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流れを変える同点ゴールを放った櫻井

サッカー部  学芸大に4−1で快勝 新チーム初の公式戦/東京都トーナメント

◆3・22〜4・8 第22回東京都トーナメント(味の素フィールド西が丘他)
▼3・22 対学芸大戦(法大多摩校舎城山サッカー場)
 ○明大4−1学芸大
[得点者]
前半23分 櫻井
前半32分 鳥海(←中村健)
後半35分 佐藤亮
後半45+1分 中川
≪出場メンバー≫
GK 後藤
DF 岩武、鳥海、袴田、岸本英(→森下=後半37分)
MF 金原(→渡辺=後半18分)、中村健、安部、柴戸、櫻井
FW 佐藤亮(→中川=後半43分)
 今季初の公式戦を勝利で飾った。天皇杯出場への第一歩である東京都トーナメント学生系の部Aブロック準決勝の相手は、予備予選を勝ち抜いた学芸大。同大は関東リーグ2部所属だが前半19分にパスミスからボールを奪われ先制点を許すことに。それでも、その4分後に櫻井敬基(政経3=藤枝東)が同点弾を放つと、セットプレーから追加点を挙げ逆転。迎えた後半でも勢い止まらず後半35分に佐藤亮(商1=FC東京U―18)がネットを揺らし、アディショナルタイムには途中出場の中川諒真(農1=浜松開誠館)がダメ押しの4点目。結果4−1で完勝し、手堅く駒を進めた。

 今季のカラーが見えた。新チーム発足後初の公式戦となった今試合、フォーメーションは4−3−3を採用。昨季までは、小出悠太(政経4=市立船橋)、河面旺成(政経4=作陽)など大学屈指のDFを使った4−4−2がメインだったが、今季は攻撃的な選手の層が厚い。今試合でも、持ち前の突破力でRWGとして同点ゴールを決めた櫻井、キックの正確さを武器にCHとしてゲームメークした中村健人(政経1=東福岡)、CFとして出場した佐藤亮もハードワークから相手の守備を打開し得点した。「強みが出るシステム」(金原唯斗・農3=ジュビロ磐田U−18)と個々の能力を生かせるポジションで、中央突破、サイド攻撃など戦術の幅を広げた。しかし「細かいこと言えばまだまだ」(栗田大輔監督)とまだ未完成の状態。強豪の進化に期待がかかる。

 3年間の思いを最後の年にぶつける。4年次にして初のスタメン出場となった金原。自身の持ち味である味方との連携を駆使して、勝利に大きく貢献した。流れを変えた櫻井の同点弾も金原のゴール前のワンツーパスが起点。高いポテンシャルを見せつけた金原は「今日にかける思いはすごくあった」と振り返った。もともと高い実力を兼ね備えながら、ケガに苦しめられた3年間。1年次は腰の分離症、2年次には足首の捻挫を繰り返した。3年次の春には監督に見込まれ1カ月間ドイツに留学したものの、帰国3日前の練習でまたも大きい捻挫をしてしまった。復帰後も調子は上がらず3年次もトップチームに定着することはなかった。それでも、今季は副将としてチームを背負う。「チームの核となるような選手になる」(金原)。積み上げてきた全てを発揮していく。

 天皇杯本戦まであと3戦となった。学生系の部を勝ち進み、東京都トーナメント本戦で優勝することで、プロチームに挑戦できる唯一の大会となる天皇杯の切符をつかめる。次の相手は同じ関東1部リーグ所属の慶大。「勝つことを目的に頑張りたい」(栗田監督)。今試合で見えたチームと個々の課題を修正し、万全のコンディションで臨む。3年ぶりの出場に向け、勝ちにこだわっていく。

[亀井笙子]

試合後のコメント
栗田監督

「今年公式戦初めてだったので内容どうこうというのはあるんですけど、トーナメントですし勝つということがチームが良くなる1つの要因なので、そこだけを目的にやったので、その中で結果が出たのでよかったかなと。細かいこと言えばまだまだなんで、それは一個一個潰していきたいと思います。(先制点を許したことは)こっちのミスからの失点だったので、試合前にトーナメントの原則は失点しないこと、戦うこと、諦めないことっていう3つを挙げていて、それで昨年の総理大臣杯優勝とか経験を積んでるんで、そういう意味では失点してしまったのはまずかったなって思います。(選手の起用はどのように決めたか)シーズンインからずっといろいろな選手を試してきたなかで、今一番状態のいい選手を使っています。(今のチームの雰囲気は)新チームになって、みんな一生懸命頑張ってるんだけど、まだ重さとか強さとかっていうものかにじみ出てないので、学生みんなが自分たちで作り上げてるような状況ですね。雰囲気は悪くないですけど、まだまだこれからだと思います。(手応えは)1ヶ月前はボロボロだったので、そういう意味ではちょっとずつは良くなっていますけど、明治が忘れちゃいけない個人の責任とか球際ところとかあるんでそのへんはもっと厳しく追及していかないとこれから勝ち抜けないと思います。(昨年の東京都トーナメントは初戦敗退でした)昨年それを経験している選手もいるのでこの一戦目にかける思いっていうのはあって、そういう部分が生かせれて今日勝つことができたんじゃないかと思います。(次戦に向けて)慶応と聞いたんですけど、まだ全然分からないですし、うちもまだまだこれからの状況なので勝つことだけを目的に内容どうこうよりもそこを目的に頑張りたいと思います」

柴戸海(政経3=市立船橋)
「今日は勝つことだけを意識してやってきた中で先制点を食らってしまったんですけど、そのあと冷静に得点を奪えて結果4−1で終われたことは次につながったと思います。また今年初めての公式戦ということで難しい試合になることは予想できたんですけど、そこで一人一人がしっかりやることを統一できたっていうことは今日の勝利に結びついたと思うので、今日は良かったかなと思います。(ゲームキャプテンとして臨まれた)皓貴(木戸・文3=東福岡)が出られない中で、自分が引っ張っていかなければいけないですし、ピッチ内でチームメイトにプラスの声をかけていける存在は必要だと思うので、そこは自分が率先してやっていくべきだと思います。まだまだですけどこれからもっといろんな声かけだったり雰囲気を変えていけるっていう選手になっていけば、チームとしても僕個人としても成長できるかなっていうふうに思います。(どういう声かけをしたか)基本的にはポジティブな声だったり、落ち込んでいる選手がいれば盛り上げる声だったり、チームの流れとか空気感とかを読んで、プラスの声かけっていうのが多かったです。(今のチームの雰囲気)気合いも入っていますし、一人一人のやることっていうのも徹底されていて、公式戦に臨むっていう雰囲気だったり空気感っていうのはすごくいいものがあります。まだ分からないですけど、もし負けたり結果が出なくなった時こそ自分が声をかけていかなければならないので、こういう勝っているときやチームに勢いがあるときは僕はそれほど必要ないと思うんですけど、難しいときだったりうまくいかないときに自分の力を発揮するために今やるべきことをやっていくって感じだと思っています。(新チームの手応えは)選抜で少し離れていたんですけど、選抜に行く前と行った後でやっぱりチームの雰囲気も変わりましたし、やることも統一されているので手応えはかなり感じていますけど、やっぱりもっともっと強い相手が出てくると思うので、そこで結果を出すためにもっともっとやっていかないといけないと思います。(選抜はいかがでしたか)ドイツや韓国に行かせてもらって、ピッチ内外のところでいろいろ感じることができました。ピッチ外で言えば、改めて多くの人だったりいろんな人の支えだったり協力っていうのがあって自分がサッカーできているというのを感じました。ピッチ内で言えば、レベルが高い選手が集まっている中で今後リーグ戦やトーナメントで当たる選手と一緒にプレーできたっていうのは明治にも持って帰ってきた部分もありますし、自分個人としても選抜で勝負して結果を出していくっていう部分では、まずは明治で結果を出して明治のためにやっていけばおのずとメンバーにも選ばれると思うんで頑張ってやっていきたいと思います。(試合中に右足を)少し痛みはありますけど、次の試合までには直して、全力でまた戦えるようにケアしていきたいです。(慶大戦に向けて)慶応も力がありますし団結力もあるので、それに負けないチームワークで明治も戦っていきたいです。もう一回いい守備からいい攻撃という部分で、三原則だったり打たせない上げさせないということを次の試合までに徹底してやって、あとは決めるべきところで決められる力をもっともっとつけていきたいなと思います」

金原
「チームとしてはまず勝つということを重点に置いてやって来ていたので勝ててよかったです。結果として4-1で勝てたということはチームとして良い方向に向かうことになるので、今年初めての公式戦で勝てたということは良いかなと思います。でも、内容のところでは個人としてもチームとしてもまだまだ課題を感じました。チームの課題としてはやっぱり前線からの守備と明治の三原則です。個人としては、ボールに関わるプレーが持ち味なんですけど、その関わりが減ったという部分、あとは運動量の低下したこと。あと、自分は前の選手なので、ゴールに仕掛ける動きだったり、ラストパスの精度をもっと詰めていかないと今後スタメンで出て90分間戦える選手になるにはまだまだそこが足りないと感じました。(普段のポジションは)4-3-3に関しては左ウィングか柴戸や中村健がやっているポジションです。 (自分の持ち味)僕はやっぱりつながりを持って、ゴールに迫っていくところです。ワンツーで剥がしたり、自分がワイドに張っておいて縦パスが入った味方に対しての前向きのサポートだったりです。個人で打開というよりはチームメイトと関わって、繋がって、ゴールに向かっていくところが持ち味と考えています。あとは、ペナルティーエリア内でのアイデアだったりというところが自分の持ち味です。(プレシーズンで試してきた4-3-3)プレシーズンの一番最初は上手くいかないことだらけだったんですけど、練習試合だったり、韓国遠征だったり、静岡遠征というのを経験していく中で、どの選手にも4-3-3というフォーメーションに手応えがありました。プレシーズン当初の流れだと天皇杯は4-4-2に戻すんじゃないかなというのがあったんですけど、やっていく中で自分たちにも手応えがあったので、今日4-3-3で行くと言われても何の不安もなく、むしろ強みが出るシステムだなと感じています。(初スタメンはどうでしたか)今まで積み上げてきたケガだったりで出られなかった分、今日にかける思いはすごいありました。途中交代という不甲斐ない結果ではあったんですけど、チームのために働くという芯はぶらさずに出来ていました。これからリーグ戦だったり、天皇杯が続くので、試合で関われるように日々の練習からやっていこうと思います。今はケガをせずにやれているので、ここからコンディションを上げて、チームの核となるような選手になれるように頑張っていきたいと思います」

櫻井
「先制されてみんな立ち上がり固くなってしまったけど、自分たち信じてやれば絶対勝てると思ってたので、当然といえば当然なんですけど、勝ててほっとしてます。自分はやっぱり結果が全てなので、そういう意味で今日はワンゴールワンアシストという結果が残せたのはよかったと思います。(ゴールシーン)無我夢中であんまり覚えてないんですけど、監督から『仕掛けろ』という声が掛かっていたので、自分でゴールまで行くことを意識して、プレーしていました。(今シーズンが開幕してチームの状況)みんな目指しているところは、まずは天皇杯本戦出場ということなので、Jリーグを倒すっていうスタンスでいつも練習している。ですので、チームの状況も良いですし、公式戦一発目を勝てたということで、波にも乗っていけるんじゃないかと思います。今日勝てたのは大きいですけど、次の試合に切り替えています。(フォーメーションは4-3-3)去年まで4-4-2でやっていたんですけど、攻撃やフォーメーションのバリエーションを増やそうということで、今年から4-3-3という形で結構やっている。うちは前線に上手い選手が多いので、前に人数をかけて崩そうということをスタンスとして4-3-3をやっています。今日もすごく機能していて良かったです。(昨年はここで敗退)去年のことはあまり意識してなかったんですけど、去年と同じ失敗は絶対にしないということを監督にも言われてました。やはり負ける相手ではなかったですし、自分としてもあの試合は結果を出せてない悔しい試合でした。試合中はあまりそんなことを思ってないですけど、試合やる前だったり、この一週間はそういうところを意識して、練習から取り組んでました。去年はこの試合がターニングポイントだと思っているので、今年はそのリベンジじゃないですけど、借りを返す時が来たかなというふうに思います。(次の試合へ)まずは学生系でてっぺん獲って、リーグ戦も始まりますけど、この天皇杯予選をリーグ戦に良い形で繋げられたらと思います。次も結果を残したいと思います」

鳥海晃司(商3=ジェフユナイテッド千葉U―18)
「トーナメントの1回戦ということもあって、みんな緊張していたし、新チームの1試合目なのでうまくいかない部分もあったんですけど、まずはしっかりと結果を出すことができたので次につながる試合だったと思います。(ロングスローを含めゴール前に放り込まれることが多かったが)ヘディングをする場面がとても多かったです。最初のところでロングスローはないと思っていたので、そこは戸惑いましたけど、試合の中で修正して守るところで守ることができたので良かったかなと思います。(先制点を与えた後はピッチでどのような話を)トーナメントの特に1回戦は何が起こるのか分からないので、失点してもしっかりと自分たちのサッカーをするというところに立ち戻ろうということを話しました。前半のうちに逆転できたことが大きかったと思います。(ディフェンス面でのコンビネーションは)僕は誰とやってもやりやすいと思っていますし、今は誰が試合に出てもいい状況だとも思っています。メンバーは新しくなって、フレッシュな選手たちが生き生きとプレーできているのですごくいい雰囲気だなと思います。(昨年の天皇杯予選では悔しさを味わったが)まずは1戦1戦全力で戦って目の前の相手を倒すことに集中することで、その先の本戦出場というところにつながっていけばいいと思っています。(個人としては全日本大学選抜での遠征にも参加していたが)遠征をやってみて全日本のレベルの高さを感じたし、改めてもっとプレーの質を高めていかないと残っていけないとも感じました。明治に立ち戻った時に全日本のメンバーが引っ張っていけるようにやっていきたいです」

安部柊斗(政経1=FC東京U18)
「昨年自分はそんなにトップチームで出られていなかったので、今年は勝負だなというふうに思っています。自分をどんどん出していかないと試合には出られないので、持ち味であるハードワークとか運動量を練習から出していくことでアピールをしていました。その中で1試合目にスタメンとして出ることができたので、誰よりも気持ちが入っていたと思います。いいプレーしてこれからもどんどん出られるようにとは思っていました。(今日のフォーメーションは)4−3−3です。今年から新しい取り組みとして、新チーム始動の時からやっています。最初の方はチームとしてもディフェンスのやり方とかも分からないところがありましたが、やっていくうちに意思統一できてきて、今日はまずまずだったと思います。4−3−3だと自分はアンカーになるので、持ち味である運動量を出せたかなと思います。(左右にボールを散らすプレーも目立っていたが)アンカーなのでボールを散らすことが一つの仕事だったので、持ちすぎずにワンタッチ、ツータッチくらいではたいてサイドチェンジしてということは監督にも言われていたので、意識はしていました。自分のロングボールからチャンスになる場面もあったので、続けていきたいと思います。(学生系の部決勝となる次戦に向けて)天皇杯は唯一プロ試合ができる大会なので、まずは学生系で優勝できるように一つ一つ戦っていきたいです」

佐藤亮
「スタートから出させてもらって、こういったチャンスの中で、結果として自分が得点を取れたことはすごい今後にもつながると思うんですけど、やっぱり細かい部分を見ていった時にレベルが上がってくるとか世界を見てみると通用するかといったらまだまだ足りないと思うし、そういった意味ではまだまだ課題が残る試合でした。(課題は)背負って受けた時に失わないとか、相手にボールを触らせないで自分でゴールまで運ぶとかです。あとは、今日1点を取ったものの、まだまだチャンスがありましたし、決定機はあったので、そういった1つのチャンスを決めれるような選手になっていかないと今後も通用していかないので、まず決定機を決めるというところと、あとは相手にボールを触らせないで、ゴールまで運ぶというところをもっともっとこだわってやっていかないといけないです。(試合前監督からは)動き過ぎずに自分の仕事であるゴールまでの結果を出すことなので、ファーストチャンスを大事にしろと試合前には言われました。あと、ずっと言われ続けているのは、動き過ぎて頂点の選手がいなくなってしまう場面が結構あったので、動き過ぎずにいかにゴール前で仕事するかということを意識しました。やっぱり、1年生の後期はなかなか結果が出せずにチャンスが回ってこない時期が多かったので、どこかもどかしいところもありましたし、その中で自分でもがいていた時期だったので、そういった悔しさだったり、そういう経験が今日の試合に出たのかなという風にも思いますし、やっぱり選手は良い時だけではないので、そういう悪い時期に自分を見つめ直すことができたので、やっぱり今日だったり今後にもつながっていくと思います。(目標)まずは学生系の部を勝ち抜くこと。その中で個人としてチームのために結果を出して、チームを勝利に導くこと。もっともっと今日よりもハードワークして、チームを前線から鼓舞していきたいと思います」


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