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斎藤主将は終了間際に自らトライを挙げた

明大スポーツ  体同連ラグビー部が学生クラブ全国制覇/東西学生クラブ対抗試合

◆12・25 第15回東西学生クラブ対抗試合(江戸川区陸上競技場)
▼○明大MRC44{10―5、34―0}5関西学大上ヶ原ラグビークラブ

 体同連ラグビー部が、7年ぶりに全国を制した。ラグビークラブ日本一を決める東日本学生クラブ対抗試合。関東学生クラブ選手権優勝の明大MRC(体同連和泉ラグビー部)は、関西学生選手権優勝の関西学大上ヶ原ラグビークラブと対戦した。試合は前半から敵陣でのプレーを続けたが、相手の堅守に阻まれ10―5で折り返す。後半は攻守に高い運動量を見せ、44―5でノーサイド。第8回大会以来2度目の日本一に、選手たちは喜びを爆発させた。


重戦車FWここにも健在

 スクラムから得点のリズムをつくった。前半11分、相手ボールのファーストスクラム。「組んだ瞬間いけると感じた」(右プロップ加澤雅之・商3=明大中野)と猛プッシュでターンオーバーすると、キックでつないだボールを右センター府川隼弥(商3=明大中野八王子)が抑え先制トライ。後半6分にもスクラムターンオーバーから左ウイング小島脩(法4=明大中野)がゲインを切り、パスを受けたナンバーエイト田辺永志(営4=明大中野)がインゴールに飛び込んだ。
 極めつけは後半28分のスクラムトライ。敵陣22メートル内からじわじわ押すと、田辺がこの日2度目となるグラウンディング。セットプレーの核を担ったフッカー内田健吾(政経4=明大中野八王子)は「練習から力を入れていた部分なので結果が出て良かった。前の大会でもスクラムで起点を作っていたので、自分たちの強み」と満足げに話した。
 試合を通して走り勝った。走り屋として自らトライも奪った小島は「練習は基礎的な部分をやった後、ゲーム感覚でタッチフットをして楽しみながら体力をつけていた。今日の勝利はその成果」と勝因を話した。前半は10―5と拮抗も後半は34―0と、チームは攻守に良く動き相手を引き離した。最後はリザーブも全員投入し、登録メンバー全員がグラウンドに。7年分の喜びを、23人で分かち合った。

本気でラグビー、本気で遊び
 決められた時間の中で、高い集中力を持って練習に取り組んだ。「ラグビーをやる時はラグビーをやる、遊ぶ時は遊ぶでオンオフのスイッチがうまくつくようなチーム」。試合後、左センター斎藤隆司主将(政経4=明大中野)は、はっきりとした口調で話した。練習は和泉校舎にて週3回2時間、全員が集まる。4年生も就職活動をしながら積極的に参加した。「(就活中は)面接に練習着を持っていったりの繰り返しだった」(田辺)と、最上級生として取り組む姿勢で引っ張った。
 斎藤主将は4年越しの思いを叶え感無量の様子。自身は高校2年、3年次に花園予選都大会決勝まで進んだ。大学入学時には体育会に入部するか迷ったが「自分たちでラグビーを動かしていきたいという気持ちが強かった。当時から主将をやるという気持ちでいた」(斎藤主将)。指導者がいない中でも、自ら練習メニューを考え取り組んできた。大学3年次にはアメリカへの半年間の語学留学をするなど、ラグビー以外も全力で取り組んだ。「僕らは体育会とは全然違うレベルで、やっぱり体育会の人たちはかっこいい。あそこには勝らないけれど、グラウンドに入ったら本気でやって、グラウンドを出たらふざけて、ラグビー以外も本気でやって。自分たちなりの伝統」と、4年間を振り返り誇らしげに話した。

 次期主将のスクラムハーフ田村慧(政経3=明大中野八王子)は「やはりうちのチームのモットーは『ラグビーを楽しむ』。2連覇を目指して良い所を残しつつ、自分たちにできることを加えていきたい」と抱負を語った。大会史上初の連覇へ向けて、MRCの挑戦は続いていく。

 7年ぶりの栄冠に笑顔のチーム"<"align=right
 7年ぶりの栄冠に笑顔のチーム

[小田切健太郎]

試合後のコメント
左センター斎藤隆司主将(政経4=明大中野)

「悔いなく、ラグビー以外のこともしっかりできで満足しかないです。僕は大学に入る前に、体育会に入るか迷って、こっちに入った。自分たちでラグビーを動かしていきたいという気持ちが強かった。最終的にいい結果で終えられて本当によかった。体育会とはもちろんレベルが違うということと、僕は留学など自分がやりたいこともあったのでこっちでやろうと思ってやってきた。当時から主将をやるという気持ちでいました。僕もそうだったけれど、留学に行く人もいれば、ラグビーを本気でやる人もいれば、ラグビー以外のことも本気でやるというのがうちのチームのいいところ。練習は週3回2時間しかなくて、自分たちに何が足りていて何が足りていないのか、その足りていないことをどうやって補っていくのかを常に考えて練習をやってきた。(7年ぶり優勝の要因は)練習の意味をしっかり毎回説明してきたこと。この練習が何のための練習なのか、この練習が試合にどうやって生きるのかを毎回説明した。週3回2時間、ここだけはしっかり皆で集まろうとやってきた。自分は誉める所をとにかく探して、チーム作りをした。誉めて褒めて気持ち良くさせながら、アメとムチじゃないけれどやってきた。僕らは体育会とは全然違うレベルで、やっぱり体育会の人たちはかっこいい。あそこには勝らないけれど、グラウンドに入ったら本気でやって、グラウンドを出たらふざけて、ラグビー以外も本気でやって。自分たちなりの伝統を。体育会は試合が終わってしまったけれど、僕たちはまだまだだぞと。(来年以降期待したいことは)せっかくこのチームなので、ラグビーをやる時はラグビーをやる、遊ぶ時は遊ぶでオンオフのスイッチがうまくつくようなチームが続いてくれたらと思う」

フッカー内田健吾(政経4=明大中野八王子)
「今年のチームはとにかく自由に楽しく雰囲気良くやってきたので、どちらかというと厳しいようなことはしていなかったと思う。締めるところは締めて、遊ぶところはしっかり遊ぶようにメリハリをつけるようにしていた。(スクラムは)練習から力を入れていた部分なので、結果が出て良かった。前の大会でもスクラムで起点を作っていたので、自分たちの強みだと認識している。前半、自分たちが重視していた雰囲気が悪かった。だからもっと盛り上がっていこうと。良いプレーをして、チーム全体で盛り上がっていこうとハーフタイムで話した。トライのたびにどんどん加速して行ったと思う。今年のチームは下級生中心のチームなので、試合終わってからのミーティングでも下級生から意見出るように心がけていた。試合に出ている4年生は少なかったが、しっかり責任持ってやっていたと思う。例年より厳しい練習をするのではなく、楽しくできるようにしていた。夏合宿でも練習は短く。集中してやった。余った時間は学年関係なく遊んでチームのいろんな人とコミュニケーションを取っていったので、スキルというよりはチームとしての仲を深めたという意味が大きかったと思う。4年生は就活もあったが、ラグビーとは切り離して考えていた。その時期は4年生全員がリーダーとしてチームをまとめていた。最後に優勝もできて、このチームメイトに感謝したい。大学でも楽しくラグビーを続けられて良かった。来年も同じように楽しくやっていれば絶対に優勝できると思うので、がんばっていってほしい」

右プロップ加澤雅之(商3=明大中野)
「本当に嬉しい。チーム一丸となってやってきた形が見えた。個人としても今年ずっと出させてもらっていたのでよかった。高3の都大会準決勝でこの江戸陸で負けてしまったので、絶対に勝ちたいと思っていた。(スクラムの手応えは)組んだ瞬間いけると感じた。そのままFWみんなでいこうと話していて、プレッシャーを与えられた。FW全員の一つの形を見せられた。(後半引き離せたのは)ハーフタイムに各々が修正点を話し合って、FWとBKが改善点を共有し合った。それがプレーにうまく反映できた。来年も日本一を目指してやっていきたい」

ナンバーエイト田辺永志(営4=明大中野)
「今年は比較的若いチームなので、1年生ものびのびできるように4年生が盛り上げてチーム全体が楽しくラグビーをできるようにと心がけていた。それが試合にも現れていたのかな、と思う。今年は元気いっぱいな1年生が入ってきてくれて。4年生は体力的にもしんどいところもあったんですけれども、みんなの明るい顔を見て元気を分けてもらえた。今年のチームは本当に雰囲気づくりに力を入れていた。もともと中学高校でラグビーをやってきた人ばかりなので、基礎の部分はある程度固められている。だからみんなの実力を出せるように、という雰囲気づくりをしていた。去年までは4年生主導でチームを作っていたが、今年は若い子たちがで「自分が!」と出てきてくれたので4年生としてもやりやすかった。今年は就活もあったが、これまでの先輩たちも就活中でも練習には顔を出してくれていたので、みんななるべく出るように意識していた。面接に練習着を持っていったりの繰り返しだった。大会が終わって自分の大学ラグビーが終わる実感もないが、間違いなく一生の思い出になる。来年もこの雰囲気を崩さないで楽しくラグビーができるようにがんばっていってほしい」

スクラムハーフ田村慧(政経3=明大中野八王子)
「優勝はなかなか経験できることではないので、嬉しい。チーム始動時から「優勝できる」と思っていた。喜びは大きいけれど、驚きはそれほどなかった。チームの層が厚かったこととが一つのキーだった。各学年にプレーヤーが揃っていて、リザーブまでしっかり戦力が揃っていた。(今日の勝因は)うちのチームは個々の突破をかみ合わせて勝っていくチームなので、その個々が強い気持ちをもってプレーすることができた。向こうの方が体が大きいチームだったので、ディフェンスではしっかりタックル入って前に出ようというのと、オフェンスの時は外でジャッカルされてヤンボーになることが多かったので、フォローをしっかりしようと。意識を変えて、後半は自分たちのいつも通りのラグビーをできた。(来季は主将として)やはりうちのチームのモットーは「ラグビーを楽しむ」。2連覇を目指して良い所を残しつつ、自分たちにできることを加えていきたい」

左ウイング小島脩(法4=明大中野)
「素直に嬉しい。このチームは特別技術的なことが強かったわけではなく皆で楽しみながらやった結果だと思う。ミスをしてもネガティヴなワードは決して言わずに雰囲気良く戦っていくのが自分たちのスタイル。皆がスターで、どんどん前に前に出れる選手が多い。4年生が上下関係を感じさせないようにしているので、それが雰囲気を作っている。キャプテンもやる時はやってくれて、楽しいラグビーが好きで1番チームを象徴している人だと思う。このチームで4年間やってとにかく楽しかったという印象。練習は基礎的な部分をやった後はゲーム感覚でタッチフットの練習をして楽しみながら体力をつけていた。今日の勝利は普段やっているタッチフットの成果が出たのと、なにより自分たちの雰囲気に持っていけたのが大きかった。前に拓殖大との試合があった時、雰囲気が良くなくて結果的にも負けてしまった。その時に他の4年生ともっと楽しくやろうというのを話した。今日は前半自分たちのミスで攻めあぐねたが、ハーフタイムで自分たちのやりたいことを共有したことによって意識が変わった。個人で攻めていくよりももっとチームで攻めようというのを話した。自分のトライは出来過ぎな結果。10年位ラグビーを続けてきたが、やってる時は辛かったが終わってしまうと寂しいし、やってきてよかったと感じる。来年もこの雰囲気でできたら必ず優勝できるので頑張って欲しい」

フルバック遠藤慎太郎(法2=明大中野)
「昨年日本一になることができず4年生を勝たせてあげられなかったので、今年こそはという思いで臨んだ。相手も強くて自分たちの流れをなかなかつくれなかったが、後半流れをつかんでトライもたくさん取れたのでよかった。チームはとにかく雰囲気良くやることを大事にしてて。雰囲気で流れを持ってくるという感じでやってるので、楽しくやっている。練習はタッチフットから入って1対1のコンタクトだったり、全体での合わせだったりを中心に。絶対負けられない試合だったので、先輩とのコミュニケーションもかかさずにとった。練習中でもコミュニケーションを多くとることを意識してやっている。ここから3年、4年と負けずに3連覇目指して頑張っていきたい」

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