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経験を生かしゲームをコントロールする


CHANCE MAKE  4年生特集(5)カギ握るディフェンスの要 最上級生ガード 會田圭佑   

 全身全霊で挑む。リーグ戦9位と、2部降格の危機を経験した今季。激動の秋を終え、迎えるは11月21日から行われる全日本学生選手権だ。目標は優勝。重ねた敗戦を糧に、下克上を果たしたい。今回は大学最後の集大成としてインカレに臨む4年生たちを特集する。
 勝負の行方を左右するのがこの男だ。2年次からスターターでの出場が多い會田圭佑(法4=市立柏)。相手の攻撃の起点をつぶすディフェンスや精度の高い3Pシュートを武器に、メインガードとして活躍する。最後のインカレも、堅実なプレーでチームを勝利に導く。(この取材は11月17日に行ったものです)

――インカレ目前ですが、チームの雰囲気はいかがですか
「リーグの後半から結構いい方向に来れていて、入替戦でも波に乗れたので、いい感じの雰囲気です。インカレでもこのままいきたいです」

――個人としての調子はどうでしょうか
「自分の特徴のディフェンスとか、3Pとか結構調子いいです」

――リーグ戦の最初は調子が上がっていない様に見えましたが、どこで切り替えられましたか
「慶応戦ですね。それまでモヤモヤしながらやってて、でも慶応戦は自分らしさを出せた試合でした。後半はそれを続けるだけでしたし。チーム的にも、みんなもここで一旦前向きにもなれたと思います」

――モヤモヤというのは
「勝てないのと、プレータイムが伸びない時期もあって。それで考え過ぎて、オフェンスもディフェンスも詰まっちゃいました」

――そういった状況に陥る予感はリーグ戦開幕前はあったのでしょうか
「全然思ってなかったですね。ほんと自由にやろうかなって思ってました。でもいざ始まってみたら全然勝てなくて辛かったです」

――プレータイムが伸びなかった理由はどのように考えていますか
「大事な時に攻め気ですね。4年生として強気でアタックするっていうのができてなくて。そこを求められていたと思いますし。前半は強気な部分が足りなかったと思います」

――関東トーナメントではかなり得点を取っていましたね
「拓大戦ではかなり点取ってましたね。自分でも何であんなに取れてたのか分からないです(笑)リーグの前半は10点取れるか取れないかぐらいだったので、点取れなかったっていうのも波に乗れない原因だったのかもしれないです。後半は15点とか20点近く取れた試合もあったので、調子は良くなってきたと思います」


――會田さんと言えばディフェンスが持ち味だと思いますが
「自分が付くのが点取り屋だったり、相手のガードだったりするんですけど、ガードとかだと特に自分が最初に率先して力入れてディフェンスすれば、周りもディナイ張ってくれたりするので、流れも生まれます。なので心掛けて強めにディフェンスしてますね」

――ディフェンスに関してはリーグ戦の前半のできはいかがですか
「頑張ってはいたんですけどね。監督とかからも『まだプレーに変化が見られない』って言われたりしてて。途中からもっと激しくやろうって思ってやりました。自分の動きだったり、調子次第でチームが上にいったり下にいったりするので、本当にしっかりやらないとって実感しました」

――リーグ戦の期間中はチームでミーティングを何度も行ったそうですが、會田さんから何か言われることはありましたか
「誠(間宮誠学生コーチ・国際4=京北)が戦術面はしっかりやってくれますし、オサ(田中井紘章主将・政経4=山形南)が気持ちの部分を言ってくれるので、特に自分はそんな言ってないです。でも後半になるまでは僕しかスタートでいなかったので、とにかくプレーで見せようって思っていました」

――最近では田中井さんがスターターでの出場が多くなりましたね
「スタートでいてくれると心強いですね。去年はそこまで感じなかったんですけど、今年は特にオサいいなあって(笑)苦しい時も声出してくれるので、助かります。リーグ後半からオサにそういうふうに思うようになって、それと同時にスタートになってますしね。大好きです(笑)」

――4年生として、今年はこれまでと意識の変化はありましたか
「コーチが変わったりして、自分たちがやるしかないし、このチームを変えられるのは4年生しかいないって思いました。それで4年生の間でも色々ミーティングして、いい方向にもっていこうって」

――昨年もコーチが変わりうまくいかないことがあったと思いますが、その点を今年に生かしていることはありますか
「コミュニケーションですかね。去年はコーチと疎遠になっちゃったりしたけど、今年はちゃんと自分たちの意見も聞いてくれるので、コミュニケーション取っていこうって思ってやっています」

――今年は間宮さんが帰ってきましたが、チームに変化は
「塚さん(塚本清彦元ヘッドコーチ)のところでずっとやってきていて、練習の厳しさとか、外から見てて気付いたこともあると思うので、それを自分たちに言ってくれました。そういうところは大きいですね」

――4年生は塚本さんに鍛えられた世代ですね
「今となってはあの練習やってたからディフェンスができるようになったって思いますし、良かったんですけど・・・。当時はやっぱり嫌でした(笑)」

――會田さんが2年生の頃は安藤誓哉(平27情コミ卒・現秋田ノーザンハピネッツ)さんが抜けて、プレータイムが一気に伸びたと思いますが
「とにかくディフェンスしてって感じでしたね。オフェンスは何かと怒られてましたんで(笑)声出すことをずっと言われてて、できたかどうか分かんないですけど、少しは成長できたかなと。僕1年生の頃はディフェンス一番下手だったと思いますよ。良かったです。あの練習のおかげです」

――塚本さんは會田さんと「心中する」と言ってメインガードにされたそうですね
「そうですね。ゲームの入りから終わりまで、ここはどうやって攻めてってことを紙に書いてこいって言われた時期があって。その時にガードとしてどうつくったほうがいいとか、1ゲームの流れを教わることはできました」

――明大にはいった理由やきっかけはどのようなものですか
「ずっと進路決めかねてたんですけど、先生が塚さんにDVD渡してくれたみたいで、それで入れたって感じです。別に塚さんのほうから欲しい欲しいってなってた訳もないですし、僕もとりあえず1部でやろうって思っていたくらいでした。1部に行けたら本気でバスケやるつもりではありました」


――入学した当時驚いたことはありますか
「練習量にまずびっくりしました。僕、高校の頃は自由に攻めて点取ってただけだったので、本当は自分でもっとやりたかった部分もあるんですけど、周りを生かしたり、落ち着かせるプレーが多くなりました」

――高校時代は現在のプレースタイルと違ったんですね
「そうですね、高校は今青学にいる大崎と二人で攻めてた感じです。常にオフェンスの練習だし、ディフェンスは対人でやるくらいです」

――では塚本さんのやり方に合わせるのは大変でしたね
「入って来る前はオフェンスで選手育てるイメージがあったんですよね。シュートとかドリブルとかめっちゃ教えてくれるのかなって思ったら、ディフェンスしかやらなくて・・・。あれって思いました(笑)」

――ガードの難しさはどういった時に感じますか
「点数伸びない時とか、劣勢になった時にそこでどう攻めるかが一番難しいです。今は何となく分かるんですけど、塚さんの時は特に難しかったです。1、2年の時は自分でキープするのも大変だったんですけど、人も動かさないといけないし、全てのオフェンス構築しろって言われてましたし。今は楽しくやれてます」

――齋藤拓実(営3=桐光学園)さんや吉川治耀(情コミ3=京北)さんも主要ガードとして出場されていますが、競争意識は
「ありましたね。僕が2年になって、1年生であいつらが入ってきて、特に拓実は最初からインパクトすごかったですし。焦りというか、どうしようってなったんですけど、そこからディフェンスとかできるようになって、武器って言えるようになったり、3Pももっと磨いて特徴出そうって思い始めました。練習でも常に意識してましたし、負けたくなかったです。いかに自分らしさをアピールできるかって意識してたし、自分が伸びる要因になりました」

――ディフェンスに自信を持ち始めるようになったのはいつ頃でしょうか
「2年のリーグですね。2年の夏にすごい追い込まれて、それ乗り越えてからちょっとずつできるようになって。相手の動きを読めるようになりましたね。夏は仙台で合宿したときに、塚さんにしごかれまくりました」

――どういった合宿だったのでしょうか
「ディフェンスのフットワーク的なのは当たり前にやって、1オン1を永遠に納得いくまでやらされる。そこで1対1の能力は上がったと思います。下級生でもディフェンスできるやつはできてるんですけど、基本を毎日やらされてたので自分はそこは染み付いてます」

――大学4年間で一番の思い出はありますか
「インカレの決勝でベンチに入れたことです。あの観客の数とかは今でも覚えてますし、すごく楽しかったです」

――明大に来て良かったことはありますか
「ちょっとは成長してる実感はありますし、1、2年の時は今プロでやってる人たちがいっぱいいて、厳しい環境でやれたのは良かったです。1年生の時は4年生が3人プロにいって、間近でそういう人たちを見れてモチベーションを上げることができました」

――背番号5を選んだ理由を教えてください
「ほとんど仕方なくです。本当は9番が良かったんですけど、オサに先に申し込まれてて。僕に連絡来た時はもうオサが9番でした。15番もいいなって思ったけど、もう先輩着てたので、1取って5って感じで。9番はスラムダンクの沢北から。15は小学校の時に一番最初にもらった番号です。結果的に今の番号も気に入ってます。ビデオで見て似合ってるなって思います(笑)」


――インカレ初戦の天理大には外人選手がいるそうですが、何か対策はありますか
「対策っていうのはまだあまりしてないです。江戸川の時と同じ感じですかね。やられてるようだったらダブルチームいったりすると思います」

――ベスト4決定戦では、リーグ戦で2敗した専大と戦いますが
「専修とやった時、やられたっていうイメージはなくて、流れさえ来ればチャンスはあると思います。シューターに決められてしまったので、そこをちゃんとチェックするのと、フィリップのところをどう抑えるか。まずそこまでいけるように頑張ります」

――最後にインカレに向けて意気込みをお願いします
「ずっと一生懸命やって来て、あとはもう思い切ってやるだけです。集大成なので、優勝します」

――ありがとうございました

◆會田圭佑 あいた・けいすけ 法4 市立柏高出 180cm ・76kg 登録ポジションはSG(シューティングガード)

[田中愛]


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