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今季の対抗戦初出場だ


MUST WIN  (13)「半年間試合に出られなかった悔しい思いを、全てぶつける」成田秀平副将  

 自分に、仲間に、相手に勝つ。20年ぶりの日本一になるために。桶谷組が掲げたスローガンは「MUST WIN」だ。本企画では、覇権奪回に燃えるチームのキーマンたちの思いを紹介する。

 第13回は副将を務める成田秀平(営4=秋田工)。今季は5月に行われた慶応との招待試合で左ヒザの前十字靭帯(じんたい)を断裂。長期離脱を余儀なくされたが、この明早戦でリザーブ入りを果たした。リハビリ期間の苦悩、そして自身4度目となる伝統の一戦に懸ける思いを伺った。(この取材は11月22日に行ったものです。)


――5月の慶応戦で前十字靭帯(じんたい)断裂のケガを負いました。現在の状態はいかがですか
 調子はいいと思います。8〜9カ月かかるケガだったのですが、自分が出たいという思いが強かったので、ケガをした段階から明早戦に合わせてやってきました。手術をしたのが6月上旬だったので、そこから6カ月で合わせようと。

――今までこういった大きなケガは
 ないですね。ラグビーをやっていて初めてのケガでした。その分、自分ではケガの直し方が全く分からない状態だったので、トレーナーの方や色んな先生に話を聞きにいきました。

――その時のお気持ちを教えてください
 ずっとラグビーをやってきた中でも、これだけプレーできなかったのは初めて。今回のケガが一番悩んだかもしれないですね。グラウンドに出られないというのはこたえるものがありました。

――どなたかに相談されたりはしましたか
 恩師と言いますか、高校の時の監督だった黒沢先生(光弘氏)とは連絡を取り合っていました。入院した時から、色々な話をさせていただいていて。先週も電話をしたのですが「今後も競技を続けるのだから、無理して出ることはない」と言われて。自分としてはそれで落ち着ける部分はありました。

――リハビリ期間中に具体的にされていたことをお伺いしたいです。まず、8月の菅平での夏合宿には参加せずに東京でリハビリを続けていました
 八幡山に一人で残って、自分でしっかりやるという感じでした。ただ、やはり副将として行かないという決断をするのはとても悩みました。色々な方に相談して、今はチームよりも自分のケガを直すことを優先しろと言われ、決めました。

――ご自身としては合宿に参加したいという気持ちは強かったのでしょうか
 やはり最後の年で副将なので、行きたいという気持ちは強かったです。ただ、最終的にはチームに早く戻ることが大事だという考えになりました。東京では色々なところに通ってリハビリをしていたので、菅平に行って限られたことをやるよりも、そっちの方が大事だなと。
練習でリラックスした表情を見せる成田
練習でリラックスした表情を見せる成田


――具体的にはどこに通っていたのでしょうか
 目白のリハビリ施設と、チームのリハビリの先生が開いている所、あとは自分が卒業後に行くチームの3か所をまわっていました。その3つを日替わりで通って、それがない日は八幡山でトレーニングをするという感じでした。

――八幡山でのトレーニングとは
 ウエートですね。リハビリはリハビリでしっかりやって、ウエートはウエートでやってきました。体重はケガ前と比べて3〜4s増えました。

――合宿期間中、チームの状態を知るためにされていたことはありますか
 BKのことはかなり気になっていたので、梶村(祐介・政経3=報徳学園)や尾又(寛汰・商4=国学院栃木)とはよく連絡をとっていましたね。最後の東海大戦は現地で見たのですが、BKは走ってトライを取るシーンもあって、成長していると感じました。

――対抗戦も好調を保ち、チームとしてここまで5勝1敗です
 水軍(兵頭・農4=仙台育英)や尾又や梶村が中心になってやってくれていました。BKで勝った試合もあります。本当に頼もしいです。

――そして今、そのチームに戻ってきました。ご自身としてゲーム感覚が鈍ったりはしていませんでしたか
 そこは練習で実践的な動きをしていく中でなくなりましたね。不安はあまりないです。

――成田選手にとって、早稲田とはどういった存在でしょうか
やはり特別で、この試合に懸ける思いは違います。トップリーグを含めて1番人が集まる試合になるので、大歓声の中でインゴールに飛び込むあの感覚をもう一度味わいたいという気持ちです。
昨年の明早戦でもトライをマークした
昨年の明早戦でもトライをマークした


――リザーブでの出場となります。意気込みをお願いします
 その場の雰囲気を変えるプレー、流れを変えるプレーというのがリザーブの仕事だと思っています。リザーブで試合に出るのは1年生の時振りですが、去年、剛希さん(齊藤・平28営卒=現九州電力)がリザーブからタックルで流れを変えたように、しっかり仕事を果たしたいです。半年間試合に出られなかった悔しい思いを、全てぶつけたいです。

――ありがとうございました

◆成田秀平(なりた・しゅうへい) 営4 秋田工業高出 176p・80s
 副将。ポジションはウイングとフルバック。トライゲッターとしての嗅覚、スピード、両足で蹴るキック、タックルとすべてのプレーのアベレージが高い。秋田工業高3年次にはキャプテンとしてチームを花園ベスト8に導いた。高校日本代表、U20日本代表。


[小田切健太郎]


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