ2年の関東トーナメントの対戦成績は1勝1敗。まさに宿敵といえる相手だ。今年の拓大はバンバ(川崎ジェッツ)、成田(豊通ファイティングイーグルス名古屋)の二枚看板が抜けたが、3Pシュート王の多田や大型ルーキー・岡田がそろい、油断は禁物。慢心なく勝ち越し、ベスト4への扉をこじ開けたい。

 準決勝、決勝では東海大と筑波大との戦いが予想されるが「優勝可能なメンバーがそろっている」と、濱西監督も確かな自信を胸に、優勝を見据える。リーグ戦8連敗で負け癖≠ェ付き、2部降格の危機を味わった昨年とは違う。開幕9連勝で勝ち癖≠付け、いざ41年ぶりの頂点へ。逆襲の時がきた。

[日野空斗]

第1試合は5月1日17時40分より墨田区総合体育館にてティップオフです。

選手たちのコメント(この取材は4月21日、25日に行われたものです)

齋藤

「自分は今代表のほうの合宿とかに参加させてもらっていて、チームの練習はあまり参加できてない状態です。トーナメントまでもう時間はないので、もっと質の高い練習をしていかないといけないと感じています。4年生を中心にもっと言い合いになるくらいのコミュニケーションを取らないといけない。(合宿では)ファンダメンタルの部分というよりは、ジャパンチームのルール、オフェンスだったりディフェンスだったり応用してやっていました。スキルアップというよりは、ジャパンの中でのチーム力を上げる感じ。だからまたチームの方に戻ってやるのはどの選手も難しいと思います。(今年はオフェンスのチームと伺っているが)オフェンスの能力があるというだけで、大事なのはディフェンスだと思ってます。そこの考え方、オフェンスの前にディフェンスがあることを意識していかないと。どの大学でもそうですけど、4年生が大事。伝統あるこの大学を受け継がないといけないものはあると思うので、4年生としての自覚を持ちたい。(昨年からの反省点)大会に臨むにあたって、どの大会でも準備というものを突き詰めたいです。準備した気になっているだけでは、リーグ戦みたいになってしまう。それをまたもう一回思い出してやっていきたい。(個人としての昨年)変な責任感が生まれてしまったのはあります。最後のほうはあまり良くなかったけど、3年の時の1年間全部が良くなかったわけではないと思います。(最後は)外のシュートがあまり入ってなくて、そこで点数取りたいときに流れを戻せなかったりしました。(アシスト王)今年も自分のシュートとパスの判断というのはしっかりしないといけないと考えています。(ヤマ場は)白鴎。その次の拓大も外人がいるので、リバウンドが厳しい。それ以外は小さくなるので、5人全員でチームリバウンドいけば、負ける相手ではないかなと。(1、2年生について)須藤、野口、奥野は一度に全員出れるわけではないので、いい意味でしっかり3人で争ってもらって、スタートで誰が出ても、途中で誰が出てもいい味を出してくれると思います。活躍できる選手だと思うので、期待しています」

宮本
「目標はトーナメント、リーグ、インカレ全部優勝。優勝できるくらいのメンバーがそろっていて、それを目標にやってきました。(チーム状況)六大とか神大での試合を通して、まだまだですけど、チーム力は少しずつ上がってきています。選抜で拓実がいなくなって戻ってきて、練習にズレとかあるんじゃないかと思ってたんですけど、戻ってきてもしっかりやってて、すごく拓実が引っ張ってくれている。(課題)六大学でリバウンドの本数が勝ってることが少なかったので、そこをセンターの自分と今川、森山がしっかりカバーできたらいいなと感じます。(オフェンス面)個人的にはもうシュート決めるだけです。(チームとしては)合わせの練習してるんですけど、なかなか合わなかったり、1人が合わせようとしてるのにもう1人が外に出てっていうズレがまだあります。(試合中での自分の役割は)積極的に得点を意識してって言われてるんで、しっかりシュート決めるのと、オフェンスリバウンドをもっと増やしていければ。ディフェンス面ではセンターで下にいる分、フォワードにスクリーンに誰が行ったとかどっちの方角にスクリーンかけてるかっていうのを下にいる自分とか今川が、声出ししてフォローしていきたいです。(不安要素は)白鴎と当たると思うんですけど、まだ白鴎と一回もやってなくて、ビデオも見てないからどういうチームなのかも分かってない状況。神大と一回やってるのを少しだけ見ただけなので、白鴎が今年どういうプレーしてくるのかなっていうのはまだ不安です。(昨年は左手首のケガで出られなかった)久しぶりのトーナメントなので頑張ります。(注目すべき点)髪。うそうそ。得点取ります」

吉川
「(最後の関東トーナメント)もう最後なんだな、あっという間。最後の年だから、最後のトーナメントだから、後悔しないように出し切りたいと思います(目標)チームはやっぱり1位、優勝を目指しているので。自分としては、拓実が出てる時は2番ポジションで出ることが多いけど、拓実に任せっきりじゃなくて自分で1番もやって、オフェンスもディフェンスもしっかり声出してまとめられれば。フォワードは今は野口、奥野、昂矢の3人がやっていて、でもあの3人も相当うまいから、トーナメントに慣れればやれると思います。電鉄杯もそうだけど、全部リバウンドでやられたので、リバウンドの部分に気を付けたい。練習でスクリーンとかみんなできてきてるから、あとは本当にリバウンドとルーズボールにもっと執着心を持っていきたい。(オフェンスの課題)動きが止まって1対1になるところ。そこを今はオフェンスの動きについて教わっています。スクリーンを重要視していて、そこを試合に出せれば良い形で攻めれると思うし、あとはみんなシュート力あるから大丈夫。(テーマ)トランジションでどんどん攻めてく、攻めるバスケ。ディフェンスは元ある形を徹底して、オフェンスで攻めて。リバウンド取って速攻走って、トランジションを多く展開していけば自分たちのペースになる。もっとみんな自信を持ってプレーしてほしい。もっと自分からやっていいっていうことはよく言ってます。義也(植松)も打ってくれるし、渡辺もガンガン打って、そこは4年生に頼るところではないから自信もってやってほしい。(不安は)電鉄杯で最後負けて、あそこで流れが悪くなってなにもうまくいかなくて、トーナメントだったら一発で終わりでした。だからずっと勝ったままっていうよりは、あそこでこういうことがあるっていうのがわかったから、リバウンドから入ろうっていう意識も芽生えて、そういう意味では電鉄杯で負けたのは大きかったと思います。(3回戦)慶応はリバウンド強いし、白鴎も留学生がいるから受けで入ったらすぐ持ってかれると思うから、最初から全力でいきたいと思います。(その次は拓大が濃厚)この前勝ったからいけると思ってたら絶対負けると思うし、でもまた一からやっていければ勝てると思います。(最後に意気込みを)昨年は60点で勝てたとかもあったけど、80点はしっかり越えて勝ちたいです。優勝目指して頑張っているので、応援よろしくお願いします」

今川
「(六大学と電鉄杯を振り返って)1部のチームには今のところ全部勝っているので、それはいいことだと思います。でも中央とか、日体との練習試合にも負けているので、違う気持ちで入って負けになるというか、そういうのは気になる期間でした。(10戦9勝)実際勝ってるのが多いんで、気持ち良くスタート切れてるし、自信になってます。(昨年のチームとの雰囲気の違い)平日もコーチが見てくれてて、平日の練習から結構各自本気でやってるところも全然違うし、昨年は電鉄とかは勝たんでもいいっていう気持ちで入っていたんで、そのへんも違います。(トーナメントではどんなプレーを)勝ちたいんで、チームに足りないところ、特にリバウンドは絶対に自分が出てる間は負けないっていうことです。電鉄とかでも負けた試合はリバウンドが負けてるっていうのがあったのでそれが仕事。あとはゴール下とフリースローも明治は少ないっていうのを言われてるんで、そこも僕と宮本さんが助け合いながらやっていきたいです。(電鉄杯が終わってからの練習)中央にはリバウンドで20本差ぐらいで負けてたんで、リバウンドを徹底することと、あとはスクリーン。スクリーンをしっかりやって、オープンショットをいかに作れるかっていうのを練習しました。体育館の時間が100分授業で短くなってて、使える時間が少ないんで、できるだけ練習の中で積極的にシュートを打ってシュート練習の代わりにするようにしてます。(コートで心がけていることは)声掛け。出てるときは誰やから言わなあかんっていうのは思ってなくて。拓実さんにも言っていかないとダメっていうのは昨年のリーグ戦で学んでるんで、後輩やから言うっていうのはないです。思ったことは全部言うようにしてます。(トーナメントのヤマは)多分白鴎が上がってきて、そこで勝つのが最初のキーになると思います。白鴎も留学生がいるけど、今は昨年出てたメンバーが結構残ってるんで、昨年の教訓を生かしたいです。(連戦の戦い方)みんな体力付くところまでは付けてると思うんで、できるだけ先のこと考えずに、一戦一戦集中していくことが大事かなと思います。(宮本との連携)活発になってきたときにやられる原因が、インサイドに入られての単発のシュートとかになってるんで、そこをコートの中で話していきたい。(注目点)アグレッシブなプレーを見てほしいです」


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