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全員でつかんだ勝利は格別だ

ラグビー部  ロスタイム10分越えの大逆転 慶応制し開幕5連勝/関東大学対抗戦

◆9・11〜12・4 平成28年度関東大学対抗戦リーグAグループ
▼11・6 対慶応戦(秩父宮ラグビー場)
○明治31{0―22、31―7}29慶応
◆スコア◆
明治
慶応
前半後半得点前半後半
PG
DG
3122
31
合計
29

 劇的な大逆転で対抗戦5連勝だ! 11月に入り本格的なシーズンを迎えた明治は、同じく伝統校の慶応と対決。前半は自陣でのプレーに苦しみ、終始慶応に主導権を握られ0―22と突き放される。しかし、後半10分のモールトライを皮切りにペースを整えると、最後まで集中力を切らさず2トライ1PGを奪う。最後はラストワンプレーで認定トライを獲得し逆転。ワンチームとなって31―29で勝利をつかみ取った。

土壇場での執念見せる
 ノーサイドの瞬間、大歓声の中で選手たちは笑顔で抱き合い喜びを爆発させた。スコア24―29でロスタイムに突入し、明治ボールでラストワンプレーを迎えた。敵陣ゴール前で慶応からペナルティーを奪うと、マイボールスクラムから福田健太(法2=茗渓学園)がボールを持ち出す。ミスをした時点でノーサイドという緊迫した中、FW陣がフェーズを重ねゴールラインに接近。たまらず慶応がオフサイドを繰り返すと、レフリーが認定トライを認めるホイッスルを響かせた。森田澄(政経4=天理)のゴールも決まり、31―29でノーサイド。「一致団結で取ったトライ」(右ロック古川満・商3=桐蔭学園)。3分と告知されたロスタイムも、ふたを開けてみれば試合時間は90分を越えていた。「本当に、ただただ嬉しかった」(尾又寛汰・商4=国学院栃木)。厳しい時間を乗り越え、最後まで決して諦めなかった明治に、勝利の軍配が挙がった。

勝利につながる好判断
後半35分でのPGを成功させた松尾
後半35分でのPGを成功させた松尾
 勝利へのビジョンは見えていた。14―29で迎えた後半35分、中央ゴール前での慶応のオフサイドで右ウイング渡部寛太(文3=北条)がPG選択を提案。「2トライ2ゴールでは追い付かないので、まずきっちり3点取ってからロスタイムでしっかりトライを取ろう」(渡部)。シーズンが深まってからもフィットネスを繰り返すなど厳しい練習をこなしてきたからこそ、終盤での逆転力を全員が信じていた。最後まで集中力を切らすことなく、賭けとも言える大きな判断で “残り5分とロスタイムで15点差を埋める道”を、選手たち自ら切り開いていった。

課題修正し優勝目指す
前半は慶応のディフェンスに苦しんだ
前半は慶応のディフェンスに苦しんだ
 大逆転の裏には課題も山積みだ。0―22と大きく突き放された前半、終始慶応に主導権を握られた。ブレイクダウンでは、試合を通して6回のターンオーバーを慶応に許し、フェーズを重ねられないまま攻撃のチャンスをつかめなかった。前半24分には、マイボールスクラムから持ち出したボールをノックオンするなどのハンドリングエラーを犯し、自らチャンスを手放し自陣でのプレーに苦しんだ。「今日は勝ったが課題も多くある」(スクラムハーフ兵頭水軍・農4=仙台育英)。次戦に迫る王者・帝京大に勝つためには、同じミスは許されない。

 劇的な大勝利に対し丹羽政彦監督(平3文卒)は「みんなの気持ちが入っていて、この勝利は本当に大きい」と笑顔を見せた。また、今回の結果に伴い大学選手権の出場が決定。2週間後に控える帝京大戦は対抗戦全勝対決となり、事実上の優勝決定戦だ。悲願の大学日本一へ。本当の戦いは、ここから始まる。

[江原璃那子]

◆関東大学対抗戦Aグループ 星取り表  11/6現在◆
 帝京大 明治 筑波大 早稲田慶応青学大日体大成蹊大勝敗
 帝京大 11/20 14時12/3 14時○75―3○42―31○111―0○134―3○91―05勝0敗
明治11/20 14時
○48―28
12/4 14時○31―29
○60―5
○79―0
○70―05勝0敗
筑波大12/3 14時
●28―48
●12―46●20―28○15―13○46―1411/19 14時2勝3敗
早稲田●3―7512/4 14時○46―1211/23 14時○48―19○45―40○71―04勝1敗
慶応●31―42●29―31○28―2011/23 14時12/3 14時○55―0○85―73勝2敗
青学大●0―111
●5―60
●13―15●19―4812/3 14時11/19 14時○21―31勝4敗
日体大●3―134
●0―79
●14―46●40―45●0―5511/19 14時11/26 14時0勝5敗
成蹊大●0―91●0―7011/19 14時●0―71●7―85●3―2111/26 14時0勝5敗


◆対抗戦 対慶応戦の先発メンバー&リザーブ◆
1.PR祝原 涼介(情コミ2=桐蔭学園)→17.久原(後半24分)
9.SH兵頭 水軍(農4=仙台育英)→21.福田健(後半28分)
16佐藤 公彦(法4=明大中野)←2.武井(後半19分)
2.HO武井 日向(商1=国学院栃木)→16.佐藤公(後半19分)
10.SO松尾 将太郎(商2=東福岡)
17久原 綾眞(政経3=佐賀工)←1.祝原(後半24分)
3.PR塚原 巧巳(政経4=国学院栃木)→18.矢野佑(後半24分)
11.WTB山村 知也(営1=報徳学園)
18矢野 佑弥(政経4=城北)←3.塚原(後半24分)
4.LO尾上 俊光(政経4=尾道)
12.CTB鶴田 馨(営3=筑紫)→22.尾又(後半19分)
19石井 洋介(情コミ1=桐蔭学園)←8.前田(後半37分)
5.LO古川 満(商3=桐蔭学園)
13.CTB梶村 祐介(政経3=報徳学園)
20葛野 翔太(商4=深谷)←6.近藤(後半0分)
6.FL近藤 雅喜(商4=東海大仰星)→20.葛野(後半0分)
14.WTB渡部 寛太(文3=北条)
21福田 健太(法2=茗渓学園)←9.兵頭(後半28分)
7.FL井上 遼(政経2=報徳学園)
15.FB高橋 汰地(政経2=常翔学園)→23.森田(後半24分)
22尾又 寛汰(商4=国学院栃木)←12.鶴田(後半19分)
8.No.8前田 剛(営3=報徳学園)→19.石井洋(後半37分)

23森田 澄(政経4=天理)←15.高橋汰(後半24分)


試合後のコメント
ゲームキャプテン・スクラムハーフ兵頭水軍(農4=仙台育英)

「入場のときから、観客席を見てこみ上げてくるものがあって気合いが入った。前半は慶応の激しいブレイクダウンでリズムをつかめずターンオーバーもされてペースを握らせてしまった。ネガティヴに考えずに、慌てることなくやっていこうと話した。入りは今日も悪く、これから課題。練習の入りも悪いことがあるので、練習から改善していきたい。ペナルティーも多かった。気持ちが入り過ぎてからまわりしていたと思う。そこも練習からディシプリンを持っていけるようにしたい。ハーフタイムは、一からゲームをきちんと組み立て直そうと話した。受けに回っていたので、明治のベースラグビーである順目のアタックをしていくこと、ボールをキープすればチャンスは十分にあるからとにかく組み立て直そうと。桶谷もロッカールームに来てくれて『慶応の方がリアクションが上。明治ははやくリアクションをするように』と声をかけてくれた。シーズン入ってからもきつい練習を続けてきたので、最後のきつい時間まで集中してトライを取り切れた。プラスに捉えていたい。最後はベンチから仲間を信じていた。ベンチも全員仲間を信じていた。あの時間帯試合に出てた選手はきつかったと思うので、感謝している。勝った時は、今までの努力が報われたと思って嬉しかった。今日は勝ったが課題も多くあるので、帝京にむけてレベルアップしていきたい」

左プロップ祝原涼介(情コミ2=桐蔭学園)
「チームが今までやってきた成果が実ってよかったと思う。個人的には全然ダメだったので、また一からやり直さなければという気持ち。スクラムもダメで、フィールドも走れず、ラインアウトもミスをしてしまった。次の帝京大はセットプレーがやはり大事になるので、今日のミスを引きずらずにいきたい」

フッカー武井日向(商1=国学院栃木)
「前半は自分たちの硬かった部分が出てしまったり、先制されて良い流れではなかったと思うのでそこは修正が必要だと思う。まだ20点差だから勝てるぞということをハーフタイムで全員で話した。(チーム最初のトライは)モールの練習もずっとやってきたし、FWで点が取れた。チームを勢いづけられたら良かった。慶応にブレイクダウンなどで圧倒された部分はあったが、後半メンバーが修正して勝ちにつなげられたのは良かった。ラインアウトは100パーセントの成功率ではなかったので、常に100パーセントを目指したい。セットプレーは重要だと思うので、修正して帝京戦に臨みたい。今までチームでやってきたことが形となって表れてワンチームになれたので良かったと思う。今日良い形で終われたがまだまだ修正点はあるので、2週間で修正して勝てるように頑張りたい」

右プロップ塚原巧巳(政経4=国学院栃木)
「勝ったことは嬉しいけれど、セットプレーが良くなかったので修正しなければなと思う。(前半押せなかったのは)言い訳がましくなってしまうけれど、レフェリーと合わなかったり、慶応さんの特殊な組み方に対応し切れなかったりした。相手の1番が外から押してくる感じで、内側から入ったらペナルティーを取られてしまったのでそういったところはもっとコミュニケーションを取っていかなければいけないと思った。帝京大は基本的に真っ直ぐ、真正面で押してくると思うので、そこはしっかり力勝負で負けないようにしたい」

左ロック尾上俊光(政経4=尾道)
「前半からもっと後半の勢いを出していけたら楽に戦えたかなと思う。毎試合最初の20分間の入りが悪くて、今度こそはしっかりと入り20分からやっていかないと帝京さんは強いと思うので、2週間でそこを仕上げていきたい。慶応さんの伝統ある攻めのディフェンスはすごくプレッシャーを感じた。今日の明治のディフェンスは、BKは分からないがFWはそれなりに対応できていたと思う。ラインアウトは風もあったりして安定しなかった部分もあったが、何本か相手のボールをスチールできたのはよかったかなと思う。フィジカルは別に負けてはいなかったと思う。ペナルティーについてはこれもまた明治の課題の一つなので、しっかりとノーペナルティーで試合を進められるように頑張っていきたい。ハーフタイムでは怒られた。BKからPGというのが聞こえて、FWは全員BKの指示に従うという旨を伝えていた。2トライ差で追い付かない感じだったと思うので、それでBKがPGを決めて後は俺たちが絶対に決めるからというのを言ってくれたので、それを僕たちも信用した。帝京戦は少しでも気が抜けたら絶対に負けてしまう試合なので、しっかりと気を張って勝てるように頑張りたいと思う。どうしてもFWの勝負になってくると思うので、セットプレー及びブレイクダウン周辺の制圧が重要になってくると思う」

右ロック古川満(商3=桐蔭学園)
「なんとか勝ててよかった。最後はFWでやることはブレイクダウンでファイトして前に出ること、後はBKが外にスペース合ったら取り切ることをみんなで意識統一していた。ロスタイムとか変に意識せずにいけたからよかったのかと。FWがボールキープするというのが第一優先だった。チャンスのスクラムとかの絶対取らなきゃいけないという意識の統一はできていたのでよかった。最後の時間帯はFWはファイトできていた。(ショットを選択したのは)時間が残り5分ぐらいで普通はトライを狙う場面だが、2トライ取っても追いつかない点差だったので、そこで時間を使ってしまうのだったらショットで点取って切り替えるというBKの判断だった。FWではじゃあそうしようって判断だったと思う。決めたことはそれに従ってその後もやり切れた。(兵頭選手が退いた後のキャプテンは)たぶん梶(梶村)だと思います。今日はバイスキャプテンがいない中でみんなリーダーとしての意識を持っていこうということだった。試合の始まりからみんなリーダー意識を持っていたので、兵頭さんが抜けても崩れなかったのだと思う。(認定トライの瞬間は)まさか認定もらえると思わなかったが、アドバンテージ出てたのでFWでいきつつチャンスがあればBKでいってもいいのかなって思っていた。5点で同点だったので、できれば真ん中で取りたいというのかあった。FWがずっとこだわってきた近場でのブレイクダウンで集中力を切らさずやれたというのが認定をもらえた要因だったのかな。敵がオフサイド気味にきてたのでアドバンテージをたくさんもらえたというのがあった。FWはまっすぐ押してゲイン切ってひとりひとりファイトするのを、みんな口には出してないけどできた。日頃の練習のたまものがでたのかなと。アドバンテージもらってからFWも余裕が出て外のオプションも増えた。(慶応のアタック、ディフェンスは)僕らの予想を超えたアタックをしてきた。予想以上の奇襲に対応が遅れた。ブレイクダウンの周りで個人の仕事をやり切ることができずに厳しい前半になってしまった。これからどんなことが起きても対応するということと、ひとりひとりの仕事の精度をあげていく。(ハーフタイムでは)もう終わってしまったことなので0というスコアを受け止めて、僕らが最初にトライを取って勢いに乗らないといけないというふうに話していた。ちゃんと切り替えて飛ばしていかないといけないと思った。(リザーブメンバーが入った後は)まずモールでトライがとれたことと、リザーブの選手が思いっきりやってくれたので助かった。FWで取らないと流れに乗らないと思っていたのでFWでこだわって取れたというのが、みんなの顔色もよくなったし動きもよくなって、僕らのやってきたことが通用するなと思えた。明治がモールでトライを取ると観客も味方に付けれて流れに乗れる。あのときはみんなで取れて嬉しかった。剛(前田)も全力で喜んでいたし、僕もキャラじゃないけど熱くなった。一致団結で取ったトライ。帝京戦ではひとつのミスがスコアにつながるので、まずはミスをしない最低限に抑えるというのを意識してやっていきたい。みんなが発言できる環境を徹底すること、プレーの精度を上げていく」

右フランカー井上遼(政経2=報徳学園)
「まずとりあえず勝ててよかった。前半は明治が全然ボールキープできていなくてそれが前半0点というのになってしまった原因だと思う。とにかくやることをやるだけで明治のベースラグビーをやるだけだった。でも前半はうまくいかなくて。やはり前半入りの20分は課題になっていく。今日はブレイクダウンをしていくなかでペナルティーも出てしまった。そこはこれから修正していかなければいけない。慶応との一戦ということで独特で緊張も大きかった。前半終わってからはもう一回明治の強みのFWから立て直していこうという話をした。最後の円陣はここしかない、こここそ体を張るところだという話をした。最後まで諦めている人もいなかったし最後まで勝てると思っていた。自分としてはブレイクダウンのところをもっと強くしていかないといけない。これから負けらけない帝京と早稲田と続くけどやっぱり勝つしかない。帝京を倒せるのは明治だと思う。しっかり明治のプライドを持って帝京を倒したい」

ナンバーエイト前田剛(営3=報徳学園)
「最初風下を取って前半で我慢して後半自分たちがエリアを取ってゲームを動かしていこう、というゲームプランだった。でも前半ミスが多かったり、慶応がかなりフィジカルでファイトしてきて、そこで優位に立てなかったりと後手後手に回っていた。すごいラインスピードを上げてきて、捨て身でタックルしてくる。慶応の伝統の、魂のタックルにすごい圧力を受けた。リーダーが不在の中、どうやって戦っていくか。自分も3年生で、リーダーシップも求められていると思う。チームが沈んだ時に常に声を出したり激しいプレーをして、チームを鼓舞できたと思う。(ハーフタイムで)阮さんには逆転できると言われた。でも取り急ぐなと。焦ってアタックするんじゃなくて、フェーズを重ねてフェーズを重ねて最後勝てたらいいと。(PGの選択もその言葉があってだったのか)でも小村さんは結果オーライだったと言っていたが、あのチョイスが良かったかはちょっと。でも勝てたので結果オーライだと思う。(勝因は)フィジカルの部分。前半慶応はがんがんにラインスピードを上げてきたが、後半になって落ちてきた。フィジカルファイトで自分たちが勝てるようになって、前に出れるようになった。試合前に阮さんから命を駆けろと言われていたので、厳しい時間帯でも誰一人諦めた人はいなかった。9月10月と例年にないくらい走り込んできたので、走り勝ちというか。疲れてしまうとプレーの精度が落ちたり判断力が鈍ったりするが、自分も前半終わって後半入るときに息が上がっていなかった。そこが大きかったと思う。この試合でワンチームになれたと思う。これまでの試合では桶谷さんに頼りすぎていた面もあった。今日は一人一人が意識を持たなければいけない中、全員が、34年生が特にリーダーシップを持ってやれたと思う。次帝京戦であんな入りをしてしまったら後半巻き返せない。フィジカルで戦って。絶対接戦になることは間違いないので、FWのフィジカルで帝京の大きいFWに勝ちたい」

スタンドオフ松尾将太郎(商2=東福岡)
「伝統の一戦ではあったが、周りは関係なく気負わずいつも通りにやっていこうと。(前半は)相手が結構攻めてきて、ディフェンスがうまくいかずにトライされてしまうシーンが多かった。前半我慢というのは言っていたが、そこの部分でのミスが目立ってしまった。一つ一つのプレーの精度を上げていこうとやってきたが、ペナルティーだったりミスだったりが多くて、きつい試合になってしまった。(ハーフタイムは)前半はとにかくミスが多かったので、ここはもう仕方ないと、後半しっかり切り替えてトライを取っていこうと話した。(自身のキック)前半は風下だったが、ペナルティーでも良いタッチキックが蹴れたと思う。後半も風を利用してエリアは取れていたかなと。(1トライ目のコンバージョンが蹴り直しになったが)試合前レフリーに、アクションする前に相手が出てきたらというのは話していたので、うまいこと出てきてくれて、もう一回しっかり決め直せた。(PGについて)BKで話し合ってとりあえずここで3点取っておこうとなったので、しっかりショットを狙って決めることができて良かった。最後まで諦めずにワンチームでやれたことが、勝利につながった。勝つぞ、やるしかないという気持ちだけ。だから最後も、あれだけミスなくフェーズがつながって逆転できたと思う。(主将副将が不在という中)そこはみんな一人一人がキャプテンという気持ちで、全員がコミュニケーションとってやれていた。(慶応のスタンドオフも同じ2年生だったが)高校時代から試合もやったことがあるし、ずっと仲の良い相手だったので『ゲームメイクを楽しもう』と。お互い切磋琢磨してやれたと思う。今日勝てたことはチームとしても大きい自信になったし、個人としても次の帝京戦にも出れるようにまた頑張っていきたい。これからずっと試合が続くので、準備の段階からしっかりコンディショニングを整えて、ピークをその試合にもっていけるようにしていきたい」

左ウイング山村知也(営1=報徳学園)
「しんどい時間帯もあったが、耐えて勝ち切ったというのが良かった。緊張より楽しみが大きかった。大舞台で強いチームとできるというワクワクが一番。観客も多くて歓声とかもいつも以上に聞こえた。前半の慶応は固いディフェンスで強いブレイクダウンや早いリアクションなど、こっちを上回るプレーをされた結果が出た。負けていた所が明確になっていたのでハーフタイムにしっかり確認できた。相手にランナーがいたのでタックルシチュエーションが多かったので止められるように意識した。攻める時にマークが厳しく相手のプレッシャーがいつもより強いのは感じた。(トライについて)若干プレッシャーが薄くなって相手との間合いがあったので、チャンスだと思ってトライ取り切ってやるという気持ちで走りました。ボールが自分のところに集まればトライを取るだけではなくてキープしていくことも意識しているので、自分にボールが集まってチャンスが生まれればトライと同じくらいの意味があると思う。最後は一致団結して全員でトライを取るという気持ちが見えて、その結果がトライにつながった。次は今日の前半の甘かった部分をなくして、後半流れに乗れたプレーを最初から100%で出していきたい」

右センター梶村祐介(政経3=報徳学園)
「前半はスコアできなかったのは痛かったけど後半に取り返せたのはチームの地力がついてきたのかなと思う。ただ、修正できる課題は出て喜んでいる暇もないので次の試合に向けて修正したい。途中からゲームキャプテンをやって、ペナルティーの判断だけを特に意識して結果PGで3点取れてよかった。反面もう少し楽な試合展開をできたのではと思うのでそこは反省。前半はディフェンスの時間が長くて、後半は風上というのもあってキックすればいつでもエリアは取れるのでできるだけボールをキープして攻めの時間を長くしようと意識していた。PGは渡部の判断で、結果はよかったけど山村のトライがなければ勝つゲームではなかったと思うので結果オーライ。自分だけの判断でプレーしないように、できるだけ周りの声も聞いて判断したほうが絶対いい判断になると思う。これからの試合で僕が判断する場面も増えてくると思うのでできるだけいろんな選手の意見を聞いて判断していきたい。(最後まで接戦で)慶応さんのほうがやりづらかったと思う。僕らは追いつけばいいけど、スコアつめられていたのでメンタリティーは僕らのほうがやりやすかったと思う。ウイングとフルバックを生かすことを今日のテーマにしていたけどそこを意識し過ぎてしまった。自分でいけるところと周りを生かすところの判断が悪かったので、使うところと自分でいくところのメリハリをつけたい。(FWのパフォーマンス)前半は走れてないように見えたけどそれは単純にBKの個人個人のイージーミスで迷惑をかけていた。BKがもっとFWのために動けばチームもまとまる。簡単なミスをなくしていきたい。(ディフェンスで苦戦していたが)僕も復帰して1試合目でまだチームにフィットしていないところもあった。また一週間あればフィットしてくるとは思うので焦ることなく。とにかく今日は勝ち切れたことだけ。入りの部分は自分たちのペナルティーで苦しくなってしまったのでペナルティーマネジメントはまたやっていかないといけない。あと、チームとしてのディフェンスで形がないところで抜かれてしまったのでチームディフェンスを確立させたい。コミュニケーションは取れていたけど、ブレイクダウンで劣勢になっていた。ブレイクダウンで負けると試合展開がだいぶ変わってくるのでブレイクダウンとディフェンス、コミュニケーションはもっと強化したい。(桶谷主将が)いるのといないのとではだいぶ違う。けど、いないなりに僕らも試合を進めて、主将がいない中で勝てたというのは本当によかった。負けてたら桶さんにどんな話をしていいかわからなかったので、買って秀平さんと桶さんに会えたのはよかった。帝京大戦は今日みたいにBK同士の戦いになると思うので、去年もBKでゲインラインを切れてスコアまでもっていけていた。去年みたいに接戦で負けるのではなくて接戦で勝てるよう、スコアをつけて勝てるように2週間やり尽くす」

右ウイング渡部寛太(文3=北条)
「勝つことが最優先だったのでほんとにただただ嬉しい。前半は明治のやりたいことが全然出せなかった。苦しいゲーム展開になるなと前から思っていたのだけれど気持ちが折れそうなところをみんなで鼓舞しあって諦めないでいこうということでこういう結果になったのかなと思う。先制もされてしまってそのまま数トライ決められてしまってそこでもっと入りがよかったらもっと楽にラグビーができて勝てていたと思う。ブレイクダウンで帝京がとてもいいプレッシャーをかけてきて受けていた部分が大きくなってしまってそこを受けるのではなくて負けないようなプレッシャーを与え返すくらいの勢いでいったらもっとよかった。前半、風下でエリア取りが難しくなることはなんとなく想定できていた。なのでまだ20点差くらいなら全然取り返せるという自信もあった。(PG選択をした理由)15点差で2トライ2ゴールでは追いつかない点差、残り時間もあまりなく、確実に成功する位置だったので、とりあえず刻んで射程圏内に入れておこうと思い言った。最後まで誰も諦めてなくてみんないけるという雰囲気になっていっていた。帝京には今日みたいなゲームをしていては絶対に勝てない。今日の後半のようにしっかりとできるように仕掛け調整していかなければならない。帝京はやっぱりここずっと勝って来てない。最初から飛ばしていいゲームをしていかなければならない。粘り強さをキープしていったら自然と結果はついてきてくれると思う。帝京にもしっかり勝ちにこだわっていきたい」

フルバック高橋汰地(政経2=常翔学園)
「前半は風下ということもあって思った通りに自分たちのプレーができなかった。良いキックが蹴れたと思っても風で戻されたりとかあったので、確実に出すところだったりはしっかりしたほうがいいと思う。慶応は思ったよりブレイクダウンが激しいしタックルもひとりひとり強くて、前半はなかなかゲインができなかった。後半は自分たちのラグビーができて良かったと思う。キックの精度が良くないことと、エリア取りでも負けていると思うのでそこはしっかりバックスリーでコミュニケーションを取ってやっていきたい。今日はケガして途中交代してしまったので、しっかり治して次戦で良いプレーをしたい」

佐藤公彦(法4=明大中野)
「前半明治がやろうとしていることがかみ合わなくて、焦っているなと見ていて思った。(ハーフタイムに)FWコーチの阮さんから、お前ら全然気合が足りないぞと。伝統戦で、特に主力の選手がいない中でリードしていくのは4年生になってくる。気持ちを切り替え引き締めた。(最後密集では)FWのみんなで取り切った。そこまで運んでくれるのはBKの選手とかが頑張ってくれたんですけれど、ゴール前に行ったらFWで。明治はFWと言われるので、全員がここで取り切るんだという意識があったので取り切れた。(スクラムまえの円陣では)最後5メートルだったし、STを狙いたかった。前から阮さんにはスクラム組む前にはマインドチェンジだと言われてい、意識はしたがSTは取り切れなかったので悔しい。今まできつい練習を積んできたので、地力がついたのかわからないが、そういう部分が出て取り切れたのかなと思う。今日ブレイクダウンでターンオーバーされることがすごく多かったので修正したい。スクラムであったりラインアウトの精度はFWとして高めていきたいし、まだ帝京戦まで二週間あるので修正し切りたい」

久原綾眞(政経3=佐賀工)
「前半に得点できず焦っていた部分はあったけれど、ハーフタイム中に阮コーチから「負けに来ているんじゃなくて、勝ちに来ているから」と気合を入れて貰って、メンタルを変えて臨めたのが逆転につながったと思う。前半にスクラムを押せなかった中で後半に押せたのは、コーチからも言われた「プライド」ということ。明治のFWとして、そのプライドにかけて押した。最後のスクラムも押せると思っていた。個人としても伝統の一戦で、セットプレーでは絶対に勝たなければと思っていたのでよかった。3年生として、次の世代として、梶村や古川のリーダー格がいることは自分たちにとって刺激になる。帝京大も早稲田もスクラムが強いので、そこをしっかりやって残りも勝ちたい」

石井洋介(情コミ1=桐蔭学園)
「残り少ない時間で中途半端に終わらず全てを出し切って終わろうという気持ちで出場した。トライを取らなきゃ明治は勝てない点差だったのでみんなでミスをさずずっと前に進んでいた。円陣では、みんながここで集中しなきゃ勝てないという話になって、FWからいこうと。最後まで諦めなかったから勝利という結果になった。みんな諦めずにプレーをしていた。(上級生は)点差も離れていたのに焦らずにプレーをしていて経験の差を感じた。出場時間が短くて自分の持ち味があまり出せなかったので次はコンタクトプレーで持ち味を出したい。練習からもっとアピールしたい」

葛野翔太(商4=深谷)
「ラストのラストで粘り勝てたという事は、明治として一歩大きな進歩できたと感じる。主力メンバーがいない中でも慶応さんに勝てたということは、帝京戦に向けても絶対につながる。自分はインパクトと流れを変えるということで出されたと思っていたので、自分から積極的にいこうと思っていた。(最後のゴール前での時間は)FWはここだけが勝負だと言っていたので、気持ちを入れて自分たちで取り切ろうとやっていた。スクラムは後半から自分たちから低くなって組んでいこうと思っていて、そこがよかった。次の帝京大は自分たちは挑戦者なので、自分たちから仕掛けないと崩せないと思うので、アタック面でもディフェンス面でも自分たちからいければと思う」

福田健太(法2=茗渓学園)
「最後結構きつかったが、最終的に今シーズンの目標である「MUST WIN」ができたということはよかったと思う。内容はどうあれ勝ち切れたということが今日の収穫。結構点数が離れていた中で途中入ったが、もう勝つしかないのでとりあえずテンポを上げるところだったりとか、ペナルティーだったらすぐ速攻に仕掛けたりとかそういう自分にできることをしっかりやったら結果につながるかなと思っていた。まあテンポを上げられたのはよかったかなと思う。入るときは小村さんと監督からしっかりテンポアップするようにと言われたので、それが自分の持ち味でもあるのでしっかりやろうと思って臨めた。結構テンポは上げられたと思うが、細かいパスミスだったり1個自分がボールをインターセプトされて、ああいう小さなミスが命取りになると思うし反省しないといけないところなので、そこはしっかりやっていきたいなと思う。テンポを上げていく中でプレーの精度をしっかり上げるというのかまだ自分の課題だと思うので、そこを今後やっていきたい。リザーブとしての役割は、細かいミスはあったが全体的にはよくできたかなと思う。PGは渡部寛太さんが言って、15点差で結構時間もなかったのでそこは賭けだったと思う。でも結果的にあの3点が結構大きかったので、寛太さんの声がよかった。『2トライ2ゴールでは追い付かないので、まずきっちり3点取ってからロスタイムでしっかりトライを取ろう』というふうに上のリーダー陣が最終的に判断したので、自分はそれに付いていくだけだった。判断がよかったと思う。今日伝統の慶明戦で勝ち切れたというのはすごく大きいと思うが、入りが悪いので前半からしっかり最後までパフォーマンスできるように。追い込まれてからではなくしっかりと最初から畳み掛けるつもりでやっていければいいかなと思う。今日勝てたことは収穫だが課題としては結構ミスも多かったので、そういうところを八幡山に帰ってから修正していければいいかなと思う。帝京は勝てない相手ではないと思うし、今は帝京の方が上と思われているかもしれないが明治も明治らしさがあるのでそこの自分たちの強みを伸ばして、そして今日課題で出たところをしっかり帝京戦までに克服して帝京戦に万全な状態で臨めたらいいと思う」

尾又寛汰(商4=国学院栃木)
「前半ゲームが良い方向に動いてなかったので、自分が良い方向に持って行こうと考えていた。相手あってのことなので、自分たちのラグビーをすることは難しい部分もある。前半はブレイクダウンとミスの多さが目立った。ミスをしたときに反応が遅くて付け込まれて良いアタックをさせてしまった。前半メンバーがきつい試合でも逃げずに身体を当ててくれていたので、後半慶応が疲労したときにリザーブのメンバーも動きやすかった。ハーフタイムは、BKはエリア取りとスペースにボールを運んで楽にアタックするということを話した。チームとしてはワンチームになって、この点差をひっくり返してやろう、強い気持ちでプレーしようと話した。(自身のトライは)前が空いていた、そこにいっただけ。あそこまでボールを運んでくれたFWや梶村に感謝している。普段からきつい練習をしてきたので、緊張感のある状態でも勝つという強い気持ちでやってきている。逆転できると最後まで思っていた。ショットを狙って最後2トライを奪おうと考えていた。全員が臆することなくボールを繋いでトライをとろうという気持ちがあったからこそ、勝利することができた。(PGを選択したのは)外から渡部寛太が15点差だから、一本PGを挟んでも良いのではないかと言ってくれて、それを自分や梶村が伝えて選んだ。勝った時は本当に、ただただ嬉しかった。ここで最後ではないが、点差をひっくり返せてきつい練習をしてきてよかったと思った。もっとできると思うので、帝京戦はこのままではいけない。勝って反省できるのは良いと思うので、修正していきたい。1年間帝京に勝つためにやってきた。MUSTWINと掲げている以上、内容にもこだわって勝ちたい。リザーブも含めた全員が一丸となって帝京にむけて取り組んでいきたい。出ている人がAチーム。今出ている選手も出ていない選手も切磋琢磨していきたい」

森田澄(政経4=天理)
「僕が出た時間は負けていたので、ボールを持ったら思い切ってアタックで仕掛けていこうと思っていた。実際ボールを持つ機会を作れたので良かったと思う。(最後の認定トライは)最後まで諦めずにチーム一丸となって、トライを取りに行くという気持ちがプレーに表れた。(逆転のコンバージョンキックは)蹴る場所はど真ん中だったが決めなければいけなかったので緊張したがうれしかった。前半をノートライで折り返してしまったがそこで諦めるんじゃなくて、最後のラストワンプレーまでチーム一丸となって勝ちにこだわってプレーできたことが勝利の要因だと思う。リザーブは元気な状態で入っていくので、チームにエネルギーを与えるプレーをしなきゃいけないとみんなが思ってプレーしたことが良い結果につながった。ここで安心して次の帝京戦で油断してしまったら意味がないので、期間は空くがしっかり次の試合にフォーカスして万全の状態でプレーしたい」

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