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2年ぶりに就任した濱西監督


COUNTER ATTACK   関東トーナメント開幕 濱西康一監督インタビュー   

 再スタートを切る。昨年はリーグ戦で開幕8連敗。2部降格の危機は乗り越えたが、集大成のインカレでも2回戦敗退と苦しいシーズンだった。経験豊富な4年生がそろう今年は、ここまで10戦9勝。濱西康一新監督を迎え、日本一を目標に掲げる。本特集はそんなバスケットボール部の1年を追いかける。第1回目の今回は、指揮官として就任した濱西監督に今後の意気込みを伺った。(この取材は4月21日に行われたものです)

――今まではどのようにバスケットボール部に関わってきたのですか
「2006年は助監督、07年から14年まで監督をやっていました。その間はずっと塚本前ヘッドコーチ(塚本清彦前HC)と一緒にやっていました。15年は外れましたが、息子(濱西秀人・国際4=國學院久我山)が当時2年生だったので、保護者として明大のバスケを見ていました。昨年は監督補佐という形で山本健一前監督のサポートをして、今年は監督になりました。ずっと明大のバスケは見てきました」

――監督ご自身もバスケットボール部に所属されていましたが、当時と比べて今の状況はいかがですか
「僕らの頃は全部員がそろっても10数名で、スポーツ推薦制度も充実していませんでした。助監督として戻った時は、40名は超えていて、現在は29名と人数も多くなっています。僕が入学する前の明大は大学バスケット界を非常にリードするようなチームで、インカレは9度も優勝していました。でも、僕が入学する少し前くらいからトップ争いに絡まなくなりました。だから、塚本前HCは11年間、僕は8年間、もう一回インカレで優勝できるようなチームにしようということで頑張ってきました。同時に明大のスポーツ特別入学試験制度もできて、(10年には)32年ぶりにベスト4に入って、(13年には)インカレの決勝戦に35年ぶりに進むことができました。そういう流れですので、今のチームはあと一歩のところで(インカレで)優勝できるところまできていると思います。お飾りで『一応優勝を目標にしとこうぜ』というチームではなくて、本当に努力して頑張れば、優勝も夢じゃないレベルまできていると感じます。優勝を可能にさせるメンバーがそろっているチームです」

――京王電鉄杯最終戦・中大戦では今シーズン初の敗戦を喫しましたが、そこで見えた課題はありましたか
「しっかりマイボールにするまで、リバウンドを取るまでディフェンスすることです。あの試合はほとんど中大の流れでした。明大の守備が崩壊していたわけではなくて、しっかり守っていました。でも、せっかく良い守備をして、中大がショットを落としてくれた時にリバウンドを拾えませんでした。本当にがっくりと来てしまうような試合で、チームも気持ち的に乗れなかったです。でも、そういう状況でも40分間の中で修正して、自分たちの流れに持っていかないといけなかった。関東トーナメントでもそういう状況は起こり得るわけですから、そこはいい教訓になったと思います」

――週に何日ほど練習に行かれるのですか
「週に4日くらいです。1日はトレーニングコーチに任せて、1日はオフというような形です。仕事を持ちながらやっている関係上、フルタイムで見れる状態ではないですけど、コーチと連係してやっています。指導者が必ずついている状態で、毎日の練習を実施しています」

――今年は齋藤拓実(営4=桐光学園)をはじめ、昨年の主力が多く在籍しています。どんなチームを作っていきたいですか
「下級生の頃から試合に絡んでいた選手は、その経験を生かして主力として活躍してほしいです。ですが、生きのいい新戦力がたくさん出てきたので、彼らも上手く出場させていきたいと思っています。もちろん核となるのは経験のある選手になってきますが、最終的には10人前後を出場させて、誰が出ても波のないようなチームにしたいです。また、対戦相手の高さやスピードに対応して、メンバーを変えていろんな戦術を展開したいです」

――六大学リーグ、京王電鉄杯でさまざまな選手を起用しました。注目している選手はいらっしゃいますか
「松本大河(主将・文4=能代工)ですね。彼はこの3年間ベンチにも入らなかったのですが、腐らずにバスケットに対して真摯に向き合ってきました。その姿勢を仲間からも信頼されて今年はキャプテンになりました。私たちが松本に『主将をやれ』と言ったわけではなく、選手の中から推薦されました。六大学、京王杯の彼の活躍を見て分かるように、能力は十分にある選手です。彼は今年がラストシーズンなので、チームを引っ張るという重荷に感じず、伸び伸びと。今まで試合に出れなかった悔しさを爆発させてほしいです。あとはFWの選手ですね。たまたまケガ人や体調不良者がいたということで出場のチャンスが回ってきた須藤昂矢(営2=桐光学園)に期待してます。彼はもともとオフェンス能力が高い選手ですので、攻撃において良いところを見せてもらいたい」

――‶守備から攻撃″というスタイルを体現するためにチームに意識させていることは何ですか
「一番大切にしているのは、チームで守るということです。しっかりとルールを確認して、声を掛け合って、連係すること。ディフェンスというのは、一人一人が頑張るのはもちろん、一丸となってやることが大切です。多少味方が抜かれても仲間同士でカバーやローテーションをするという連係意識がなければ、大学トップクラスのオフェンスを守り切ることはできません」

――今シーズンが始まってから1試合しか負けていません。そこはどう評価していますか
「春先の大会は何が何でも勝ちにこだわっているというわけではなく、選手の起用を見て分かるように、いろんな選手にチャンスを与えることを優先しています。それでも、結果的に勝っているということは、みんなが真剣に試合に取り組んで、手を抜いたプレーも一つもなかったからです。起用された選手が真剣な眼差しで、プレーしていたことはうれしかったし、その結果として勝利したということは彼らの頑張り。そこは評価していいことだと思っています」

――今年1年間を通して、関東トーナメントはどのような意味合いを持たせた大会にしたいですか
「完成形ではない中で『目指すバスケットを突き詰めて、足りないところやできるところを確認する』という意味があります。決して関東トーナメントを軽視するわけではありませんが、今シーズンの最終到達点はあくまでもインカレです。関東トーナメントは春先で、どこのチームもまだ完成形ではないです。今シーズンのスタートという形で、新入生を含めた今まで試合に出たことのないフレッシュな選手を起用する大会になると思います。それでも、この大会も公式戦ですので勝負に出ますが、その中でもチャレンジしてほしいです。挑戦した結果、負けてしまっても決して下を向かないで、何が足りないのかというところに目を向けていきたいです。そのためにも今持っているパフォーマンスを全力でぶつけてもらいたいです」

――最後に関東トーナメントへの意気込みをお願いします
「一丸となって、優勝を目指します」

――ありがとうございました

[古賀章太郎]


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