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エース・齊藤が3連覇へ導く


東京六大学野球 2017〜春〜  (2)開幕前インタビュー 齊藤大将、水野匡貴   

 「新生明治」で戦後初のリーグ3連覇だ! 昨年は3年ぶりのリーグ戦春秋連覇を達成し、明治神宮大会で5年ぶりの日本一を飾った。今季は戦後初、1938年以来となるリーグ戦3連覇に挑む。柳裕也選手(平29政経卒・現中日ドラゴンズ)ら主力選手が抜け、顔ぶれが一新したチーム。熾烈(しれつ)なレギュラー争いが展開されているが、投打ともに選手層の厚さは六大学随一。悲願の瞬間へ向け、準備は万全だ。
 変則左腕の大エースになる。齊藤大将投手(政経4=桐蔭学園)は今季、明大伝統のエースナンバー「11」を背負う。1年春からリーグ戦35試合に出場し、そのうちの28試合は7回以降からの登板。主に終盤の抑えを任されてきたが、今季は先発でも中継ぎでも必要とされる投手陣の柱だ。チームを優勝に導き、六大学野球の主役になる。(この取材は3月18日に行われたものです)

――オープン戦ではチームの勝利が遠い状況です
試合数的に負け越しているので、どうすれば勝てるのか、どうすれば少しでも点が取れるのか、ランナーを進められるのか、そういうことは逆に負けているからこそ深く考えられていると思います。勝っていたら勝っていたで『今日は勝ったからいいや』ってなるんですけど、今オープン戦を重ねている中で、そういう部分に多く気付けるというのはいいことじゃないかなという風に思います。

――現在のご自身の調子はいかがでしょうか
いろいろ細かい部分、見た目には出ないところを意識しながら投げて、投げづらいと感じる部分はあります。状態的には良くないですが、回数を重ねるごとには少しずつ良くなっているので、開幕戦までに間に合わせられるようにやっていきたいです。直球も変化も悪くはないと思いますが、良いっていうところまでいっていないと思うので。もう少し上げていかないといけないです。

――現時点、試合では結果よりも内容を重視した投球をされていますか
結果もそろそろ大事なんですけど、冬にやってきたことを放棄して抑えるのでは今までと変わりないと思うので、やることをやって抑えていけたらなとは思います。

――2月の沼津キャンプでは投球スタイルを変えるとおっしゃっていました
いろいろ新しい変化球だったりとかも始めたり、そういう意味では短いイニングだけじゃなくて長いイニングも投げられるようにしていきたいです。そうしていかないと投げ切れないと思うので、そこを今やっている感じです。

――今季からは先発登板の機会も増えるのでは

結果があまり出ていないので、今は試合でも長いイニング投げさせてもらっていないですけど、リーグ戦ではどうなるか分からないです。実際このまま同じ感じで全員継投でいくかもしれないですし、なんとも言えないです。リーグ戦が始まったら一人で9回投げられるのがベストですけど、最初から9回投げようと思うのではなくて、1回1回を投げていく中で9回までいければという風に思います。9回を見て失点してしまうのではなく、6回とか7回しっかり抑えて次のピッチャーにつないだ方が勝ちに近いんじゃないかなと思います。

――昨秋から練習や投球などで大きな変化はありましたか
多少はあるんですけど、見た目は変わる部分はなくて、ただ体への負担というか肘への負担は前よりは少し少なくなっているかなという感じはしますね。球速は落ちていないです。トレーニングは変えているというよりは小さな部分、細かい部分を増やしました。

――今年の秋にはドラフトも控えます
進路は正直、考えていないと言ったら嘘になります。プロの方に挑戦したいという気持ちはあります。そこのために今、一生懸命やっているというよりはリーグ戦で勝つためにという感じです。

――プロへの道はいつ頃から意識されていますか
野球を始めたときからずっと、たぶんほとんどの人が多少はプロになりたいと思うと思いますが、自分は高校に入ってから手の届く位置にあると感じ始めました。大学に入ってからはプロに行くから頑張るというか、最終目標はそこにはなるかなと思います。ですが、今はリーグ戦のためにやっています。

――ご自身が入学されてから毎年、明大のエースはプロの道に進みます。得るものは大きかったのでは
個人個人で取り組み方も練習の仕方も違いますし、考え方も違いましたし、何が合っているとか間違っているとかは分からないです。自分に合っているか合っていないかはそれを試してみれば分かるので、そういうプロに行った人たちがたくさんいるのは本当に自分たちにいい影響があると思うので、それはいい経験、助けになっています。

――野球人生で貫いてきたことはありますか
掲げてきたわけじゃないですけど、今までチームがピンチの場面でリリーフしていくという場面が多かったので、絶対そこだけは譲れないというか、いつ出されても絶対抑えるんだというような強い気持ちは常に持っていました。

――下級生の頃から経験を積んできた投手として分かることは
去年やおととし試合に出ていた人が、ミスで負けたことを一番分かっていますし、そういう悔しい思いをしています。野球はミスがあった方が負けるスポーツなので今年は特にずば抜けた選手がいないチームなのでミスをしたら負けると思います。ミスなく一人一人が後ろにつないでいく野球をしようという風にみんな思っています。

――ご自身が掲げる今年のテーマなどは
去年は規定回数を投げることや防御率にこだわっていました。今年はこういう感じなので、規定回数もたぶんいくと思いますし、それを目標にしてもしょうがないです。防御率とかもいろいろ気にしますけど、それよりもチームの優勝につながるための1勝2勝、勝ちの数を増やしていければなと思います。

――どのような投手になりたいですか
本当に『この投手が出てきたら安心だな』って思われるような信頼のあるピッチャーになれればいいと思います。

――神宮のマウンドで優勝するイメージはありますか
まだ正直ほど遠いので、もっと数投げて、リーグ戦にいい状態を持っていければいいです。現時点ではイメージはまだかなという感じです。

――最近チームで話すことは
最近は遠征があってチームで話す機会がなかったんですけど、練習の時は3連覇に向けてという話はしますし、みんなそこに向けてやっていると思います。またみんなでミーティングする機会もあると思うので再確認じゃないですけど、そういう意識の確認はできると思います。

――最後に今季への意気込みをお願いします
これまでとは違ったような投球をやりつつ、今まではピンチの場面だけとかが多かったですが今季は軸となってチームが勝てるように投げられればなと思います。

――ありがとうございました

◆齊藤大将 さいとうひろまさ 政経4 桐蔭学園高出 178p・75s 左投左打 投手


齊藤 昨季・通算成績
試合勝利敗戦打者投球回安打四死球三振自責点防御率
昨季
33
2.25
通算
35
252
60 2/3
47
26
66
15
2.23





神宮で冬の成果を発揮する
神宮で冬の成果を発揮する


3連覇へ欠かせない右腕だ。水野匡貴投手(農4=静岡)は昨秋後半からベンチに入れず、秋のリーグ優勝、日本一の瞬間をスタンドから見ることしかできなかった。今季こそ投手陣の軸となるべくオフシーズンに下半身強化を図るなど着実に力をつけてきた。ラストイヤーを迎え、闘志を燃やす水野にお話を伺った。(この取材は3月18日に行われたものです)

――現在の調子はいかがでしょうか
自分の投げている球は全然良くないんですけど、ここから約3週間弱あるので上げていけるようにやっていきたいです。(うまくいってないのは)真っすぐの質というか伸びだったり、キレだったりがうまくいっていないですね。それが走ってきたらハマってくるんじゃないかなと思います。変化球は良くなっています。特にスライダーですね。

――オープン戦にも多く登板されています
まだゲーム感というのが全然なくて、少し周りを見て試合の流れとかを敏感に感じ取れるようにしないといけないなと思います。試合中監督からアドバイスを頂いて、少しずつハマりだしているところともあります。(具体的なアドバイスは)下半身の意識がなくなってきているので、下半身の意識をちゃんと持つようにしています。

――この冬はどのようなことを取り組まれてきましたか
下半身強化で、走り込みとトレーニング、体幹部分はもちろん鍛えてきました。去年の冬もジムに通っていたんですけど、種類の違ったジムに行くようにはしました。(新しいジムは)筋トレではないですけど、筋トレに近いようなものですね。ただ体重を増やすのではなく、ウエイト中心に体重を増やしました。(変化は)まだ投げ方がまだハマっていないですけど、練習中ではハマっている球とかあるので、そういうのを見たときに良くなっていると思います。投げ方を特に変えようとは思っていないです。下半身主導の意識でやっていますね。(冬季特別トレーニングで教わった)ツーシームは今もやっています。前も投げていたことはあるんですけど、いまいちコツを掴めていなくて。鹿取さん(義隆氏・昭和54文卒)に教えて頂いたら結構わかりやすくて、うまく投げられたので、その感覚を覚えられるようにやっています。あとは左手のグローブの使い方、リリースの際に体の外に流れるのではなくて、体の前で止めてというところも教えていただきました。

――今年は西日本遠征もありました
自分の力がまだまだ弱いというか、足りないなというのを実感しました。練習自体もほとんどできていませんでした。ピッチャーは走ることだったり、体幹トレーニングだったり自分の時間も多く取れたのでそれなりにできたと思うんですけど、野手は大変だったのかなと思います。

――昨季はどのようなシーズンでしたか
チーム自体リーグ優勝して、日本一になったんですけど、それに関して自分は何も貢献できなかった、全然できなかったという悔しさ、もどかしさがすごくあって。ラスト自分たちの代になるんで、絶対結果を残してやろうって感じですね。(先発へのこだわり)今の段階では先発とかどうこう考えている状況じゃないので、とにかく与えられたポジションをしっかりオープン戦でこなせるようにやっていくだけです。

――昨年の4年生はどのようなものを残してくれたでしょうか
柳さん(裕也選手・平29政経卒・現中日ドラゴンズ)とか星さん(知弥選手・平29政経卒・現東京ヤクルトスワローズ)とかもリーグ戦の試合の時に気持ちの入り方とか、投げる姿勢っていうんですかね。強気のピッチングをしていたので、すごいそれは自分の中で印象的ですね。自分の性格的に考え過ぎてしまうってことがあるので、そこがもっと自分でコントロールしていかないとなって感じですね。

――今年はラストイヤーです
自分より上手いピッチャーが多い中で自分は全然結果を出せず、足を引っ張っている状態なので、ラストシーズン、4年生ということでもっと自分の気持ちを出していろんな面で引っ張っていけるようにしたいです。(変化は)自分なりには個人の練習、私生活、寮生活でも意識しているんですけど、まだまだなのでもっと高い意識を持ってやっていきたいですね。

――今季の目標をお願いします
もちろんリーグ3連覇です。個人としては優勝に貢献できるように。どんな形でもいいので優勝に貢献できるようにすることですね。数字出せるくらい1シーズン通してできていないので具体的な数字は難しいですけど、自分が投げる試合は全部勝つ。それだけです。昨年の4年生が2連覇という形でバトンタッチしていただいたので、3連覇して日本一になれるようがんばります

――ありがとうございました

◆水野匡貴 みずのまさき 農4 静岡高出 183p・82s 投手 右投右打

水野 昨季・通算成績
試合勝利敗戦打者投球回安打四死球三振自責点防御率
昨季
17
0.00
通算
22
183
45
33
18
41
10
2.00


[星川裕也・浜崎結衣]


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