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鮮やかな逆転劇を見せた保坂

競走部  1500mで保坂、河村がワンツーフィニッシュ 総合は4位/東京六大学対校大会

◆4・8 第50回東京六大学対校大会(慶大日吉陸上競技場)
▼男子100m予選
1組 6着 小堀 12秒70(予選敗退)
2組 4着 里村 10秒89(決勝進出)
▼男子100m決勝
7位 里村 11秒08
▼男子400m予選
1組 5着 金子 49秒52(予選敗退)
2組 4着 浅川 49秒47(予選敗退)
▼男子800m
3位 安藤 1分51秒23
5位 田村 1分52秒82
▼男子1500m
1位 保坂 3分48秒14
2位 河村 3分50秒82
▼男子5000m
2位 村上 14分14秒54
3位 田中 14分17秒05
▼男子110mH予選
1組 4着 濱本 14秒89(決勝進出)
2組 4着 中野 15秒43(決勝進出)
▼男子110mH決勝
7位 濱本 15秒16
8位 中野 16秒13
▼男子400mH予選
1組 4着 高野 54秒05(決勝進出)
2組 2着 中野 54秒50(決勝進出)
▼男子400mH決勝
6位 高野 53秒37
7位 中野 53秒55
▼男子3000mSC
3位 南  9分09秒07
4位 東島 9分09秒33
▼男子4×400mR
4位 明大(里村、浅川、高野、中西) 3分17秒08
▼男子三段跳
2位 西  14m68
3位 伊佐 14m60
▼男子棒高跳
2位 廣瀬 4m70
▼男子やり投
2位 真田 60m59
▼男子総合得点
4位 明大 88.5点
▼女子100mH
1位 藤森 14秒05
 トラックシーズンの訪れを告げる東京六大学対校大会。記念すべき50回目となる今大会は総合4位という結果に終わった。個人では男子1500mで保坂拓海(政経4=市立船橋)が1位、前年王者の河村一輝(政経2=大垣日大)が2位に入り、見事ワンツーフィニッシュを決めた。女子100mHでは藤森菜那(情コミ2=浜松市立)が力の差を見せつけて優勝。また、男子5000mではルーキーの村上純大(政経1=専大松戸)が2位と健闘し、今後に期待を持たせた。

 明大勢がレースを支配した。昨年の関東インカレで7位に入った河村と9位に入った保坂がエントリーした1500m。レースは序盤から持ちタイムの一番早い河村が積極的に引っ張り、600mごろには後続と2秒以上の差をつける展開となる。このまま独走かと思われたが、徐々に表情が苦しくなる。そして、残り1周となったところで新迫(早大)がスパート。一時トップに立ったが「自分のペースで走れていた」と、集団にいた保坂が一気に加速し、残り200mで逆転。そのままトップでゴールラインを走り抜けた。4年生ということもあり就活の影響で練習も十分には積めていなかったが「思ったよりしっかり走れた」(保坂)と地力を見せつけて大会を制した。昨年は関東インカレの800mで100分の1秒差で表彰台を逃す悔しい経験を味わった。「有終の美を飾る」(保坂)。過去3年届かなかった表彰台に最後に上ってみせる。
 中距離勢が明大を支える。保坂、河村に加え、800mの現高校記録保持者である前田恋弥(政経3=市立船橋)もおり、層の厚さは屈指だ。「練習とかからで身内に負けないように」(河村)とハイレベルな練習が生む部内競争がさらなる成長を導いている。関東インカレでは得点源として期待がかかるだけに「今年はワンツースリーを決めたい」(保坂)と表彰台独占も視野に入れる。学生陸上界を席巻する日も近い。

 長距離部門復活へ新星が救世主となる。5000mに出場した村上は明大勢唯一のルーキー。デビュー戦となった今レースは、序盤から先頭集団につけると、残り3周から果敢にロングスパート。残り100mで坂東(法大)にかわされ惜しくも優勝は逃したが、箱根駅伝で6区3位の佐藤(法大)や5区4位の安井(早大)といった実力者に先着した。「スパートで勝負する部分が足りない」(村上)と、競り負けたことに悔しさを見せたが「1年生であれだけの積極性を見せられたということは今後が楽しみ」と田村厚監督はレース内容を評価。昨季は全日本大学駅伝で11位、箱根駅伝で18位と不振を極めた長距離部門。村上をはじめとするルーキーが新しい風を吹き込み、再起をかける。

  躍進の一年にする。昨年の関東インカレでは44得点を獲得し10位。選手層から考えればそれ以上の得点、順位は十分に狙える。とはいえ「全体的にちょっとまだ物足りなかった」(田村監督)とさらなる成長は必要不可欠だ。おのおのが日々成長を続け、大舞台へ挑む。

[加藤真人]

試合後のコメント
田村監督

「まだシーズン入りだし、今日は少し寒かったりして、感触をつかむ感じで、出せる子は出すし、調整できる子は調整するという感じです。これでシーズンインの雰囲気ができたので、あと関東インカレまで2カ月ぐらいあるので、うまく調整していこうと思っています。(1500mのワンツーフィニッシュについて)河村はもう少しできるかなと思ったんだけどね。まだ調整している段階で、彼もぴしっとインカレに向けて合わせて来れると思うので、心配はしてないです。5000mも練習のつもりで走って、スタミナの方も心配はないと思います。保坂は4年生だから意地もあって、よくまくったと思います。(藤森について)今日は14秒ちょっとなので、ベストからは遅れてしまっている。まあ今日は寒かったことと、今はスピードの練習をしているということとの兼ね合いです。試合に入れたということでまあまあといったところです。(5000mでは村上が1年生ながら奮闘した)少し飛び出るのは早かったかなとは思うけど、1年生であれだけの積極性を見せられたということは今後楽しみです。すごい素直にやってるし、積極性もあるので、頑張ってほしいです。1年生は張り切りすぎるとどうしても故障があるので、そこだけは気をつけろというところです。(今日よかったと思う選手は)全体的にちょっとまだ物足りなかったかなというところです。(奮起を期待したい選手は)廣瀬(卓・理工3=北嵯峨)が4m70で、彼はそんな実力じゃなく、5m20を飛んでいるので、もっと結果を残せると思います。まあ今日は初戦だから、成績もあるけど、実戦モードに入れたということで意味はあったかなと思います。(関東インカレまで1カ月半だが)中距離、競歩を得点源にして、5000mあたりをどう絡められるかなと。メンバーはまだまだ決めてません。1年生がどれだけ出てくるかなと期待しています。(ユニバーシアードの代表への期待)河村が近いかなと思います。42秒出てるから。野田はもう決まっていますので、あとは河村、前田恋がどうかというところです。前田恋はもう一皮むけてほしいところです。(関東インカレの目標は)去年は44点で10位だったので、それ以下はないかなと。卒業生もいるので、河村、保坂、前田恋あたりが7,8,9位だったので上がって来てくれればそれ以上はいけるかなと思います。(今年1年への期待)全日本駅伝の予選会が6月にあるから、ピシッと決めて、10月の箱根をしっかり決める。春はインカレをしっかりやって、秋は駅伝でいい結果を期待したい。駅伝は大学も期待しているだろうし、14番、18番となっているから、最低でもシード権を取らないとと思っています」

保坂
「1500mに関しては、目標タイムが47秒から48秒だったということでそこはクリアできたんですけど、内容としては600mあたりから先頭との差が開いてしまったので、中盤あたりは課題かなと思います。(レースプランについて)どちらかといえば予定通りでした。河村が先行することは分かってて、自分はペースを刻んで走っていくという面では自分のリズムで走るっていうのはできてたんですけど、体力面で少し劣っていたので、自分のリズムを崩してしまったのかなと思います。(今季の開幕戦だったが状態は)今、4年生で就活もあって、練習は積めていたんですけど疲労とかがあったんですけど、思ったよりしっかり走れてたのかなと思います。(ラスト300mから上げていったが余力はあったのか)正直言って9割ぐらいきつかったです。でも、前の方がペースが落ちてきていたので、行けると思った部分があったので、もう一歩踏み込んで、最後全力でスパートの方をしていきました。(新迫が仕掛けていったが焦りはなかったか)正直ありましたね。病み上がりっていうのを聞いていて、それにしては動きがとても良かったので、その点に関しては少し焦りがありました。それでも、ラストスパートについては自信があったので、そこはしっかり抜き切ろうと思いました。(今日のレースに点数をつけると)70点ぐらいですかね。足りなかったところは、中盤に我慢できなくて落としてしまったところと、目指すのは日本選手権での上位入賞とユニバーシアードの代表なので、そこで離れてしまうと、終盤追いつくことは難しいですし、試合にならないので、そこを考えると70点かなと思います。(河村とワンツーフィニッシュだったが)最低限ワンツーフィニッシュはしないとと思っていたので、関東インカレに向けていい弾みはできたかなと思います。(昨年は関東インカレで7,8,9位だったが)今年はワンツースリーを決めたいと考えてるので、まだまだ練習でも追い込めてない部分もあるので、調整でもピーキングを合わせていきたいなと考えています。800mは前田と2人で出ると思うので、そこもワンツーを狙っていきたいと思います。(今日の800mのレースは)前田がハイペースで持っていくっていうのと、自分が2レース目だったので、疲労がある中でしっかり走れたかなと思います。(中距離勢はレベルが高いが切磋琢磨できているか)最近、後輩の2人が日本陸連の合宿に行っていたので、なかなか練習をする機会っていうのはなかったんですけど、新入生が入ってきた中で、自分がどういう風に練習を持っていくとか考えて、前田と河村が戻ってきてまた切磋琢磨してやっていければ、日本のトップレベルでやっていけるかなと思います。(今後伸ばしていきたい部分)中盤の粘りを伸ばしていくってことと、ラスト300mのスパートを39秒から40秒を切るぐらいにしていければ確実に負けることはないと思っているので、中盤の体力面とラストのスパートを伸ばしていければと思います。(ユニバーシアードについては)選考のタイム基準が3分43秒なんですけど、そこを切れていないので、関東インカレ前か個人選手権でタイムを狙っていければなと思います。(今後の意気込み)最後の一年になるので、私生活の面でも競技面においても全てが最後になるので、後輩たちの手本となる姿を見せられるように、自分としては有終の美を飾れるように頑張っていきたいと思います」

田中龍太(法3=鹿児島実)
「最初は後ろに付けて、ラスト競り合いになればラストスパートで勝てるかなと思っていたんですけど、ちょっと体調が優れなかったというのもあってラスト1000mくらいでペースが上がった時にちょっときついかなと思っちゃって。それで最後上げきれませんでした。(体調不良)体調を崩したというよりもちょっと調子が悪いなという感じです。一応この大会に合わせてはいたんですけど、まあぼちぼちという状態でした。(シーズンが始まってみて)まだ一歩足りないなという感じです。調子が上下激しいので、上下があるのは仕方がないことなのかもしれないですけど、下の方の波を小さくして、高いところで上下するような安定した状態にしていきたいです。(昨シーズンはケガや病気に悩んだが)調子を崩した時からずっと食事には気を付けていて、今のところ貧血も大丈夫でケガも少なくなってきているので、効果は発揮してきているかなと思います。あとは練習一つ一つ、ポイント一つ一つメニューの意味考えながらやって、つなぎのジョグも疲労を抜くものなのか足に刺激を与えるものなのかを意識して、1回の練習ではなく、1週間、1カ月単位で考えて練習していこうと思っています。僕も3年生になったので、チームの中核を底上げする立場にもなったと思うのでまずは後輩に見本が示せるような走りのできる選手になりたいです。(関カレが近づいたが)一人一人がしっかり自分の走りをしてくれればまずは1部には残れるんじゃないかなと思います。個人としてはまだ5000に出るか1万に出るか決まっていないんですけど、5000なら13分台で、1万なら28分50秒台から40秒台を目指したいと思います。ハーフでも一応記録を持っているので、調子次第だと思います。(今後の意気込み)しっかり自分の走りをして、調子を安定させて自己ベストを更新したいと思います。それで勢いに乗った状態で夏を迎えて、秋冬に向けて力を付けてさらに磨きのかかった走りができればと思います」

河村
「今日は一発の決勝で、ほかの大学でも持ちタイムが早い人とかもおらず自分で引っ張っていくレースかなと思っていました。なのでいつも走っているよりも少し早いくらいで入ってどれくらい持つかというのをやりたかったのですが、もう少し早く行けたらなと。行ききれずすぐに後ろに付かれてしまったので残念です。先週、今週と2連続で試合があり少し疲労が残っていたのかなと言うのもあるかもしれないし調子良くなかったなというのもありました。(レース展開)新迫は1500mのタイムはそんなになく、これは自分の本職なので勝つ前提で走る予定でしたので意識はそこまでしてませんでした。どちらかと言うと保坂さんですかね。最後に抜かれてますので。(新迫に抜かれたが)自分は1500を主でやっているので、新迫に負けちゃいけないと思い、ラスト100まで付けました。そうすればスパートで勝てると思っていたので意地で付けましたね。ずっとラストで抜こうと思っていました。レース自体みんな上がってきて内側に入ってしまいスパートするタイミングを見極められませんでした。そこが課題ですね。ラスト300切ってから1度落ちてしまうのでスパートの前の段階で先に行かれないようにするというのを課題にやっていきたいです。コーチにも中間で落ちていくから無くさないと勝てないと言われました。(長距離への気持ち)まだ駅伝にも出たいと思っていますし今年は正選手として走れるようにします。全日本から走りたいですね。7月以降から長い距離に変えていきます。(関東インカレ)去年は7位に終わって悔しかったです。持ちタイムの順番は、上の方だと思うので勝てるように、というか優勝したいです。自分含めて前田先輩や保坂先輩の中距離は上位として点を取れるところだと思うので点をしっかり取りたいですね。この2人は練習でも簡単には勝てないので練習とかからで身内に負けないように頑張ります」

藤森
「(1位という結果について)そこは当然だと思っていましたし、順位はあんまり考えていませんでした。でも記録がダメダメでした。ただ課題が色々と見つかったので良かったと思います。(課題)フォームの改善、スタート、間の刻みなどです。これからまた取り組んでいきたいと思います。(シーズンが始まるが)まずは自己ベストを更新したいです。あとは、色々な大会で優勝したいと思います。(関カレ)優勝したいです。目標タイムは13秒前半です。(全日本)去年は準決勝までだったので、まずは決勝目指して頑張りたいと思います」

村上
「有名な選手ばかりだったので付いていくことだけを考え、最後仕掛けられたらなと思いながら走りました。初戦ということで他の方も調子が万全ではないのでもっと上を目指して頑張りたいなと思いました。コンディション的には蒸し暑く、風も強かったのですが、後ろの方にいて風の影響なくできました。(レースプラン)櫻井さんに『付いて行ってラスト負けなければいいよ』と言われたのでその通りに走ろうとは考えてました。ラストには負けてしまったのですが。悔しいですね。スパートで勝負する部分が足りないです。100mの直線を勝てるようにします。スピードがまだ無いですね。(レースを終えて)少しは自信にはなったのですが、他の方のコンディションもありますので。(今後)関東インカレでは出られるなら出させてもらいたいです。練習を手を抜かずにやり、出られたら入賞目指します。駅伝ではもちろん1年目から箱根を走ってシード権を取らないとと思っています。昔から明治で箱根を走りたくてまずは入れたことに感謝しています。今日、箱根で走っているような選手と走れましたがやはり強かったです。今日は偶然勝てただけと思っていて、次はそうはいきません。帝京大学の鳥飼をライバルと思っています。自分は千葉で一緒だったので」


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