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泥臭くゴールに向かう櫻井

サッカー部  東京23FCに1−0で勝利 天皇杯出場まであと1戦/東京都トーナメント

◆3・22〜4・8 第22回東京都トーナメント(味の素フィールド西が丘他)
▼4・2 対東京23FC戦(駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場)
 ○明大1−0東京23FC
[得点者] 
前半9分 櫻井
≪出場メンバー≫
GK 長沢
DF 岩武、鳥海、袴田、森下
MF 柴戸(→山ア=後半37分)、金原(→安部=後半28分)、土居、櫻井(→渡辺=後半45分)
FW 中村健、佐藤
 天皇杯出場に王手をかけた。社会人系の部を勝ち抜いた東京23FCとの天皇杯出場を懸けた準決勝。前半9分、櫻井敬基(政経4=藤枝東)の右サイドから上げたクロスボールがそのままネットを揺らし先制。しかし、失点はなかったものの攻め込まれるシーンが多く、ハーフタイムでは修正を図った。後半は、相手のパワープレーにも屈せず手堅いディフェンスで守り切る。1−0で無失点に抑えることができた。

 
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攻撃のタイミングを見計らう土居

 思いがけない貴重な決勝点となった。前半9分、櫻井が右サイドからファーサイドをめがけて放ったクロスボールは、アウト回転がかかりそのままゴールネットへ。「狙ってなかった」(櫻井)と笑顔を見せた。それでも、立ち上がりに点が取れたことで「落ち着いてゲームを進めることができた」(柴戸海・政経4=市立船橋)。学生系から社会人にステージが上がり、質の高いプレーで仕掛けてくる相手にひるむことなく試合を展開させた。
 数少ないチャンスを物にしてきた。昨季は後期リーグ戦から道渕諒平(平29農卒=現ヴァンフォーレ甲府)のサブとして途中出場が多かった櫻井。それでも、持ち味の足元の技術を生かし、4得点を積み上げた。今季はスタメンを勝ち取り、これまでの公式戦全3試合は全て出場を決めている。「常に相手の脅威であり続けることが求められている」(櫻井)。現在、エースストライカーの木戸皓貴主将(文4=東福岡)がケガで離脱しているが「いなかったからダメだとは言われたくないし、いないから負けたと言い訳はしたくない」(櫻井)と得点源として闘志をあらわにした。
    
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森下はフル出場を果たした

 気持ちにスキがあった。前半立ち上がりから相手にボールをキープされ、前半5分には相手にファーストシュートを取られてしまう。クロスバーを越え得点とはならなかったものの「アップから少しふわっとしたものがあって、その雰囲気を試合に持ち込んでしまった」(鳥海晃司・商4=ジェフユナイテッド千葉U―18)とイレブンから甘さが見えていた。他にも左サイドを起点としてクロスを上げさせてしまうなど内容は決して良くなかった。ハーフタイムでは「ベースのところを一人一人が責任持って」(栗田大輔監督)と戦術よりも気持ちの面での甘さを指摘された。無失点に抑えたものの、失点していてもおかしくなかった。「『今日勝ててもこの先優勝できない』と言われた」(櫻井)。負けたら終わりのトーナメント戦。一発勝負でスキを突かれないよう気を引き締めていかなければならない。
 
 Jリーグへの挑戦権をつかみにいく。「勝った中でも気づけることができた試合」(栗田監督)と見つけた反省材料を次に生かさなければならない。次戦の相手は、学生同士の戦いとなる関東リーグ2部所属に降格した国士大。「この先、国士大とやるかどうかわからないので負けで終わりたくない」(櫻井)。3年ぶりの天皇杯出場まであと1戦。一瞬のスキも見せることなく「明治らしく」優勝を狙っていく。

[臼井美理亜]

試合後のコメント
栗田監督

「非常に内容の悪い試合だったので、その中でもなんとか勝ち切れたのはよかったです。反省する材料がいっぱい出たゲームだと思います。まずやっぱり立ち上がりからそうだったんですけど、球際の強さだったり、距離感だったり、運動量だったり。明治の土台となっているところが全然で。アップの時からふわっとしてたので、試合前にその部分をだいぶ締めて試合に臨んだのですが、前半非常に内容が悪かったです。後半はそれでも気持ちが入って、苦しいゲームになりましたけども、勝った中でも気づけることができた試合だったので、よかったかなと思います。基本的なところが全くなっていないと、やっぱりまず、運動量だったり、懸命に球際の厳しさだったりというところが全くできていなかったので、形を求めたり、いいゲームをやろうとしても何も始まらない。ベースのところを一人一人が責任持ってやりましょうと。ミスしてオッケーという空気っていうのはダメだと、ミスはいけない、責任感を持ったプレーというのが非常に欠落しているよね、と話をして修正をしました。4−2−3−1で特にシステムは変えていないです。ダブルボランチを置いて、相手がロングボールとショートパスをつなぎながら縦にいれてくることは予測されていたので、最初からセットした状態で後ろから見ようというのはイメージしていました。東京23のサッカーをスカウティングというか、映像を見たときに、今日はダブルボランチの方がいいかなと。運動量は大学生の方があると思うんですけど、大学生の力をうまく利用しながら勝負どころでパワーをかけてくるところは、上手さがありましたね。東京23は両ウィングがワイドに張って攻撃してくると、あと1トップの選手がボールを収めてくるし、そこに前線のところで枚数をかけながら背後を狙ってきて崩してくるというチームだと思ったので、そこのところは注意していました。今、長沢と後藤と石田が非常に競っていて、いいライバル関係だと思います。次戦は大学生同士なので、気持ちのいいゲームをやって明治らしいサッカーで勝ったらいいなと思います」

櫻井
「(ゴールは)狙ってなかったです。ただファーに狙ったのがたまたまアウト回転かかって入ったって感じです。前回の慶応戦で得点取れてなくて、なので自分自身、結果を絶対出してやろうという気持ちでしたね。起用してくれた監督やスタッフに勝負できるというのを証明したかったのでそういう意気込みで入りました。社会人チームは単純に上手い。学生の方が走れますけど、頭も経験も高いので、そういう面で苦しくなると思っていましたし、今までやってきた学生とは違うかなと思いました。でも勝てて今はほっとしています。前半は結構ピンチとかもあって、全員がボールに行くことであったり、球際だったり、運動量だったりと明大の三原則である球際、運動量、切り替えができていなくて。そこの部分で前半はやれていなかったです。ハーフタイムでそこの部分を徹底してやらなきゃこの先勝てない、今日勝ててもこの先優勝できないという風にみんなで意思統一して後半に臨みました。後半は相手が蹴ってきてパワープレーできたので、その圧力に負けないでやることが必要でしたし、向こうは負けてて、トーナメントですし捨て身な覚悟できてたので、その面で耐えれて、欲を言えば後半にも点を取りたかったですけど、勝ち切れて耐え切れたのは今後につながっていくかなと思います。ゴールの直前に危なかったシーンもありまし、立ち上がりにフリーで打たれたシーンもあって、いくつか危ないシーンがあって、もし決められていたらどういう試合展開になっていたかわからないですし、隙を見せてはいけないとあらためて感じました。チームとしては、戦術うんぬんじゃなくて、戦うっていうのが徹底できていないので、気持ちの部分で改善できると思うので日頃練習から改善していきたいと思います。これで終わらないように、継続してゴールに向かい続けることをやっていきたいです。今は3トップの右のワイドです。うちは選手層が厚くて、今いない選手が入ったらもっとよくなるかもしれないですが、いなかったからダメだとは言われたくないですし、誰かがいないから負けたと言い訳はしたくない。いなくても勝てるという風にしたいと思ってます。去年は途中からが多くて、途中からでも結果を出すこと、自分の役割をすることが目標だったんですけど、今年は90分間通してゴールに向かい続けて、前半だけ、後半だけじゃだめだと思ってるんで、サッカーは90分なので、90分通して、まとめるじゃないですけど常に相手の脅威であり続けることが求められていると思います。結果を出すこと、ドリブルで相手を抜いたり、クロスをあげたり、ゴールに貪欲に進んでいくことが自分の役割だと思います。自分は器用なタイプではないので、泥臭くゴールに向かいたいと思います。僕らが1年の時に天皇杯決めたんですけど、東京都トーナメントを勝ち抜くことはすごく難しいことだと1年生の頃からわかっていました。その1年生の頃に東京都トーナメントの慶応戦で逆転で決めて、危ない試合だったので難しさはわかっています。その経験を無駄にしないように油断せず、今年は全部のタイトルを取りにいくつもりなので、勝ってJリーグに挑む切符をつかみたいです。甲府の時、メンバー外で学校もあって応援にも行っていませんでした。当時はついていくのに必死だったので自分がJリーグでやるとか考えられなかったです。僕らでJリーグを倒して越せればいいかなと思います。次戦、2部相手に負けるわけにはいかないです。この先、国士とやるかどうかわからないので負けで終わりたくない。絶対負けたくないです」

柴戸
「立ち上がりに点を取れたっていうことで、落ち着いてゲームを進めることができました。最後ワンプレーで攻められましたけどしっかり後ろが体を張ってくれて守れて、1−0っていう硬い試合でしたけど勝てたってことが次につながったのでよかったかなと思います。(社会人チームとの試合でしたが)大学生だったらもっとガツガツくるかなって部分はありましたけど、社会人チームはうまさがあって、そこの部分で人数をかけて攻めてくるっていうことだったのですが、明治がやってる守備っていうのが今回の相手にはうまくはまったので、もっともっとやっていかないといけない部分はありますけど、しっかりとした守備で守れたという部分はありました。社会人チームとはあんまりやったことはなかったですけど、足元がうまいなというふうに感じました。(途中交代は今日の試合中のケガですか)そうです。膝が入ってしまったので交代したんですけど、次の試合は大丈夫です。(前半は攻められていたという印象だったが、後半どう修正したか)やっぱり三原則の部分はハーフタイムにも栗田さんに強く言われましたし、そこは自分たちも感じていた部分だったのでそこはもう一回やろうって話しました。あとは厳しさだったり戦うという部分でまだまだ前半は特に甘かったので、そこはもう一回明治の基準というかそこを詰めなおして後半やっていこうというふうになりました。(次戦勝てば天皇杯出場ですが意気込みを)トーナメントなので、内容どうこうってよりは勝つってことが大事になってくると思うので、もう一回今日出た反省を生かして練習からもっともっと攻守においてしっかりやっていきたいなっていうふうに思います」

鳥海
「アップから少しふわっとしたものがあって、その雰囲気を試合に持ち込んでしまった前半で、後半はそれをしっかり改善できました。(開始早々、相手に左サイドを起点としてクロスを上げさせてしまったが)明治の基準として、クロスを上げさせない打たせないという部分があったんですけど、そういう場面で上げさせてしまいました。中の対応もしっかりできていなかったということもあります。ああいう一瞬のスキとかで負けてしまうと思うので、この一週間修正してしっかりやっていければいいと思います。(ハーフタイムで修正したこと)前半にふわっとした雰囲気があったことは監督からも言われましたし、そういう雰囲気があることは気付いてました。ですので、後半はもう一回、闘うということを意識して、球際だったりしっかり行くということを統一して、後半に臨みました。前半よりは良いサッカーができたと思います。(劣勢の中で、ディフェンダーとして意識したこと)本当はボールを保持して、主導権を握りたかったんですけど、相手のプレスの速さとかもあって、下から繋いで取られてショートカウンターを食らうよりも、前からプレスに来ていた相手の空いている裏のスペースに流して、FWに追わせました。ディフェンスの僕からしたら、1点勝っていたので、守るモチベーションにもなって、絶対守ってやろうという気持ちでした。(社会人チームとの対戦)運動量は自分たち大学生の方が勝っているということを感じていました。後半になると運動量が落ちるというのは、やりやすいところではあったんですけど、質という部分では大学生と違って、高かったと感じました。(途中で柴戸選手が交代した後に中盤に入ったが)高校のときにボランチやってて、大学もボランチで入ってきたということはあるので、CB、ボランチ、SBどこでもこなせると思っていたので、そこは違和感なかったです。どこのポジションでも使ってもらえるというのは武器だと思っているので、どこのポジションで使ってもらっても、いいパフォーマンスできる準備をしていきたいです。(次の国士大戦に向けて)やっとここまで来ました。あと1つで天皇杯でJリーグと対戦できる権限を勝ち取ることができると思うので、何がなんでも勝つという強い気持ちを持って試合に臨みたいと思います」

長沢祐弥(政経3=藤枝東)
「チームメイトに助けてもらったなって試合でした。(相手は社会人チーム)特にそういうのは意識せず自分たちのサッカーしっかりやろうっていう話をしていました。(キーパー争い)今、1人のキーパーがスタメンで僕はサブなので、今回そのスタメンの人がケガして僕が出たっていう感じで、もっと頑張らないといけないなと思いました。(前半から後半へ修正したところ)特に戦術ってところではなくて、球際とか運動量とか戦う部分っていうのは本当にしっかりやろうって話をして、根本的なところから変えようって話をしました。(無失点に抑えました)それはうれしかったです。(次の試合は)とりあえず勝つことだけ考えてプレーしたいと思います」

佐藤亮(商2=FC東京U―18)
「学生系から社会人に1つステージが上がって、相手のレベルが高くなるということは分かっていました。その中で自分が結果を出せれば一番良かったですけど、結果としてチームが勝てたことが一番大きいです。また、課題がたくさん見つかったので、今後につながる試合になったと思います。(自身の課題としては)一番前のポジションをやっているからには、結果を出さないといけないと思うので、まずは結果にこだわっていかないといけないです。あとは、もっと前線で収めて、攻撃の起点になれれば一番良かったです。でも、レベルが上がって、相手のフィジカルが強くなった時に、少しミスが出たり、潰される場面がありました。そこはもっと練習でも試合でも修正していかないといけないです。(劣勢の試合展開の中で意識したこと)自分が起点になって、裏に抜け出したり、足元でしっかり収めて、味方が上がってくるのを待って溜めを作ることができれば良かったんですけど、できなかったです。(3連続ゴールにはならなかったが)常に心掛けているのは結果を出すことだし、やっぱり結果を出さないとFWは評価されないので、その中で勝ちはしたものの、内容にこだわった時に自分に目を向けたら、点は取れてないし、攻撃の起点にはなれていなかったです。勝てたことが何よりも大きいですけど、その中で自分の課題に向き合っていかないといけないと思います。(前半接触プレーがありましが)打撲はしましたけど、たいして大きいことではなかったです。プレーには影響はないです。(これからは)そうですね。やっぱり自分が結果出して、チームを勝利に導きたいです。Jリーグと対戦するにはもう1つ勝たないといけないので、何としてもチームに結果で貢献して、Jリーグと対戦して、Jリーグを倒したいと思います」



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