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監督就任3年目の春、覇権奪還に燃える


東京六大学野球 2017〜春〜  (12)早大戦事前インタビュー 橋監督  

 「新生明治」で戦後初のリーグ3連覇だ! 昨年は3年ぶりのリーグ戦春秋連覇を達成し、明治神宮大会で5年ぶりの日本一を飾った。今季は戦後初、1938年以来となるリーグ戦3連覇に挑む。柳裕也選手(平29政経卒・現中日ドラゴンズ)ら主力選手が抜け、顔ぶれが一新したチーム。熾烈(しれつ)なレギュラー争いが展開されているが、投打ともに選手層の厚さは六大学随一。悲願の瞬間へ向け、準備は万全だ。
 早大相手に打ち勝ち、総力の高さを見せつける。白星で開幕ダッシュを決めた明大。第2カードの相手は、同じく第1週に法大から勝ち点を奪った早大だ。昨季の最優秀防御率投手である小島(早大)を筆頭に、投手陣は六大学屈指の実力派ぞろい。リーグ戦経験を積んでいる選手も多く安定感は抜群だ。対する明大も東大戦の2試合では計19得点を奪うなど、打線は好調。明早戦を制することで優勝への道が一気に開けることは間違いない。開幕第3週にして、注目の好カードとなりそうだ。(この取材は3月28日に行われたものです)

橋広監督
――昨年度はどのようなシーズンでしたか

春が5位で秋が3位ということで、前の年からレギュラーの大半が入れ替ったとはいえ、非常にふがいない結果でした。今年はそのリベンジと言いますか、優勝を目指してやっていきたいです。

――新体制となったチームの状況は
経験者もいますが、まだやはりチームとしてつかみどころがないというかね。どんどん点を取っていくっていうよりは、今年も例年通り投手主体の守備重視のチームになっていくと思いますね。

――今年も例年通り守り勝つ野球≠掲げられているのでしょうか
大量得点とかいうのは、毎回毎回できるものじゃないんでね。守って接戦で勝つっていう野球が一番安定していて、うちらしい戦い方だと思います。

――佐藤主将のチームづくりはどのように見られていますか
彼は寡黙なので自分から指示したり言ったりするタイプではなく、自分がすごく真面目に取り組んでる姿をチームメートに見せてついてこいというタイプですね。(4年同士の横のつながりは)極端にスター性がある選手もいないので、学年としては人数が多いのですが非常にまとまっていると思います。

――今年のチーム構成というのは
最高学年である4年生が全て出られるわけではありませんが、現状では4年生のやつらが頑張っているので、レギュラーの半分ぐらいは4年生だと思うのでその中に下級生が入る形かな。ただ小藤がケガでスタートからは出られないかな。(伸びてきてる選手は)ショートの檜村の守備、サード織原の打撃も好調ですね。痛いのは3番・センターを予定していた経験のある三倉がオープン戦でケガしてしまったことですね。チームの中心となる選手だったので、戦線離脱してリーグ戦は厳しいという状況はうちにとっては大きな痛手ではあります。

――今季の投打のキーマンを教えてください
小島は相変わらず安定した投球をしているんだけど、4年生の柳澤っていう右のやつが出てきてね。そこが楽しみかなというところですかね。

――左腕の多い早大ですが、投手陣の仕上がりはいかがですか
さっき言ったように、小島と柳澤が中心になってくると思うんだけどね。4年生の大竹がちょっと出遅れていてね。これも左なんですけどね。あと、二山っていう左も去年の秋ぐらいから良い投球続けていてね。枚数的に言ったらそこらへんが中心になると思うんで、やっぱり左が多いですかね。

――社会人対抗戦も雨で流れてしましましたが
そこが少しね、残念ではあるよね。社会人との試合がっていうよりは、リーグ戦前に神宮で野球ができる唯一の機会だからね。前回の試合からも期間が空いているし、レギュラー出場が初めての選手もいるからね。試合はどこでもできるけど、もったいないなという感じだね。

――新入生の印象はいかがでしょうか
何人か有望な選手が今年も入ってきてくれて。特にピッチャーの早川なんかは大学生相手にも良い球を放っていますね。大竹が少し出遅れているのもあって、早い段階で登板機会はあるかもしれません。これも左ですね(笑)。今年も左は枚数的にもそろっていますし、小島だけじゃなく、二山、早川と使っていくかもね。でもまあ新入生ですし、実力は未知数ですから。こちらの期待はありますけど、あんまり無理はさせすぎず、使えそうならどんどん登板させたいなという感じです。

――野手陣、投手陣それぞれに求めることはどのようなことでしょうか
単純なことですが、打線はまずは振り込もうということですかね。投手陣に期待することはとにかく走り込んで、体力を付けて安定した投球をしてもらえるようにって感じですね。確かに去年小島は調子良かったですけど、早稲田の投手陣は1回戦、3回戦と任せても、同じ投手が同一カードで2勝するということがほとんどなかったんですよね。枚数の関係もあるんですけど、例えば明大の柳(裕也選手・平29政経卒=現中日ドラゴンズ)なんかは昨年の春に任された試合は1回戦、3回戦ともほとんど全部勝っていましたよね。あれが大エースの一つの証だと思うんですよ。「柳投手のような選手が、キャプテンでエースで引っ張る明治は強い」と去年よく言っていたんですけど。もちろん彼の人間力もあるんでしょうが、1戦目、3戦目と投げて、チームを必ず勝たせる投手がいるとチームの試合中の心持ちも違ってくるでしょうし、他の選手からの信頼もありましたよね。もちろん星(知弥選手・平29政経卒=現東京ヤクルトスワローズ)なんかもいましたけどね。そこは敵ながらあっぱれと思っていましたし、だからこそうちの投手陣にもそのような役割を担える選手が出てきてくれることを望んでいますし、小島がいずれはそうなってくれるんじゃないかなと期待しています。冬から春にかけては投手陣にはしっかり走り込ませて、1戦目、3戦目と投げられる選手の養成というものに努めました。

――野手でチームの軸となる活躍に期待する選手は
やっぱり、トップバッターの八木なんかはね。昨年もずっと試合に出て活躍してくれましたし。そこらへんと、キャプテンの佐藤なんかですかね。上級生にはみんな引っ張っていってほしいですね。本当はそこに三倉が入っていてくれるはずだったんですけど、ちょっとケガでね。マイナス材料なんですけどね。試合に出る上級生には無条件で引っ張っていってほしいですね。投手陣も小島とは言いながら、柳澤とか二山とか、最上級生に頑張ってもらいたいですね。

――他大学に比べるとリーグ経験者が多く残っているように思いますが
あくまで試合に出ていた人がね、ちょっと他より多いかなっていうだけで。主力ってわけでもないしね。登板経験の多い投手がいるのは、後々になって良い方向に作用するかもしれませんけど、条件としては全然他の5大学と変わりませんよ。

――投手陣を支える捕手は、今年はどの選手に注目でしょうか
今年は岸本っていうのがね、ほとんどマスクを被ってますよ。小藤も12月に指骨折して出遅れていたんですけどね、だいぶ取り戻してきていますよ。小指なんですけど、1カ月ぐらい練習できなくてね。でも、追い上げてはきていますね。

――今季に対する意気込みをお聞かせください
やっぱり優勝しかないですよね。一昨年春秋連覇した先輩たちの姿を見ている世代ですし、試合に出ていた子もいますからね。六大学の投手はレベルが高いので、ただ漠然と試合でバットを振るんじゃなくて、ケースバイケースに応じたチームバッティングを徹底したいですね。

――最後に早大ファンの方たちに向け、メッセージをお願いします
いつも応援ありがとうございます。2季連続で優勝から遠ざかっているので、今年はなんとか優勝したいと思います。今年も球場に足を運んで、選手たちを応援してやってください。

――ありがとうございました

[谷山美海]


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