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東京六大学野球 2017〜春〜  (5)東大戦事前インタビューA 柴田選手、宮台選手  

 「新生明治」で戦後初のリーグ3連覇だ! 昨年は3年ぶりのリーグ戦春秋連覇を達成し、明治神宮大会で5年ぶりの日本一を飾った。今季は戦後初、1938年以来となるリーグ戦3連覇に挑む。柳裕也選手(平29政経卒・現中日ドラゴンズ)ら主力選手が抜け、顔ぶれが一新したチーム。熾烈(しれつ)なレギュラー争いが展開されているが、投打ともに選手層の厚さは六大学随一。悲願の瞬間へ向け、準備は万全だ。

守護神として躍動する
守護神として躍動する
 4月8日、3連覇へ向けた戦いが始まる。初週の相手となるのは東大だ。昨季は山田主将、田口、楠田のクリーンアップが本領を発揮。3者全員が今年4年生となり、最後の年を迎える。そしてこの春、約2カ月戦線を離れていたエース・宮台がチームに復帰。投打ともに豊富な戦力でシーズンへと突入する。年間4勝を記録した昨年以上に、手ごわい相手となるに違いない。(この取材は3月15日に行われたものです)

柴田叡宙選手
――現在の調子はいかがでしょうか
去年の秋のリーグ戦中に少し肩を痛めて、そこから時間をおいて2月に沖縄に合宿に行ったんですけど、その時にはだいぶ投げられるようになりました。でも、試合で投げるとなるとやっぱり万全ではないなと感じて、何とかリーグ戦開幕までに調整していきたいと思います。

――昨年一年間はどのようなシーズンでしたか
春は2戦目の先発を任せてもらって、でも全然成績も残せなくて。満足のいく結果は得られませんでした。秋は後ろの方で投げる機会が多くて、春に比べると部分的には良い投球もできたんですけど、勝ち点を懸けた立教3連戦で2回戦、3回戦と打たれてしまって、慶應の2回戦でも自分が最終回を抑えていれば勝てるっていう試合で打たれてしまったので、悔しい一年だったかなと思います。

――今季はどのような目標を掲げられていますか
最上級生なので個人の成績にはあまりこだわることもないのかなと思っていて、チームとして勝ち点を挙げて最下位脱出するというのが一番の目標です。自分はきっと後ろの方で投げると思うんですけど、チームの勝利が懸かった場面でしっかりと抑えて、チームを勝利に導ければと思っています。勝ち点を取った瞬間に自分が最後マウンドに立っていられたら、それが一番うれしいです。

――昨年は勝ち点を懸けた試合も多くあり、最下位脱出を望むファンからの期待も高まってきているように思います
おととしから連続してシーズンで1勝ずつできていて、戦っている中でも僕が1年生の時から比べると接戦も増えてきていますし、力がついてきているのかなという実感はあります。でも、六大学の他の5校と比べると本当に弱いというのは自覚しているので、そこは勘違いすることなく、自分たちは下からいくんだぞっていうのを常に意識するようにもしています。でも、強くなってきているとか、そういう風に思って頂けるのはありがたいですし、うれしいです。

――山田主将のチームづくりというのは、どのように見られていますか
大成(山田選手)はリーダーシップもしっかりあって、チームのために厳しく怒ってもくれます。プレーでも引っ張ってくれているので、自分としては雰囲気はすごく良いかなと思います。

――最上級生になって出てきた意識の変化などは
自分は言葉で引っ張って、とかいうのがあまり得意な方ではないので、最上級生としてしっかりとチームのために結果を出したりだとか、練習時の姿勢だったり背中で後輩を引っ張れたらなと思います。とにかく結果にこだわりたいと思っていて、今までも意識してはいましたけど、チームの勝ちに貢献できる投球というのを目指してやっていきたいです。

――チームで共有している意識や、スローガンなどはありますか
共通の意識としては、監督がいつもおっしゃっている「うちのチームは守備重視」ということで、優先順位としてもまずはランニングトレーニング、そしてその次が守備、攻撃はその後ということで。やっぱり他の5大学のチームは打線もしっかりしていますし、守備から入っていかないと序盤から一気に点を取られてしまうこともあるので。自分たちがミスをすることなく、相手のミスを誘うっていうのが一番だと思っているので、今季もそこは変えることなくやっていきたいです。

――守備重視のチームで軸となるのは、やはり投手陣だと思います
今の投手陣の中では、宮台の次に実戦経験があるのは自分なので、大事な試合は全部自分が抑えていくつもりでいきます。投手陣は下級生が多くて、自分たちの代は自分と宮台だけで、その中でやっぱりプレーで結果を残して引っ張っていかなきゃなというのは感じていて。下級生を含め投手陣で競争しながら、自分も良い結果を残せていけたらなと思っています。

――明大の野手陣の印象というのはいかがでしょうか
明治の強さを痛感させられるのは、初めて代打で出てきた選手とかがパーンってタイムリーを打ったりするところです。部員が多い分チーム内での競争も激しいんでしょうし、チーム力があるんだなと感じます。あとは、他の大学と比べても打線として戦ってくる印象があって、個人個人が自分のベストを尽くすのはもちろんだと思うんですけど、選手みんながチームが1点取るために何をすべきかって考えたバッティングをしてくるので、対戦していてすごくやりづらいですね。それでも、なんとか抑えていきたいです。

――チーム内で意識している存在やライバルは
投手陣はみんなライバルのつもりで、競争してやっていきたいなと思ってます。その中でもやっぱり宮台には特別な思いがありますね。4年生のピッチャーは2人で入学した時から、自分より上の存在でいつかは追い付きたいと思ってやってきたので。2年生の時から自分と宮台で多くの試合を経験してきたので、自分と宮台の2人で勝ち点を取るというぐらいの気持ちでやっていきたいです。

――この大学を抑えたい、リベンジしたいといったチームはありますか
強いて言えば立教ですかね。去年は春秋と、勝ち点の懸かった2戦目、3戦目で投げさせてもらって、それ全部で打たれてしまって。抑えていれば勝てたのに、自分のせいで負けてしまったというのを強く感じた試合でした。勝ち点を争うっていうのは、そういう場面で抑えないといけないっていうのを感じさせられた相手だったので、今度こそ抑えたいと思います。

――ラストイヤーである今年に懸ける思いをお聞かせください
去年のチームは秋に三木さんや山本俊さんが4年生としてすごく良いピッチングをされていて。山本さんに関しては最後、自分の肘を痛めている中でも「壊れも良いから投げる」って言いながら投げていて、そういう姿をずっと後ろから見ていたので。きっと実際に野球するのも今年が最後だと思いますし、自分もラスト1年、肩の調子はあまり良いとは言えませんが、チームの勝ちだけを考えて結果にこだわってやっていきたいです。

――最後にリーグ戦に向けての意気込みをお願いします
勝ち点を取って最下位脱出というのをずっと言ってきていて、今までの経験からもシーズンの入りっていうのが大事なのも分かっています。開幕戦というのは特別な緊張感もありますし、明治は昨年度の王者で手ごわい相手ですけど、そこで勝ち点を取ろうとみんなで言ってやっていきています。まずは、最初のカードで勝ち点を取って、そこから勢いに乗りたいと思います。

――ありがとうございました

3月25日の社会人対抗戦では<br>明治安田生命を4安打完封した
3月25日の社会人対抗戦では
明治安田生命を4安打完封した


宮台康平選手
――昨季はどのようなシーズンでしたか
ケガもあって投げられなかったので、悔しいシーズンというのが自分の気持ちとしてあります。でもそれを踏まえて、春ここまでリハビリをしたりいろいろなことをやってきたので、その成果を今季のリーグ戦で出せられればいいと思っています。

――オフに取り組んでいたことはありますか
取り組んできたこととしては、少しフォームを変えたことです。肩の負担なく投げられるようにした上で、もう一回自分の力を100パーセント出し切れるフォームを探しながらやってきました。連投にも耐えられるようになれば理想ですね。

――具体的にはどのような変化が
テークバックを少し変えました。今までは左腕を小さく上げていたんですけど、そこまで小さく上げないように、大きくゆとりを持って上げている感じですね。

――オープン戦での感覚はいかがですか
オープン戦は目的を持ってやることが必要なので、この前の試合(日本文理大戦)だったらいろいろな球種を試すこと、それでバッターのアクションを見るっていうことを課題として投げました。

――シンカー、カーブ、スライダーを試されたそうですが、調子はいかがでしたか
まだまだ、精度は上げるべきだと思います。一応試したことには意味があるんですけど、もう少し使い方だったり、球の出し入れや駆け引きだったり、習得する必要があるなと思いました。

――結果よりも内容重視と浜田監督がおっしゃっていました
最後は結果も大事なんですけど、まずはオープン戦の間は自分のやりたいことを優先して、意図を持って投げることは外さずにやっています。

――沖縄合宿の前に、大分県でリハビリ合宿をされたそうですが
大分では投げ込みをメインにやりました。前から投球を見てもらっている方がいて、その方が大分にいるので。今年は、大分に自分たちで行って1週間見てもらったという感じですね。(「メディカルキャンプ」という風に呼ばれているのは)見てくれる方がお医者さんなので。そういう意味でメディカルキャンプです。ある程度野球の事に詳しい方なので、教えてもらいながらやっていました。沖縄合宿では暖かいところで練習できたことは良かったかなと思います。

――今年の東大はどのようなチームでしょうか
経験のある選手が多いですし、そこはやっぱり上級生が引っ張っていかないといけないところですので、「誰が」とかじゃなくて試合に出る人間をメインに、全員が勝ち点を目標に戦っていかないといけないです。

――開幕戦では明大と対戦します。意気込みをお願いします
勝ち点を取りにいくことが今年の目標なので、開幕の明大戦からそれを目指していきますし、相手がどこだろうと自分たちの力を出し切って勝ち点を取れる野球をしたいなと思います。

――明大打線の印象は
いいバッターがたくさんいますし、一人一人がきちんと役割を持って野球をしてくるチームです。でも、相手がどこだろうとあまり関係なくて、自分がやってきたことを出せればそれはそれで勝負になると思うので、まずは自分のできることをやっていきたいと思います。

――昨年末には進路について、プロ志望と報じられました
元からプロに行きたい気持ちはあったんですけど今までそれを言うタイミングがなかったので、年末ですし、シーズンオフだったので自分の事を話してもいい時期かなと。シーズン中はチームの勝利のことだけを考えないといけないですし、シーズンオフだったので明言という形になりました。

――今年のリーグ戦での成績はそのままドラフトの順位にも影響すると思いますが「意識せずに」というのも難しいでしょうか
「意識しないように」って考えたら、それは意識していることになるので(笑)。しょうがないですけど、僕が投げたら評価されますしそれは避けて通れないので、もちろん結果を出したいと思う気持ちは評価されたいってところにもつながります。勝ち点を取ること、チームのために投げることは、そのまま自分の評価につながるので、やっていくことは今までと変わらないです。自分は勝ち点獲得を目指してチームの勝利に貢献したいです。

――最後に今年の抱負をお願いします
4年生で集大成なので、自分が今までやってきたことが報われるような結果を出したい、満足できるような結果で大学野球を終えたいなと思います。

――ありがとうございました

[谷山美海・星川裕也]

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