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主将としてチームを引っ張る松本

明大スポーツ  惜しくも3連覇ならず 関西学大との決勝に敗れる/全日本大学選手権

◆11・5〜27 第8回全日本大学選手権(駒沢オリンピック公園陸上競技場他)
▼11・27 決勝戦(駒沢オリンピック公園陸上競技場)
 明大7―9関西学大○
スコア
チーム前半後半合計
明大
関西学大

 前人未到の3連覇には惜しくも手が届かなかった。全日本大学選手権の決勝戦の相手は、昨年も対戦している関西学大。前半、1点を先制するも、相手に3連続得点を許す。しかし残り9分から横川蒔穂(法4=明大中野八王子)のフリーシュートからの得点を皮切りに3連続得点で一気に逆転し、4―3で前半を終える。1点差を守り切りたい明大だったが、後半は相手の猛攻を浴び、6点を与えてしまう。何とか逆転を試みるが、相手の固いディフェンスに阻まれ、一歩及ばず。7―9で敗れ、大学女王の座をつかむことはできなかった。

 一気に攻めたてられた。前半を4―3の1点リードで終え、後半に突入。開始から4分、ゴールを決められ同点に追い付かれる。そこから一進一退の攻防が続き、7―8の1点ビハインドで残り2分。木島朱理(文3=都立国立)が同点のゴールを決めるも、その直前のプレーがファウルとみなされ、ノーゴールに。「最後シュートが決めきれなくて負けてしまった」(木島)。その後とどめの9点目を浴び、7―9と2点差で敗れた。

 『打倒明治』を掲げた関西学大の猛攻を受けた。「一人一人の気持ちがすごくにじみ出ているのは感じた」(松本紗来良主将・商4=都立国分寺)。相手の個人技術の高さとスピードに圧倒され、後半は6点を与えてしまう。一方、後半終了間際は、果敢にゴールに攻め込むも、相手の固いディフェンスに阻まれ決め切れず。「3連覇って難しいんだなって感じた」(松本)と、勝ち続けることの難しさを感じた試合となった。

 次に挑むのは全日本の舞台だ。「リベンジしたい」(松本)。準決勝に勝ち、決勝に上がれば、再び関西学大との対戦が濃厚となる。準決勝の相手は明大のOGも在籍するクラブチームだが「一戦一戦絶対に勝って行きたい」(木島)と、日本一を見据える。「私たちは負けたからこそ強くなれる集団」(松本)。この悔しさを糧に、4年間の集大成となる全日本に挑む。

[織田有衣子]

試合後のコメント
松本

「単純に相手が上手いなって感じました。もちろん一人一人の個人技術が高いのは知ってたけど、その上にスピードだったり、球の速さとかシュートの速さだったり、一人一人の気持ちがすごくにじみ出ているのは感じました。自分たちも、もちろん3連覇に向けての気持ちでいて、今まで2連覇っていうのは他の大学でもあって、3連覇っていう、今までに誰も成し遂げたことの無いことをしてみたいっていうのはあったんですけど、やっぱり単純に、3連覇って難しいんだなって感じた試合でした。(気持ちの面で圧倒された部分は)自分たちも1回負けを経験していて、負けたくないっていう気持ちもあったし、勝ちたいっていう気持ちもあったけど、向こうは『打倒明治』っていう気持ちでいて、絶対今年こそリベンジを果たすっていう気持ちでいたので、もしかしたら負けていたのかもしれないですね。でも自分たちも勝ちへの気持ちはあったので何とも言えない。(3連覇へのプレッシャーは)ありましたね。私は主将で『3連覇楽しみにしてるよ』とか言われる中、自分たちは練習試合とかでも結構負けていて、本当に日本一になれるのか、3連覇できるのか、っていう思いはあって、プレッシャーには感じてたけど、逆に『3連覇したらかっこよくない?』っていう気持ちでもいたので、そのプレッシャーも楽しむっていう思いでもやっていました。(あと一歩及ばなかった原因は)これと言ってはないけど、相手の一人一人の技術の高さっていうところと、スピードだと思う。(最後のシュートはノーゴールになったが)ノーゴールにはなったけど、木島がしっかりシュート決めたっていう点では、実際は決まったって思っているので、そんなに特に何か思うっていうのは無い。(今年1年主将としてチームを引っ張ってきた上での苦労は)苦労はあるはずだけど、こう思い返すと無いのかなって思う。本当は副将をやって主将に上がってくるけど、自分自身、副将の経験は無くて、オフェンスのサブリーダーをやっていて、『主将をやってほしい』って言われました。私は引っ張るタイプではなくて、いろんな人に支えられながらここまで来れたので、苦しい時に後輩に見せられない顔は同期に見せて、どうすればいいか分からない時は相談できる同期とか先輩とかコーチがいたので、もちろん苦しい時もあったけど、周りの人に支えられてここまでやってきたので、本当に感謝しかないですね。(主将としての努力は)主将とかリーダーが、苦しい時に苦しい顔をしたりとか、うまくいかない時に沈んだ顔をしたりとかすると、絶対周りは不安に思うので、苦しい時だからこそ、そこで自分がいい顔で、笑顔で、「切り替えよう」とか、プラスの言葉を言うようには意識していました。それが主将の役目だと思う。とにかく元気よく明るく楽しくやるっていうのは意識していました。(次は全日本選手権だが)やっぱり関西学院にリベンジしたい。さっきも表彰の時に『すごかったよ』っていう言葉を相手に言って『全日の決勝でも当たろうね』って言った。私たちは負けたからこそ強くなれる集団なので、まずは準決勝で勝ち切って、もう1回関西学院と戦ってリベンジして、全国制覇、3連覇っていうのを目指していきたい」

寺西志保美(農4=都立駒場)
「前半は互角の流れだったと思うんですけどこっちがディフェンスを厚めにかけてたこともあって、相手のミスが多かったと思います。なのに、オフェンスが攻められなくて流れをつかみ切れなかったのが良くなかったです。本当は前半でもっと点差をつけられるはずの流れではあったと思うんですけど。後半も流れ自体は悪くなかったけど、ここぞというシュートを決められるかどうかというところで相手との差が出てしまいました。こっちの小さいミスで相手にスキを与えて、それを相手がしっかりとものにしてきたというのが今日の試合でした。自分らのミスが多かったっていうのが今日の敗因です。(持ち味は)スピード力とボールを持っていないところでどれだけ頑張れるかっていうのが自信にしているところで、ディフェンスでも目の前の相手は絶対に止めるっていうのはいつも考えています。あとはボールを持ったときの勢いっていうのは誰にも負けないようにしていて、ボールを持ったときは『自分はゴールまで行けるんだぞ』っていうのを相手に意識させて、ディフェンスを寄せ付けられるようにしています。(今日は)自分が得点を決めたシーンとかは良い流れでいけたと思うんですけど、自分に回ってくるまでにオフェンスでミスがあったりだとか。全体としてのミスを減らさないと、一人一人の良いところも生かせないんだなと感じました。(去年はMVP)今年は4年生としてチームを引っ張る立場なので、自分自分というよりはゲームメークだったり行程の方を重要視していました。(弱い世代という前評判のあった今年のチームの特徴は)今年のチームはとにかく下手っぴなので、成長することでしか強いチームには勝てないと思っていて。毎回毎回練習を積み重ねて次の相手に挑んでいて、その成長度合いっていうのが強みだったんですけど、今回の関学はそれが勝てるところまで達していなかったんだと思います。(惜しくも3連覇を逃しましたがチームの雰囲気は)自分たちの目標はあくまでも今年のチームで日本一になることで、3連覇といっても去年、一昨年の先輩が日本一を達成できたっていうだけなので。自分たちはまだ日本一には達していなかったということで、全日本でもう一度日本一を目指すというだけのことです。悔しさはありますが『3連覇』ということを意識していたわけではないので、全日本こそは自分たちのチームで頂点をつかみたいと思います。今はこのチームで成長する機会を得られたということの方が大きいです。(関学との決勝は3年連続)向こうは『明治』というのをライバル視しているところがあって、2年連続で負けているということもあって気持ちも入っていたと思うんですけど、自分らは『対関学』という意識よりも、『目の前の相手に対して、今の自分たちの力で戦って勝つ』ということを常に考えているので、相手の方がそういう気持ちは強かったかもしれませんが自分たちにはあまり関係ありません。(全日本でも関学との決勝が予想されますが)全日本で当たるのが関学だろうがクラブチームだろうが、自分たちがやることは特に変わりません。どこと当たるからと言って練習を変えるつもりもありませんし、自分たちがやるべきことは今自分たちに足りないところを直して、全日本では今より成長したチームで相手に勝つということだけなので。下手なので、今からどれだけレベルアップできるかが勝負だと思っています。(ラストイヤーに懸ける思い)一応最後の年ではありますが『最後だから』というよりは『この’16メイジで日本一になりたい』という気持ちが強くて、それが4年生という立場に当たっているということだけなので。最後だから絶対に勝つというよりは、今年のチームで日本一をつかみ取りたいと思っています。そのために、私たちのやり方や考えはぶらさずにやっていきたいです」

横川
「一番感じたのは基礎技術と判断力の差です。プレッシャーがある時の1つ1つの判断やシュートをきっちり決め切る詰めの甘さが全体的に出たと感じました。もちろんスピード感のある1対1やグラボやライドなど強みはあったが、ボールをしっかり支配する安定感が今のチームには足りなかったと思います。気持ちの面で負けたとは思ってない。関学が打倒明治といってるのはSNSや新聞を見て知っていた。自分たちも相手をリスペクトはしているが、自分たちの目標はあくまで日本一でこの試合は通過点だと思っていたので、打倒関学だけにはならないで自分たちのラクロスで勝負することを心掛けてやっていました。学生日本一を取れなかったのは素直に悔しいです。もちろん、ここで勝てなくても全日本選手権でクラブチームに勝って日本一になれたらうれしいけど、史上初の学生日本一3連覇のタイトルを取れなかったという事実はすごく悔しいです。(今年は弱い世代といわれていたが)試合に勝ってもまだまだ改善点はたくさんあり、自分たちの技術に驕ることなく挑戦者の気持ちを持ちながら1年間やってきた。今期リーグ開幕から始まり、ブロック戦の東海大では負けを経験しました。1戦1戦を重ねるごとに少しずつチームは成長してきたと思います。(東海大の負けは)今まで公式戦で勝ちしかしらない後輩もいる中で、今の自分たちの技術では負けるというところから、改めて自分たちの技術や考え方を見直すきっかけになったのかなと思います。チームに対して自分が感じていることは試合に出ているAチームだけではなくて、BチームもCチームも1年生も自分たちの技術と向き合って、全員がチームに対して働きかけるようになり、組織としても良くなってきたと思います。(ケガしたときは)個人的なことだが、夏合宿直前でケガしてしまって今シーズン終わったかもと正直思いました。辛い時期もありましたが、結果的には自分自身驚異的な回復力もあり、今シーズンしっかりコートに立てていることに本当に感謝しています。(今日の得点シーンは)マンダウンで流れを変えたい中で自分がフリーシュートをもらってきっちり決められたのはよかったと思う。(全日本では)クラブチームに勝って、日本一を取りたい。全学選手権で負けて全日本選手権での優勝は今までにないことだし、今年は負けてもリベンジして成長していくチームだと思うので、どのチームと戦うことになっても、チームと個人の課題に向き合い成長し続けていきたいと思います」

木島
「今日の試合は出だしから向こうの勢いに乗ってしまって苦しい展開が多かったんですけど最後シュートとか決めきれなくて負けてしまったのが悔しかったです。良かったと思う部分はどれだけビハインドになっても誰1人諦めないで点を取って勝ちに行くぞという気持ちが切れなかったことだと思います。今日特に意識したことはどうしても試合になるとヒートアップしがちなんですけどそこを最後まで冷静な判断ができるようにということを1番意識して臨みました。(優秀選手賞を取れた要因)強みにしているドローを気持ちで負けないように取りきっていけたのが良かったなと思います。取れたのはいいんですけどそれを点にまで結びつけられなかったのでそこを修正して全日本では頑張っていきたいと思います。(この1年で変わったこと)去年はリーグにも全然出れなくて悔しい思いをしたんですけど代が変わって去年までスタープレイヤーだった先輩たちがいなくなって自分が頑張らなければと思って責任の重さが変わったのがプレーにも出たかなと思います。チーム全体では誰かに頼るというよりも一人一人が自分の役割を果たすというところに意識を持って臨んだのが今年だったかなと思います。(これから伸ばしていきたい部分)得点力がないとどんなチームにも向かっていけないと思うので得点力を上げていきたいと思います。(全日本に向けて)この悔しさは絶対に味わいたくないし次からは負けたら終わりなので一戦一戦絶対に勝って行きたいです。関学にもリベンジしたいしクラブチームに自分たちの先輩たちもいるので勝っていきたいと思います」

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